こころ支える音楽を病院へ!
-医学生と音楽家が実践する音楽-

現在の寄附総額
920,000

184%

目標金額 500,000円

ご支援いただいた皆様

  • (個人) 111
  • (法人・団体) 0 社・団体

こころ支える音楽を病院へ!-医学生と音楽家が実践する音楽-

コロナ禍で、先の見えない不安や普段と違う生活を強いられるストレスを感じたことはありませんか?それらの感情が大きな問題となっている場所があります。それは病院です。

 私たちは、社会の中で音楽を実践する、こころの健康を支えたいという思いから、行動を起こします。皆さんとともに、この問題に向き合っていきます。

Summary

Have you ever felt stressed by the uncertainty of the future or the unusual life you are forced to lead due to the Corona disaster? There are places where those feelings are a big problem. Those are hospitals.

We take action because we want to practice music in society and support mental health. Together with you, we will confront this issue.

*The summary is translated into English by Tohoku University Fund secretariat.

 

こころを支え、社会の中で音楽を実践していく

私たちは、こころの健康を崩してしまった人の話を聞く度に、こころを痛めています。こころの健康を支える方法のひとつに「自身の状態を知る」があり、ストレスの蓄積や心身の変調を未然に防ぐとされています。

 また、私たちは、音楽を専門的に学んできましたが、芸術として音楽を追究するだけでなく、社会において音楽を実践したい思いがありました。しかし、社会貢献としての音楽は、ボランティアであることが多く、また、場所や機会も限られています。

 こころを支える必要性が高い場所に病院があり、音楽を聴いた人が喚起された感情に気を配ることで、「自身の状態を知る」練習になると考えました。患者だけでなく、医療従事者のストレス、心理的負担も軽減できたらと願っています。

 こうした活動を、私たちにゆかりのある東北地方で行いたいと思い、プロジェクトを立ち上げるに至りました。
 

音楽を用いて病院にいるすべての人のこころを支えたい

私たちは大きく3つの目的を掲げます。

①患者やその家族、医療従事者、病院を利用する全ての人のストレスを緩和する

②患者と医療従事者、地域社会と病院の良好な信頼関係を築くため、両者の橋渡しをする

③「ヘルスヒューマニティー」の視点から、社会の中で音楽を実践する

 

 患者とその家族、そして医療従事者は、病院で様々なストレスを抱えています。特に医療従事者においては、コロナ禍で激務に拍車がかかっています。

 ストレスや心理的余裕のなさは、治療に悪影響を及ぼすだけでなく、患者医療従事者間や医療従事者同士の良好な信頼関係を構築する上で、大きな障壁となります。

 近年、「ヘルスヒューマニティー」という概念が注目され、身体の治療だけでなく、心理社会的側面も考慮する全人的な医療の必要性が叫ばれています。こころを支える方法として対話がありますが、十分な時間が無い、治療優先の現実があります。ここにこそ、「社会の中で音楽を実践する」場があると考えました。音楽は場所や人数を限らずに体験を共有でき、共感性も養うことができます。対話に加え、こころを支える方法として私たちは音楽を提案します。

 

菅野施設演奏①.JPG
 

 

 

楽器とともに、声あるところすべてを回る

私たちは、総合病院を訪問し、生演奏を行う計画をしています。総合病院を訪問先として選んだのは、取り組みたい問題に直面している人数が多く、解決の緊急性が高いと考えたからです。

 訪問した病院には、1日滞在し、希望のある場所を演奏してまわります。外来診療時間であれば、来院した方が落ち着く曲を多くの人が往来する場所で演奏します。音楽を味わいたいという要望があれば、本格的なコンサートを行います。その他、職員の休憩スペース、病棟・フロア、希望のある患者さんの病室など、事前に受け入れ病院と密にコミュニケーションを取り、ニーズのある場所で活動します。

 演奏曲は、専門であるクラシック音楽を軸に構成します。感情カテゴリー、国別カテゴリーなどに曲を整理し、「感情に寄り添うこと」「雰囲気づくり」を重視して演奏曲目を決定します。

 クラウドファンディングで得た資金は、交通費、宿泊費、人件費、楽曲使用料、電子ピアノ購入費、外注費(編曲・作曲依頼)、コロナ陰性証明に係る経費等に使用します。

 


菅野施設演奏②.JPG

 

 

音楽の社会的側面に光を

音楽は、感情を喚起させることができ、また、特に生演奏は、場所や人数を選ばず、非日常空間を生み出すことができます。そして、音楽をはじめとする芸術には、個人の感性を尊重する文化があり、共感性を養うこともできます。

 こうした音楽の特徴を用いて、次の成果を目指します。

①患者やその家族、医療従事者のストレスを和らげ、心理的な余裕をもたらす。

②非日常的な時間と空間を体験してもらい、治療や業務への意欲を高める。

③活動のノウハウを得る。音楽を実践する場となる病院と出会う。

 こうした活動は、成果を数字で測ることは難しいかもしれません。だからこそ、最も重要であるのは、継続して行うことだと考えています。患者・家族と医療従事者、医療従事者同士、病院と市民の関係の構築を助け、音楽が持つ社会性に光を当てていきます。
 

団体紹介

このプロジェクトは、音楽と医学を結び付け、「健康に寄与する音楽」を模索する宮下と、地元東北のため、精神的な復興に貢献したい思いを持つ菅野で企画されました。仙台、東京を拠点に、演奏、指導活動を行っています。音楽と医学を学ぶ経験を活かし、両者の視点に立った活動を目指します。

 

宮下琳太郎 

東北大学医学部医学科3年。桐朋学園大学音楽学部卒業。Fukushima Youth SinfoniettaやKolkata Youth Orchestraをはじめとするオーケストラと国内外で公演を行う。南相馬市より感謝状(東日本大震災復旧復興支援)を贈られる。ホームページ(https://rintaromiyashita.com/)

 

菅野里香

郡山市出身。福島県立安積高等学校、東京音楽大学音楽学部器楽専攻(バイオリン)卒業。同大学院研究科科目等履修生修了。在学中、音楽療法に興味を持ち、介護施設での演奏や社会貢献活動を3年間継続して行なった。


 

<ご注意事項>
・このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、ご寄附をいただいた時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・目標金額を超えるご寄附があった場合は、「ともに・プログラム」をはじめとする学生支援のために活用させて頂きます。

 
<税制上の優遇措置等について>
本プロジェクトへのご寄附は、東北大学へのご寄附となり、確定申告をしていただくことにより税制上の優遇措置が受けられます。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。

詳しくはこちらをご覧ください。

寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。
確定申告の際は、ご本名と現住所(住民票に記載のご住所)、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。

なお、本プロジェクトへのご寄附は、「東北大学基金」の顕彰の対象とさせて頂きます。詳しくはこちらをご覧ください。
 

郡山訪問レポート第1弾!

2024年03月14日(木)

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初めての出張授業!学べる音楽会!

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東京都立小児総合医療センターにて音楽会を実施しました!

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東北大学病院 緩和病棟にて特別演奏会を実施しました

2023年12月25日(月)

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みんなのコンサートに出演しました!

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名取支援学校で音楽会を開催しました!

2023年12月05日(火)

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いつもご支援、応援ありがとうございます。

2023年11月24日(金)

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後援のお知らせ 森出演公演

2023年11月01日(水)

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南相馬市 原町区の小学校で訪問演奏を実施しました!

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キャンドルナイトに出演してきました!

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関東進出!ふちゅうハウスで音楽会を開きました

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8月29日に、ドナルドマクドナルドハウスふちゅうで音楽会を開いてまいりました。東北を飛び出し、関東では初めての活動でした。 スタッフの皆さんと言葉を交わすにつれ、ご家族に対して実に多くの想いがあると分かりました。打…

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未来社会健康デザイン拠点コンソーシアムに参画しました!

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文部科学大臣賞を受賞しました!

2023年08月24日(木)

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マクドナルドハウスせんだいで音楽会を開催しました!

2023年08月23日(水)

7月30日(日)、マクドナルドハウスせんだいにて、音楽会「フェルマータな音楽会 vol.2」を開催してきました。同施設では今回で2回目の開催となります。 ハウスのスタッフとの打ち合わせを経て、今回はみんなが知ってい…

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宮城県立こども病院で音楽会を行いました!

2023年08月22日(火)

7月29日(金)、宮城県立こども病院拓桃館の病棟にて、入院しているこどもたちへ音楽会を実施しました。 事前のヒアリングでは、病棟のこどもたちは元気いっぱいで、自由時間のほとんどは病室を出て遊んでいると伺いました。ま…

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学都 仙台・宮城 サイエンス・デイに参加しました!

2023年08月09日(水)

7月16日、きょうゆうプロジェクトは東北大学川内キャンパスにて行われたサイエンス・デイにて講座プログラムと体験型展示ブースを披露いたしました。 今回の講座プログラムでは、学べる演奏会シリーズ第2弾として「なぜ声は出…

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イベント出演のお知らせ!

2023年07月06日(木)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。 今回はお知らせです。 7/16(日)に東北大学川内キャンパスにて、仙台・宮城の大学や研究機関などが一挙に集まり、科学や技術の"プロセス"を子どもから大…

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ドナルド・マクドナルドハウス・ふちゅうを訪問しました

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みなさんこんにちは!きょうゆうプロジェクトです。 先日、ドナルド・マクドナルドハウス・ふちゅうを訪問し、活動に向けた打ち合わせをしてまいりました。3月に実施したドナルド・マクドナルドハウス・せんだいでの音楽会では、…

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日本プライマリ・ケア学会に参加してきました!

2023年05月15日(月)

みなさん、こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。 5/13、14に名古屋で開催された「第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」に宮下が参加してきました。 この学会では、日本のホスピタルアートの第一人者であ…

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新メンバー紹介!

2023年04月03日(月)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。 この度、きょうゆうプロジェクトでは新メンバー迎えることとなりました。東北大学医学部医学科の北村開志さんは、医学生であるだけででなく、ピアノや編曲もこなし、今後プロジェクトの…

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ドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいにて、音楽会を開きました!

2023年03月27日(月)

みなさんこんにちは。きょうゆうプロジェクトです。 3月12日、病気の子どもとそのご家族のための滞在施設であるドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいにて、滞在するご家族に向けた音楽会を開催しました。 音楽会は「フェ…

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「眼からウロコな音楽会♪」終演しました!

2023年03月22日(水)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。 先日お知らせしたように、3/11~12にイオンモール新利府南館で開催された「カラダとココロのおもしろ体験イベント」(共催:東北大学COI-NEXT、眼疾患早期発見コンソーシ…

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イベント出演のお知らせ!

2023年03月07日(火)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。 今回はお知らせです。 3/11(土),12(日)にイオン新利府南館で開催される「カラダとココロのおもしろ体験イベント」にきょうゆうプロジェクトが出演します。 イベントは…

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ドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいに伺ってきました!

2023年02月07日(火)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。 先日、ドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいに見学とお話を伺いに行ってまいりました。 ドナルド・マクドナルド・ハウスは、病気の子どもとその家族のための滞在施設で、&quo…

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寿泉堂綜合病院の皆様にお話を伺いました

2023年02月02日(木)

皆さまこんにちは、きょうゆうプロジェクトです。 この度、寿泉堂綜合病院の鈴木 克宜様、病院スタッフの皆様にお話を伺いました。 今回は、質問事項だけでなく、構想している企画の実施を想定してお話を伺うことができました…

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新年明けましておめでとうございます!

2023年01月06日(金)

明けましておめでとうございます、きょうゆうプロジェクトです。 昨年は、きょうゆうプロジェクトが具体的に動き始めた年でした。病院での活動を1回、インタビューを12回実施することができました。 コロナ禍で病院での活動…

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南相馬市立総合病院の看護師にお話を伺いました

2022年12月07日(水)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。 今回は南相馬市立総合病院に勤務されている看護師、渡邉様、池田様にインタビューをさせていただきました。 インタビューでは、患者さんの精神的な支え方、病院スタッフのモチベーシ…

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東北大学大学院教授 谷山洋三先生にお話を伺いました。

2022年11月29日(火)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。 先日、大学院文学研究科・文学部 広域文化学専攻 宗教学専攻分野教授、谷山洋三先生にお話を伺いました。谷山先生は、臨床死生学を専門にされており、病院で患者さんに宗教的なアプローチ…

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一周年を迎えました!

2022年11月21日(月)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。 先日、きょうゆうプロジェクトは一周年を迎えることができました。 この一年は、クラウドファンディングへの挑戦から始まり、一回目の企画を東北大学病院で実施したり、10名の方に…

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宮城県立こども病院成育支援局 木村様にインタビューしました

2022年10月17日(月)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。 この度、宮城県立こども病院成育支援局の木村慶様にお話を伺いました。 小児科は病院の中でも、慰問活動がさかんに行われている診療科のひとつで、私たちとしても活動を検討していま…

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株式会社ホットハウス様より、ご寄附を頂戴しました

2022年10月04日(火)

みなさまこんにちは。きょうゆうプロジェクトです。 この度、株式会社ホットハウス 代表取締役社長の日下敦様から、ご寄附のお申し出をいただきました。 日下様は、「感謝のつどい」における宮下のプレゼンに共感してご寄附を…

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令和4年度「感謝のつどい」に参加しました

2022年09月22日(木)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。 9月3日(日)に、令和4年度東北大学基金「感謝のつどい」に宮下が学生代表として登壇しました。 「感謝のつどい」は、東北大学の功績賞以上を受賞された寄附者の皆さま向けのイベント…

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東北大学病院広報室 草野拓子様にインタビューを実施しました

2022年09月14日(水)

みなさまこんにちは。きょうゆうプロジェクトです。  この度、東北大学病院広報室の草野拓子様にお話を伺いました。草野様は、東北大学病院内で定期的に開催されている「ホスピタルモール みんなのコンサート」を担当されており…

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東北大学病院で企画を実施しました!

2022年08月19日(金)

皆さまこんにちは。きょうゆうプロジェクトです。 ​​​​​​​ イベントポスター 2022年7月15日(金)、きょうゆうプロジェクトが初めて企画したコンサートを、東北大学病院にて実施してまい…

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菅野が地域音楽コーディネーター養成講座を受講しました

2022年08月15日(月)

2022年7月10日、菅野が、公益財団法人音楽文化創造が主催する地域音楽コーディネーター養成講座を受講し、認定資格を取得しました。 地域音楽コーディネーターは、それぞれの地域が抱える高齢化や貧富格差などの課題に対し…

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「実験会」終演しました!

2022年08月05日(金)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。 先日お知らせしていた「実験会」が無事開催されました。「実験会」とは、昨年度より宮下が企画している、音楽と医学の視点から様々なアイディアを試すコンサートです。今回は2部に…

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「実験会」のお知らせ

2022年07月20日(水)

きょうゆうプロジェクトの2人が「実験会」に出演します。「実験会」とは、昨年度より宮下が企画している、音楽と医学の視点から様々なアイディアを試すコンサートです。今回は「2台ヴァイオリン」をテーマとし、今後の活動を見据え、私…

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【速報】東北大学病院にて企画を行いました!

2022年07月20日(水)

7月15日(金)、東北大学病院において1回目の企画を行ってまいりました!   今回は"ひととのつながり"を感じられるコンサートになるよう企画しました。好意的な感想や、今後に期待す…

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南相馬市立総合病院の鈴木貴之様にお話を伺いました。

2022年07月20日(水)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。 この度、南相馬市立総合病院、総務課の鈴木貴之様にお話を伺いました。   我々の質問にお答えいただきながら、病院の現状と鈴木様から見た課題についてお話を…

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近況報告(5,6月)

2022年06月24日(金)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。 前回の記事から2か月ほど経ちました。今回の記事では、その間あったことについてお話したいと思います。 ニュース①:病院での活動が決まりました! 宮城県の総合病院で企画を行…

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大西詠子先生にお話を伺いました

2022年05月02日(月)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。   今回は、東北大学病院麻酔科の大西詠子先生にお話を伺い、病院の現状と課題と併せて、東北大学病院における企画の実施についてお話をさせていただきました。 …

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森合音さまにインタビューを行いました

2022年04月27日(水)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。   この度、四国こどもとおとなの医療センターホスピタルアートディレクター、NPO法人アーツプロジェクト理事長の森合音さまにお話を伺いました。 &nbs…

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使用楽曲を検討しました

2022年04月15日(金)

皆様こんにちは。 きょうゆうプロジェクトです。 先日、2人で楽器を持ち寄り、企画で使用する楽曲を検討しました。 実際に音を出し、規模による楽曲の振り分け(大人数向け・個人向け)や、聴き易さ、感情が想起するか…

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東北大学創立115周年・総合大学100周年の記念事業のキックオフイベントで演奏しました

2022年04月12日(火)

2022.4.12(月)に開催された東北大学創立115周年・総合大学100周年の記念事業のキックオフイベント「桜ライトアップ点灯式&ミニコンサート」にて宮下が演奏しました。   演奏の様子(動画)は…

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東北大学教授からお話を伺いました

2022年03月31日(木)

ご無沙汰しています。きょうゆうプロジェクトです。   年度末の忙しさを切り抜け、春休みを迎えました。この度、定例勉強会に、東北大学大学院 医工学研究科健康維持増進医工学分野、医学系研究科運動学分野教…

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音楽療法士の方からお話を伺いました

2022年02月16日(水)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。   現在、企画の構成に向け、定期的に話し合いを行っています。文献調査やインタビューを通して、音楽の長所と短所、医療現場の課題を見つめなおすことを目的としてい…

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クラウドファンディング終了!

2022年02月04日(金)

1月31日を持ちまして、クラウドファンディングが終了し、110名の方より、合計917,000円ものご寄付をいただきました。また、寄付以外にも、情報の拡散や温かい声援、様々な形で、多くの皆様に支えていただきました。心より感…

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自己紹介(菅野)

2022年01月31日(月)

みなさまこんにちは。   クラウドファンディング終了まで残りわずかとなりました。先日、目標金額を達成しましたが、その後も多くの方にご支援いただいています。心より御礼申し上げます。今後とも私たちの活動…

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目標金額達成のお礼と進捗

2022年01月17日(月)

皆さんこんにちは。 きょうゆうプロジェクトです。   1月13日、目標金額である50万円に到達しました。 不安とともに始まったクラウドファンディングでしたが、多くの方に、ご寄付や情報の拡…

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自己紹介(宮下)

2022年01月11日(火)

明けましておめでとうございます。クラウドファンディングも残り1か月を切りました。これまで多くの方にご支援いただきました、心より御礼申し上げます。目標金額達成に向け、引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。 今…

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プロジェクトのきっかけ

2021年12月24日(金)

こんにちは。 きょうゆうプロジェクトです。多くのご支援、ありがとうございます!今回は、このプロジェクト発足のきっかけについてお話します。   まず宮下、菅野の出会いは5年前。ふたりはそれぞれ別…

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クラウドファンディング開始!

2021年12月14日(火)

こんにちは! きょうゆうプロジェクトです。 先日12月9日から、クラウドファンディングが始まりました。 早速、ご寄附やお問い合わせがあり、応援してくださるみなさまの存在を感じています。ありがとうございます。 …

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郡山訪問レポート第1弾!

2024年03月14日(木)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。
1/23(火)に福島県郡山市の病院を訪問し、施設見学、意見交換を行ってきました。今回はその訪問のレポート第1弾、援腎会すずきクリニック様です!

すずきクリニックでは、人工透析をテーマに、患者さんやご家族、医療従事者を取り巻く状況についてお話を伺いました。人工透析は、一度導入すると長い間つきあうことになり、透析と「ともに生きる」ことが大切になります。

そのためにクリニックでは、透析中の環境はもちろんのこと、食事、運動など、さまざまな視点から患者さんを支える取り組みが行われていました。そして、音楽も取り入れており、臨床現場での効果、実施の仕方、活動の様子などについて、お話を伺うこともできました。

クリニックのみなさんは、医療現場での音楽活用に可能性を感じていらっしゃいました。意見を交換する中で、きょうゆうプロジェクトの目指すところと重なる点も数多くあり、大変有意義な時間を過ごすことができたと思います。今後も継続して意見を交換し、医療現場で働いている方の視点からアドバイスをいただきながら、こころ支える音楽を考えていきます。

すずきクリニックのみなさん、ありがとうございました!

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初めての出張授業!学べる音楽会!

2024年03月08日(金)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。
2/5(月)に仙台市立加茂中学校にて、出張授業を開催しました。サイエンスデイ2023にて文部科学大臣賞を受賞した「なぜ声は出るの?聴こえるの?〜音と医学のアンサンブル〜」を再構成して、加茂中学校の生徒のみなさんにお届けしました。(協力:東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点)

公演は、中学2年生対象と、科学部対象の2回行いました。2年生は、授業で音や聞こえの仕組みを習ったばかりということもあり、耳の仕組みについて、科学部では、声の仕組み、科学と結びついた音楽について、演奏、実験を交えながら、お話ししました。

2年生向けの授業中、生徒のみなさんは熱心に話を聞いていて、実験中、驚きの声が上がったり、クイズにも積極的に参加していました。後日、先生のお話によれば、生徒たちの100%がとても楽しかったとのことで、学んだことを書き出し、勉強することに前向きになれたという感想も多かったそうです。

 

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科学部向けの公演では、声帯が声を作る仕組みが分かる簡単なモデルを作ったり、サウンドロゴ、音楽による五感の変化、てんかんに効くかもしれない音楽について紹介しました。生徒たちは、実験やクイズで盛り上がったり、音楽が薬になるかもしれないという意外な事実に驚きの表情を浮かべていました。公演を通して、聴いて楽しむだけでない音楽の魅力を感じてもらえたと思います。

きょうゆうプロジェクトでは、生演奏を交えた医学を中心としたトピックが学べる公演「学べる音楽会」を制作しています。上演を希望される方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談いただければと思います。

仙台市立加茂中学校のみなさん、ありがとうございました!

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東京都立小児総合医療センターにて音楽会を実施しました!

2024年02月28日(水)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。
1月22日(月)、東京都立小児総合医療センターにて、音楽会を開催しました。

小児総合医療センターは、新型コロナ感染症が広まった2019年から、多くの患者を受け入れ、災害級の勤務状況が続いたそうです。そんなコロナ禍の3年間を乗り越えた職員を労う、ラジオ番組のような雰囲気の音楽会を開催してほしいとご依頼いただきました。そこで音楽会を「都立小児15周年コンサート〜それぞれの3年を『聴かせて』ください〜」と名付け、演奏してほしい曲のリクエストと選曲に込めたメッセージを募集しました。

当日のプログラムはリクエストから選曲しました。メッセージを寄せていただいた方にご登壇していただいて、リクエストに込めた思いなどをインタビューしながら進行しました。院長先生や看護部長さんにお話を伺ったり、院内で演奏活動を行っている「ぶれ〜めんず」の皆様ときょうゆうプロジェクトが共演したり、職員の皆様にも多くご出演、演奏いただきました。

会場は出入り自由とし、100名以上の職員のみなさまにご来場いただきました。音楽会では涙を流して聴いている姿や、登壇された方に盛り上がりを見せる姿も見られました。公演後のアンケートでは、音楽会への満足度がとても高く、多忙だったコロナ禍を振り返り、癒しの時間になったといった感想をいただきました。

また、リクエスト曲には「職員に聞いてもらいたい」というメッセージが多くありました。それらの楽曲を「元気になりたいときに聞いてほしい曲」と「しんみりしたいときに聞いてほしい曲」で分類し、音楽配信サービスのプレイリスト機能を使って共有しました。他にも、これまでの3年を振り返ったスライドショーをサプライズで流して演奏するなど、演奏以外にも工夫して音楽会を制作しました。

きょうゆうプロジェクトには、立ち上げ当初からコロナ禍で戦ってきた職員にむけた音楽会を実施したい思いがありました。今回、その思いを叶えられたことを嬉しく思うと同時に、「病院にいるすべてのひとを支える」という目的に一歩近づけたように感じました。

今回の音楽会は、多くの職員の皆様にご協力いただいて開催されましたが、職員の団結感や職場に対する愛を随所に感じました。今回の音楽会が、そんな職員の皆様にとってこれからの3年も、その何年も先も、こころを支えられる思い出となって生きていくことを願っています

東京都立小児総合医療センターのみなさま、ありがとうございました!

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東北大学病院 緩和病棟にて特別演奏会を実施しました

2023年12月25日(月)

きょうゆうプロジェクトです。この11月に行った3つの演奏会のレポート、最終回の今回は緩和病棟での特別公演のご報告です。

11月15日、ホスピタルモールのみんなのコンサートにあわせて実施したこちらの演奏会では、ピアニストの八巻梓さんを迎え、緩和病棟の病室1つ1つを周りながら、クラシックや歌謡曲など、事前・当日にいただいたリクエスト曲をヴァイオリン・ピアノ・コントラバスで演奏しました。

今回の公演は聴き手である患者さんやそのご家族と奏者の距離が非常に近く、独特の暖かさに包まれた演奏会となりました。みなさまの曲にまつわる思いと、その場で交わされる言葉や演奏が共鳴し、良い時間をプロデュースすることができたと思います。演奏時にかけていただいた言葉や、演奏を聴くみなさまの表情は私たちにとってもかけがえのないものとなりました。

本公演の実施にあたり、助教の木幡桂先生をはじめとする緩和医療学分野・東北大学病院緩和科の先生方、スタッフの皆様には入念な打ち合わせや当日も含めて多大なるご助力を賜りました。緩和病棟での継続的な演奏会実施も視野に入れながら今後の活動を検討していくことを確認しました。

緩和病棟の全てのみなさま、ありがとうございました。

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みんなのコンサートに出演しました!

2023年12月13日(水)

みなさんこんにちは。きょうゆうプロジェクトです!11月に行った3つの音楽会レポート、今回は2つ目です!

11月15日(木)、東北大学病院にて「ホスピタルモールみんなのコンサート」に出演してまいりました。みんなのコンサートは、きょうゆうプロジェクトがはじめて活動した場であり、1年半越しに戻ってこられたことを嬉しく感じました。このコンサートは東北大学病院、東北大学病院みらい基金、東北大学院内学級小学校のみなさんの協力により開催されました。

担当の方から、院内では未だに面会制限が続き、患者さんの楽しみが少ない現状や、院内に楽しいことがあってほしい思いを伺いました。そこで今回は、病院にいる方の楽しみとなり、会話のきっかけになるような参加型イベント「音楽の樹」を企画しました。「音楽の樹」は、樹の幹を院内学級小学校のこどもたちに制作してもらい、その樹の葉として付箋に好きな曲を書いて貼ってもらうイベントです。「音楽の樹」からコンサートで演奏する曲を選ぶことをお知らせし、併せてコンサートの告知をしました。東北大学病院広報室にご協力を頂き、コンサートまでの一ヶ月の間、ホスピタルモールに設置しました。当日までに180枚の付箋が貼られ、たくさんの好きな曲で彩られた大きな樹が完成しました。

コンサートでは、ピアニストに八巻梓さんをお迎えし、「音楽の樹」から8曲選曲し、きょうゆうプロジェクトから贈りたい楽曲を合わせた9曲を演奏しました。
誰でも参加できるイベントを事前に行ったことで、多くの方に告知でき、前回よりも遥かに多くの方に聴いていただくことができました。ホスピタルモール全体がワクワクに満ちた、活気のある空間になったように感じました。コンサートを通して職種を越えたコミュニケーションもあったようで、プロジェクトの目的のひとつである「良好な人間関係の構築を支える」ことが叶えられたように感じます。また、「好きな曲」を募集したことで、プロジェクトメンバーの知らなかった人気のある曲を知ることができたことも収穫でした。

東北大学病院の皆様、ありがとうございました!

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名取支援学校で音楽会を開催しました!

2023年12月05日(火)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。
11月、プロジェクトでは3つの音楽会を開催しました。音楽会の様子を3回に分けて、レポートします!初回は、宮城県立名取支援学校です。

11月13日(月)宮城県立名取支援学校にて、「ワクワク!ドキドキ!音で楽しむ遊園地♪」を開催しました。生徒さんは、日常生活でコンサートに行くことはハードルが高いけれど、音楽が大好きで、生の音楽を届けて欲しいとご相談いただいたことをきっかけに、今回の音楽会が実現しました。

支援学校での音楽会は私たちも初めての経験で、先生方と打ち合わせを重ね、よりよい伝え方を学んでいきました。学校での音楽活用例も参考にし、お芝居と演奏を組み合わせた音楽劇「ワクワク!ドキドキ!音で楽しむ遊園地♪」を制作し、上演しました。
音楽会は低学年、高学年を対象に2公演行いました。生徒さんは音楽に合わせて体を動かしたり、歌ったり、元気いっぱいに楽しんでくれた様子でした。先生方も笑顔で鑑賞されていたのも印象的でした。

また、学校のためにオリジナルソングの楽譜を寄贈しました。打ち合わせの中で、言葉で注意するだけでは、言うことを聞いてもらえないことがあり、ときに喧嘩になってしまうけれど、歌にして伝えるとスムーズに次の行動に移れるというエピソードを伺いました。
そこで、こんなシーンに歌があるといいなという気持ちをヒアリングし、先生に作詞を依頼し、我々でそれに音楽をつけました。この歌が学校で愛され、生徒さんの成長に繋がることを願っています。

今回の活動を通じて、聴き手とのコミュニケーションについてたくさんの学びがありました。支援学校の生徒さんの中には、言語でのコミュニケーションが難しい人もいます。視覚的な方法や、音楽を利用した方法など、先生方は様々な工夫を凝らされていました。
特に、学校での音楽の活用方法は、新しい発見で、音楽にできることをまたひとつ見つけることができました。

宮城県立名取支援学校のみなさん、ありがとうございました!

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いつもご支援、応援ありがとうございます。

2023年11月24日(金)

去る10月31日に、きょうゆうプロジェクトは設立2周年を迎えました。

今後も継続的な演奏会を行うため、活動費を募るクラウドファンディングを12/3まで実施しています。プロジェクトへの思いなど綴っていますので、ぜひご覧ください。
https://syncable.biz/campaign/5276/
(※東北大学を介したクラウドファンディングはありません。)

病院のすべての人のこころを支えるべく、3年目も継続して演奏会を行なってまいります。ご寄付、拡散のご協力をよろしくお願いいたします。

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後援のお知らせ 森出演公演

2023年11月01日(水)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです!
今回は後援のお知らせです。
きょうゆうプロジェクトでは3つの目的を掲げていますが、そのうちのひとつに「音楽を芸術として追求していくだけでなく、社会の中で実践していく」があります。 音楽を実践していくためには、当然、音楽家は自己研鑽が欠かせません。そのため、メンバーが出演する演奏会を後援し、メンバー自らの表現を追求することを支援しています。是非、足をお運びいただけますと幸いです。
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11月11日(土)
ミューカルがくと館大ホールにて
〒963-8851 福島県郡山市開成1丁目1−1

18:00開場
18:30開演

全席自由3000円

お席の予約:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScDX_SnHXxc3N1uVFAJrSbzw8wgefUYNCETtqjPu2Pby-LSvQ/viewform
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南相馬市 原町区の小学校で訪問演奏を実施しました!

2023年10月23日(月)

9月29日、南相馬市原町第一小学校、原町第二小学校、原町第三小学校にて、訪問演奏会を行いました。演奏会は、以前より宮下がお世話になっている原町ロータリークラブ様に60周年記念事業としてご主催いただき、ピアニストの八巻梓氏を迎え、当プロジェクトの宮下のヴァイオリンと北村の司会・編曲にて実施しました。以前宮下は南相馬市から感謝状を受け取っていたこともあり縁深いまちでこそありましたが、きょうゆうプロジェクトとしては初めての活動でした。

当日は、森が作成したスライドをもとに「音楽のヒミツを体験しよう!感じて学ぶ演奏会」と題して楽器の紹介や音楽の3要素(メロディー・リズム・ハーモニー)について、楽しみながら学べる演奏会としました。演奏曲について印象深いエピソードを紹介し、また「ハーモニー」の紹介では実際に童謡「赤とんぼ」の和声進行を変化させながら演奏する実験コーナーを設けて特徴を実感できるように工夫を凝らしました。各公演の最後にはサプライズ企画として、クラシック風、ジャズ風のアレンジを施した校歌を演奏しました。児童たちには歌で参加してもらい、音楽を通じた交流を深めました。当日使用した「赤とんぼ」と各校校歌のアレンジ譜は各校に寄贈しました。

全3校での公演後、原町ロータリークラブの皆様と南相馬市教育委員会 大和田博行教育長を表敬訪問しました。大和田教育長には、演奏会の実施報告を行なったほか当プロジェクトの取り組みを紹介し、今後の同市との連携や活動方針について確認しました。

当プロジェクトとして、宮下と縁深い南相馬市での初めての活動であり、はじめての学校訪問となりました。こうした純粋に音楽の魅力や特徴を伝える活動から得られる気づきも、私たちの本来の活動である医療現場での公演に活かせるように努めます。

今回は小学校1年生から6年生まで、それぞれの学校毎に異なる年齢層を対象としていました。同じ内容で同じスライドを用いて、少々難しい内容の公演を実施するという条件で、全員が理解しやすい伝え方を考えることには思いの外苦労しました。私たちが病院での演奏のほかにも実施する「学べる演奏会シリーズ」もさまざまな年齢層を対象とするものであり、「ユニバーサル」に伝わる表現は、私たちが今後も追い求めるべき課題であると考えました。

一方で「アレンジ譜」の寄贈という初めての試みも行いました。通常の訪問演奏活動では、いわゆる物的なものを残すことは一般に難しいとされます。しかし、その場限りでなくその後もご活用いただけるものをお渡しできるのは当プロジェクトの強みとなりうるものであり、こうした気づきが得られたことも一つの収穫だったと考えます。

今回のような訪問演奏をはじめ、今後も幅広い層を対象とした演奏会も実施しつつ、活動の幅を広げてまいります。南相馬市にてお世話になりました皆様、ありがとうございました。

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キャンドルナイトに出演してきました!

2023年10月04日(水)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。9月24日に開催された「世界小児がん啓発月間ゴールドセプテンバーキャンペーン キャンドルナイト」に宮下が出演してきました。

このイベントを主催されたひまわりスマイルプロジェクトは、宮城で活動されている、小児がんの子どもたちとそのご家族を支援されている団体です。以前参加したイベントで知り合い、そのご縁で今回の出演に繋がりました。

たくさんのキャンドルに明かりが灯され、子供から大人まで、みなさんで小児がんについて考える時間となりました。きょうゆうプロジェクトでは、心穏やかに落ち着いて楽しめる曲を中心に30分間演奏いたしました。親子でじっと聞き入ってくださる方も多く、素敵な時間を共有することができました。

こうした活動は、根気強く継続していくことが大切だと思います。突然何かをきっかけに多くの人に知られることもありますが、そのような機会は多くはありません。はじめは認知度の低さから、応援してくれる方も少なく、心許なく感じることも多いですが、絶対にこのことが社会に必要だという信念をもって活動を続けていくことが必要です。
今回のイベントには多くの方が来場され、支援される企業、個人の方に多く触れ、まさに信念をもって活動を続けられてきたひまわりスマイルプロジェクトさんの姿勢に心動かされました。
きょうゆうプロジェクトも、医療現場には音楽がもっとあっていいという信念を胸に、力強く活動していきます。

ひまわりスマイルプロジェクトのみなさま、ありがとうございました!

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関東進出!ふちゅうハウスで音楽会を開きました

2023年09月11日(月)

8月29日に、ドナルドマクドナルドハウスふちゅうで音楽会を開いてまいりました。東北を飛び出し、関東では初めての活動でした。

スタッフの皆さんと言葉を交わすにつれ、ご家族に対して実に多くの想いがあると分かりました。打ち合わせを何度も重ねることで、その想いを詰め込み、スタッフとともにこの音楽会を作っていきました。そして、「いつものハウスで、ちょっと贅沢な時間」をテーマに決めました。

今回の音楽会では、ご家族に特別な時間を過ごして欲しい、病院から帰ってきたところを「おかえりなさい」と迎えたいという想いから、”ランチタイムコンサート”と”NIGHTTIME CONCERT”の2公演を行いました。
ランチタイムコンサートは、「いつものハウスで、いつもよりちょっと楽しい時間」をテーマに、大人でも子どもでも楽しめる曲を選び、終演後はヴァイオリン体験コーナーを設けました。
NIGHTTIME CONCERTは、「いつもよりちょっと贅沢な、大人の夜の時間」をテーマにしましたが、お昼よりも多くのこどもが集まり、予想に反して熱気に満ちた会となりました。
滞在するご家族と、スタッフ、ボランティア、ハウス上階にお住まいのご家族が来場され、2公演で約35名の方にお越しいただきました。

また音楽会には、このほかにもスタッフの想いが込められています。ハウスで生演奏を聴きながらお茶ができたらという想いから、スタッフやボランティアの皆さんがお花を飾り、飲み物とお菓子をご家族に配られていました。お昼はご家族が寄り添い、笑顔溢れる時間となり、一方、夜は明かりを落として、いつもと雰囲気の異なる空間を演出し、ご家族はまさに特別な時間を過ごしているようでした。
終演後、スタッフがご家族と嬉しそうに話している姿や、やりきった表情から、スタッフのこころも支えられたのではと感じました。スタッフの想いは、施設の数だけあると思います。それらの想いを叶えられるよう、なお一層対話を大切に企画していきます。

また参加した音楽家からは、ここ最近で一番音楽が伝わった感覚がしたと感想をいただきました。音楽家がやりがいを感じ、自分が必要とされている感覚を得られる場を作ることも、プロジェクトの目指すことの一つです。
今後も、ご家族はもちろん、スタッフも、奏者も、その場にいるすべてのひとが温かい気持ちになれる音楽会を企画していきます。

ふちゅうハウスの皆様、ありがとうございました!

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未来社会健康デザイン拠点コンソーシアムに参画しました!

2023年08月29日(火)

みなさん、こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。
今回はご報告です。

この度、きょうゆうプロジェクトは、未来社会健康デザイン拠点(DFHI)コンソーシアム・メンバーシップにオブザーバーとして参画することになりました。
DFHIは、東北大学の医工連携を主軸とした領域横断型の産学連携研究開発拠点で、保健医療イノベーションを創出し、幸福な健康社会の創造を目指しています。
http://promo-innov.tohoku.ac.jp/dfhi/index.html

これまで、DFHI所属のプロジェクトであるCOI-NEXT主催イベントで企画制作など、多くの機会をいただいてきました。DFHIへの参画をきっかけとしてさらに関係を深め、音楽の医学的研究といったことにも取り組んでいきたいと考えています。

学生がDFHIへ参画したのは、初めてのケースだそうです。DFHI、COI-NEXTの支援を受けながら、医療に新たな価値を提案していけるよう取り組んでまいります。
 

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文部科学大臣賞を受賞しました!

2023年08月24日(木)

7月16日開催の「学都 仙台・宮城 サイエンスデイ2023」に出展した「医学生×きょうゆうプロジェクト presents 『音楽会と体験で学ぶカラダのしくみ!〜声・耳・眼のふしぎ〜』」が、サイエンス・デイ オブ ザ イヤー 文部科学大臣賞を受賞(東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点との連名)いたしました。

きょうゆうプロジェクトでは、「なぜ声は出るの?聴こえるの?〜音と医学のアンサンブル〜」を制作し、他の医学生チームが制作した体験ブースと併せての受賞となりました。
選評では、プロジェクトの取り組みについて「音楽家による生演奏を交えながら楽しく過ごすことができる科学と音楽を掛け合わせたアプローチは、幅広い年齢層・関心層にとって大変有意義で、文部科学大臣賞に相応しい」と高い評価をいただきました。

サイエンス・デイ オブ ザ イヤーは、科学を社会に伝える“よい”方法論を共有化することを目的とした表彰制度で、サイエンス・デイに出展されたプログラムの中から選出されます。今回は、難しい身体の仕組みについて「どのように伝えるか」ということを、病院の先生方、医学生、音楽家を交えて、深く議論をおこないました。そのことを評価していただいて今回の受賞につながったこと大変嬉しく、光栄に思います。

きょうゆうプロジェクトのステージでは、発声や聴こえのしくみを模型や実験でわかりやすく表現し、親子で交流しながら楽しめるようなプログラムとしました。また、子供たちが知っている曲から本格的なクラシックまで幅広く扱い、演奏会としても楽しめる内容としました。今後も医学をより親しみを持って伝えるために音楽を用い、疾患の一次予防を目指した市民講座を制作していく予定です。

仙台市では、サイエンス・デイが最たる例ですが、教育現場の科学への関心度が高く、サイエンスコミュニケーションにおいても先進的な取り組みが多くあります。この地盤のもと、音楽家・医学生の立場でできることを今後も模索を続けていきたいと思います。

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マクドナルドハウスせんだいで音楽会を開催しました!

2023年08月23日(水)

7月30日(日)、マクドナルドハウスせんだいにて、音楽会「フェルマータな音楽会 vol.2」を開催してきました。同施設では今回で2回目の開催となります。

ハウスのスタッフとの打ち合わせを経て、今回はみんなが知っているワクワクする曲、知らなくてもノリノリになれる曲をプログラムに取り入れました。また、長らく状態が悪く、使えなかったグランドピアノが復活したこともあり、ピアノのお披露目として、ピアノソロの名曲も演奏しました。

会場には10名ほどの方が集まり、アットホームな雰囲気に包まれて終えることができました。お寄せいただいたアンケートを読み、みなさんそれぞれ自分の体験を思い起こしながら、感情の動きを感じていただけたようでした。音楽をきっかけとして、感情が変化し、自分の体験を振り返ることで、聴き手のみなさんのこころの支えになれたらと願うばかりです。

また、先日の宮城県立こども病院と今回の音楽会は、「きょう読会」を始めてから最初の演奏機会でした。これまで学んできたことを参考に、プログラムの内容、曲順に様々な工夫を施しました。主観的にはこれが大きな効果をあげたと手応えを感じています。制約から仮説の検証が十分に行えていませんが、今後の課題としていきたいと思います。私たちの強みとしていけるよう芸術に科学的な視点を取り入れる手法を磨いていきます。

マクドナルドハウスせんだいの皆様、ありがとうございました!

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宮城県立こども病院で音楽会を行いました!

2023年08月22日(火)

7月29日(金)、宮城県立こども病院拓桃館の病棟にて、入院しているこどもたちへ音楽会を実施しました。

事前のヒアリングでは、病棟のこどもたちは元気いっぱいで、自由時間のほとんどは病室を出て遊んでいると伺いました。また保育士の方からは、こどもたちの遊び相手が同室や同年代の関係が多いことから、よりコミュニティを広くし、特に年齢の離れたこども同士の関係構築を促したい想いがあるとも伺いました。
これらを踏まえ、今回の音楽会では、楽しいことが大好きなこどもたちが夢中になれるよう、演奏してほしい曲のリクエストを募りました。そして、一体感を生み、コミュニケーションが促されるように、ボディパーカッションを取り入れた参加型の音楽会を企画しました。

音楽会には、20名の患者さん、10名の病院スタッフほか、院長と支援学校の先生方にも足を運んでいただきました。また、音楽会の模様は院内テレビで中継放送され、多くの方に楽しんでいただけたと伺いました。
こどもたちは、知っている曲が流れると体を動かし、思い思いの方法で楽しんでいる様子で、我々も大変楽しく演奏することができました。また、保育士の方にはピアノの演奏や、ボディパーカッションのお手本としてご参加いただき、普段と違った保育士さんの一面に触れ、大変盛り上がりました。
終演後にスタッフの皆さんとお話をしましたが、こどもたちも普段より活発で、これまで見たことのない様子だったと嬉しそうにお伝えいただきました。

こどもを対象にした音楽会の企画は今回が初めてでしたが、スタッフの皆さんのご協力もあり大盛況でした。音楽が、こどもたちの意欲を引き出し、今後の治療にポジティブな影響があれば、これ以上ない喜びです。また、こどもたちを喜ばせてあげたいというスタッフの皆さんの想いを少しでも叶えられたのなら、我々が掲げる「病院にいるすべてのひとのこころを支える」に近づけたのではないかと思います。今後も、訪問施設とよく対話をし、そこで過ごされる方のこころを支え、スタッフの想いを叶える音楽会を企画していきます。

宮城県立こども病院の皆様、ありがとうございました。
 

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学都 仙台・宮城 サイエンス・デイに参加しました!

2023年08月09日(水)

7月16日、きょうゆうプロジェクトは東北大学川内キャンパスにて行われたサイエンス・デイにて講座プログラムと体験型展示ブースを披露いたしました。

今回の講座プログラムでは、学べる演奏会シリーズ第2弾として「なぜ声は出るの?聴こえるの?〜音と医学のアンサンブル〜」と題し、演奏やクイズを交え、楽しみながら耳の仕組みや病気について学べる内容としました。いきいきとしたお子さんたちや、その保護者様を中心に多くの方にご来場いただき、実験コーナーや体験コーナーを含めて楽しんでいただけました。また発表中、お子さんがなりやすい病気や注意するべき点をいくつか紹介しました。今後も、学べる演奏会シリーズの制作は継続してまいります。

体験型展示ブースでは、「アイディアが大きな絵に!?みんなでつくるモザイクアート!」と題し、ご来場の皆様と医療現場での音楽の活用のあり方を一緒に考えました。ご来場の皆様のアイデアや率直な思い、贈りたい曲などが詰まった付箋によって大きなモザイクアートを完成させることができました。また、講座プログラムで使用した中耳・内耳の模型の展示や、医学生による解説も併せて行いました。

改めまして、今回のイベントにお越しくださいました皆様、誠にありがとうございました。付箋に書いていただいたアイデアや思いは、必ず私たちが病院に届けます。

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イベント出演のお知らせ!

2023年07月06日(木)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。

今回はお知らせです。
7/16(日)に東北大学川内キャンパスにて、仙台・宮城の大学や研究機関などが一挙に集まり、科学や技術の"プロセス"を子どもから大人まで五感で感じられるイベント「学都『仙台・宮城』サイエンスデイ2023」が開催されます。今年で17回目となるサイエンスデイに、きょうゆうプロジェクトの講座プログラム・展示ブースが初登場します!

私たちの講座プログラムは「なぜ声は出るの?聴こえるの?〜音と医学のアンサンブル〜」と題し、演奏やクイズを交え、楽しみながら耳の仕組みや病気について学べる内容となっております。3月の「眼からウロコな演奏会」に引き続き、きょうゆうプロジェクトの学べる演奏会シリーズの第2弾となります。前回と同様に、東北大学医学部の学生も登場します!なお、こちらの講座プログラムにお越しの際は、事前のお申し込みが必要となりますのでご注意ください(お申し込みはサイエンスデイのホームページから)。

また、展示ブースでは「アイディアが大きな絵に!?みんなでつくるモザイクアート!」と題した展示を行います。ここでは、ご来場の皆様といっしょに医療現場での音楽の活用のあり方を一緒に考え、そのアイデアや率直な思いを付箋に書き、それを使ってモザイクアートを製作します。私たちと一緒に病院をもっとあたたかく、もっと優しい空間にしていきましょう !また、「音」を利用した医療機器に関する解説パネルもございます。

入場無料のイベントですので、ご都合よろしければぜひいらしてください!

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♪イベント詳細
学都「仙台・宮城」サイエンス・デイ 2023
(主催:特定非営利活動法人 natural science)

会場:東北大学川内北キャンパス講義棟 宮城県仙台市青葉区川内41
日時:7/16(日)9:00~16:00
入場無料
http://www.science-day.com/
講座・展示プログラム一覧
http://www.science-day.com/program/list.php?y=2023
きょう読会 (2).png

♪きょうゆうプロジェクト 講座プログラム【要予約】

なぜ声は出るの?聴こえるの?〜音と医学のアンサンブル〜
会場:東北大学川内北キャンパス講義棟 2F A200教室
日時:7/16(日) 10:00~11:30
企画:きょうゆうプロジェクト
出演:
きょうゆうプロジェクト(宮下琳太郎/森里香/北村開志)
立石正規(東北大学医学部)
夏井康樹(東北大学医学部)
野村優(東北大学医学部)
からくり製作:
尾本周作(東北大学工学部)
講座詳細(ご予約もこちらから!):
http://www.science-day.com/program/?ID=e2023-1039
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♪きょうゆうプロジェクト 展示ブース【予約不要】
アイディアが大きな絵に!?みんなでつくるモザイクアート!
会場:東北大学川内北キャンパス講義棟 1F A105教室
企画:きょうゆうプロジェクト
製作・スタッフ:
きょうゆうプロジェクト(宮下琳太郎/森里香/北村開志)
立石正規(東北大学医学部)
夏井康樹(東北大学医学部)
野村優(東北大学医学部)
吉永健人(東北大学医学部)
佐藤葵(東北大学歯学部)
尾本周作(東北大学工学部)
展示詳細:
http://www.science-day.com/program/?ID=e2023-1005
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ドナルド・マクドナルドハウス・ふちゅうを訪問しました

2023年05月30日(火)

みなさんこんにちは!きょうゆうプロジェクトです。

先日、ドナルド・マクドナルドハウス・ふちゅうを訪問し、活動に向けた打ち合わせをしてまいりました。3月に実施したドナルド・マクドナルドハウス・せんだいでの音楽会では、患者さんとそのご家族にむけて音楽会を実施しましたが、とても我々の理念に合っていたように感じました。今後もマクドナルドハウスで音楽会を開きたい、また、東北だけでなく関東、東京でも活動を展開したい思いから、ふちゅうハウスの訪問に至りました。

ハウスの方とお話しする中で、ご家族への想いに共通点があり、とても嬉しく思いました。音楽会への具体的なアイディアも出し合うことができ、想いを詰め込んだ音楽会を開催すべく、手を取り合えたように感じました。ふちゅうハウスでの音楽会は、夏に実施する予定です。ふちゅうハウスは、多くの病院と隣接しているため、せんだいハウスとはまた違った特徴があります。ふちゅうハウスならではの音楽会が実施できるよう、より対話を深め、企画を進めてまいります。

帰り際、隣接する東京都立小児総合医療センターを案内していただきました。院内はホスピタルアートが導入されており、高い天井で明るく柔らかな色合いの空間、壁に施された仕掛けや案内看板代わりのオブジェにより、病院にいることを忘れてしまいそうでした。ホスピタルアートが取り入れられた病院を見たのははじめてでしたが、患者さんやご家族を想った細やかな工夫にとても刺激を受けました。音楽によるホスピタルアートがますます広まるよう、新たな方法を切り拓いていきたいという思いが強くなりました。

ドナルド・マクドナルドハウス・ふちゅうのみなさま、ありがとうございました。
 

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日本プライマリ・ケア学会に参加してきました!

2023年05月15日(月)

みなさん、こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。
5/13、14に名古屋で開催された「第14回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」に宮下が参加してきました。

この学会では、日本のホスピタルアートの第一人者である村岡ケンイチさんが代表を務める「医療とアートの学校」が出展しており、全国各地で活動するホスピタルアートを実践する団体、個人、企業が集まりました。

病院の職員が業務として患者さんの似顔絵を書く事例や、院内の環境をアートを用いてデザインする事例、美大生が患者さんにアートを処方する取り組みなど、多種多様なアイディアに触れました。ホスピタルアートに取り組まれている方の動機や方法は様々ですが、「ひとを思うアート、ひとを思う医療」への確信は共通しているように感じました。

私が医学部に入学して関心をもったのは、医療現場は様々な専門の方が活躍できる可能性があるということです。医学だけに限っても、生物学はもちろんのこと、物理、数学、哲学、経済、スポーツなどそれぞれの分野と近い医学領域が揃っています。
当然、アートが活躍できる場もあると私は考えています。音楽家が、その専門技術をだれかのために発揮する場を医療現場に作りたいと改めて決意しました。
ただ、きれいごとだけでは持続させることは難しいでしょう。資金集めの方法、収益を上げる工夫など、今回出会った方にアドバイスをいただきながら、継続性を備えていければと思います。


ホスピタルアートでは、美術の分野が進んでおり、音楽は一歩遅れている印象を受けました。きょうゆうプロジェクトが、東北から医療と音楽の分野を引っ張っていく存在になることを目指して、これからも歩んでいきます。引き続き、ご支援、応援のほどよろしくお願いいたします。
 

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新メンバー紹介!

2023年04月03日(月)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。

この度、きょうゆうプロジェクトでは新メンバー迎えることとなりました。東北大学医学部医学科の北村開志さんは、医学生であるだけででなく、ピアノや編曲もこなし、今後プロジェクトの大きな力になってくれると信じています。

今後、医療施設における感染対策も徐々に緩和されてくると予想しています。今年度は昨年度以上に、さまざまな施設を訪ね、こころを支える音楽がお届けできるのではないかと思っております。
今後ともきょうゆうプロジェクトの応援、ご支援のほどよろしくお願いいたします!

最後に北村さんのプロジェクトへの思い、意気込みをご紹介します。


きょうゆうプロジェクトを応援してくださっているみなさま

この度新たにメンバーとなりました、北村開志です。

私は日頃より、みずからが人と人との繋がりの仲立ちとなることを大切にしています。これは、困っている人と解決策を持つ人を繋ぐということに留まりません。むしろ、近い背景を持つ人どうし、あるいは同じ志を持つ人どうしの「心の仲立ち」こそ、私のもっとも大切にするところです。

これまでコロナ禍の病院でオンライン演奏会等に携わってまいりました。そこで、患者さんや医療従事者の方々を含めた病院のみなさんが音楽を求める強い思いを感じました。きょうゆうプロジェクトの活動は、こうしたみなさんの思いに応えられるものです。さらに、活動を通して病院のみなさんや音楽家を含むさまざまな人どうしの「心の仲立ち」をすることで社会の役に立てると考えました。こうした思いから、きょうゆうプロジェクトへの参加を決断いたしました。

さて、きょうゆうプロジェクトは
①患者やその家族、医療従事者、病院を利用する全ての人のストレスを緩和する
②患者と医療従事者、地域社会と病院の良好な信頼関係を築くため、両者の橋渡しをする
③「ヘルスヒューマニティー」の視点から、社会の中で音楽を実践する
という3点を大きな目的に掲げています。これらは、コロナ禍が新たな段階に移行しつつある今こそ広く実践されるべきものです。

各施設での対面公演が可能となるにつれ、そこで生の音楽に触れる経験はより一層求められます。また今後、医療者は通常の役割のほか、感染対策と社会の制限緩和への対応に追われることとなります。こうした状況下では、心理面における「患者と医療従事者、地域社会と病院」の橋渡しの重要性も高まります。こうした橋渡しは、私が個人的に大切にするものにも通じます。私は、きょうゆうプロジェクトの3つの目的の実践を通じて社会・未来への貢献につとめます。

また2020年に入学した私の世代は、大学生活すべてを「コロナ禍」で過ごしてきました。そうした世代の者だからこそできることや気付けることがないか、自分自身に問いながら活動に取り組みます。

きょうゆうプロジェクトでは、作編曲のほか、ピアノやコントラバスの演奏、企画やイベント等の運営・広報など、さまざまなことを担当してまいります。これからどうかよろしくお願いいたします。

東北大学 医学部医学科 4年 北村開志

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ドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいにて、音楽会を開きました!

2023年03月27日(月)


みなさんこんにちは。きょうゆうプロジェクトです。
3月12日、病気の子どもとそのご家族のための滞在施設であるドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいにて、滞在するご家族に向けた音楽会を開催しました。
音楽会は「フェルマータな音楽会」と名付けました。フェルマータはイタリア語の音楽記号で、「程よく伸ばす」「程よく休む」といった意味合いがあり、日々のことをひととき忘れて、ひと休みしてほしいという思いを込めました。
肩肘張らずに、ゆったりと聴いてもらえるような楽曲を中心に、事前にいただいたリクエストにも応えて演奏しました。また、受け取ったご家族に特別感や手作り感といった温かさが伝わるよう、便箋に入れたプログラムをご用意しました。(プログラムはきょうゆうプロジェクトのFacebookにて掲載しています。よろしければご覧ください。)

当日は6つのご家族にお越しいただき、温かい時間を共有できました。
いただいた感想の中で、「懐かしい気持ちと新鮮な気持ちと、日々不安の中で生活している為、このような感情を味わうことができ、貴重な時間でした」「辛かったことたくさんありましたが、生の音楽、演奏が心を浄化してくれて、素晴らしい時間を過ごせました」という言葉が印象に残っています。
私たちは、活動を通して音楽の力とは何かを模索しています。音楽を聴くと、聴き手自身が自分の記憶と結び付けながら、さまざまな感情が芽生えているように感じます。みな同じ場所で同じ曲を聴いているけれど、ひとりひとりにぴったりな形でこころに届くという柔軟さが、音楽の力のひとつではないかと感じさせられた音楽会になりました。
大変うれしいことに、せんだいハウスでは、今後も定期的に音楽会を開催させていただく予定です。企画内容を振り返りつつ、ジャンルにこだわらない多様な発想に触れ、こころを支える音楽会の実現に向けて試行錯誤していきます。

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「眼からウロコな音楽会♪」終演しました!

2023年03月22日(水)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。

先日お知らせしたように、3/11~12にイオンモール新利府南館で開催された「カラダとココロのおもしろ体験イベント」(共催:東北大学COI-NEXT、眼疾患早期発見コンソーシアム)に出演してきました。私たちは「眼からウロコな音楽会♪」を企画制作し、オープニングイベントの大役を務めてまいりました。

眼疾患は、自覚症状に乏しく、受診するころには、かなり進行していることが多いと近年問題になっています。
市民の皆様に、眼疾患の症状や予防法を伝えることを目的として、私たちの強みである音楽を組み合わせ、眼疾患を身近に感じられる企画になったと思います。
講演は、東北大学医学部の学生が行い、企画の監修は同眼科学教室にお願いしました。音楽家、医学生、医師と立場は異なりますが、それぞれの個性が生きた音楽会になりました。

これまで、きょうゆうプロジェクトでは、訪問演奏を軸に活動してきましたが、こうした疾患の1次予防に関われたことは、私たちの目的の1つである「社会の中で音楽を実践する」に向けた新たな1歩だと感じています。
「もしかして病気なのかも」と気づけることは、その人が健康を保てるだけでなく、周囲の人にもいい効果が波及するはずです。
音楽と医学の両方の知識があるという、きょうゆうプロジェクトの大きな強みを生かした企画を今後も制作していきます。

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イベント出演のお知らせ!

2023年03月07日(火)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。

今回はお知らせです。
3/11(土),12(日)にイオン新利府南館で開催される「カラダとココロのおもしろ体験イベント」にきょうゆうプロジェクトが出演します。
イベントは、眼の健康について楽しみながら学べたり、気軽に検査ができる内容となっています。私たちはそのオープニングイベントを務めさせていただきます。

私たちの公演は、「眼からウロコな音楽会♪」と題し、演奏やクイズを交えながら、楽しみながら眼の病気について学べる内容となっております。東北大学医学部眼科学教室が監修し、当日の発表は東北大学医学部の学生、演奏には眼科のお医者さんも登場します!

入場無料のイベントですので、ご都合よろしければぜひいらしてください!

【イベント詳細】
カラダとココロのおもしろ体験イベント
(共催:東北大学COI-NEXT「みえる」からはじまる、人のつながりと自己実現を支えるエンパワーメント社会共創拠点 眼疾患早期発見コンソーシアム)

会場:イオン新利府南館
日時:3/11(土)、12(日)10:00~16:00
入場無料、事前予約不要
https://www.med.tohoku.ac.jp/5352/
https://www.med.tohoku.ac.jp/wp-content/uploads/2023/03/event_poster.pdf

【きょうゆうプロジェクト出演】
眼からウロコな音楽会♪
会場:イオン新利府南館 1Fライブスクエア
日時:3/11(土) 10:00~11:00
企画:きょうゆうプロジェクト
監修:東北大学医学部 眼科学教室
出演:
きょうゆうプロジェクト(宮下琳太郎/森里香)
佐々木眞央
星佳祐(東北大学医学部眼科学教室)
立石正規(東北大学医学部)
夏井康樹(東北大学医学部)
野村優(東北大学医学部)
吉永健人(東北大学医学部)
 

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ドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいに伺ってきました!

2023年02月07日(火)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。

先日、ドナルド・マクドナルド・ハウスせんだいに見学とお話を伺いに行ってまいりました。
ドナルド・マクドナルド・ハウスは、病気の子どもとその家族のための滞在施設で、"Home away from Home"「わが家のようにくつろげる第二の家」をコンセプトに、家族を中心としたさまざまな支援を提供しています。

施設では、実に多くのボランティアが活躍されており、ハウス内のいたるところでボランティアさんの「ささえたい」という思いを感じました。皆さんが得意な方法・できる方法で、その思いを行動に移されていたのが印象的でした。
スタッフの方には、きょうゆうプロジェクトに込めた思いや、目指すことに共感していただき、社会貢献や音楽、多岐にわたってお話をすることができました。
なかでも、過度なカテゴライズをせずに普通に接するよう心掛けられていたこと、社会貢献へのモチベーションはそれぞれ違って良く、だからこそいいという言葉が特に心に残っています。

せんだいハウスは、2003年にオープンして以降、多くのボランティアを受け入れ、たくさんのご家族を支えてこられました。
今後、せんだいハウスの皆様にアドバイスをいただきながら、ご家族のこころを支える音楽を届けられるよう、活動を続けていきます。
せんだいハウスの皆様、ありがとうございました! 

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寿泉堂綜合病院の皆様にお話を伺いました

2023年02月02日(木)

皆さまこんにちは、きょうゆうプロジェクトです。
この度、寿泉堂綜合病院の鈴木 克宜様、病院スタッフの皆様にお話を伺いました。

今回は、質問事項だけでなく、構想している企画の実施を想定してお話を伺うことができました。患者さん・病院スタッフの動線や、病院の構造上困難なこと等、具体的なお話を伺うことができ、大変参考になりました。病院の受け入れ患者の特性だけでなく、構造を理解した上で企画する必要を感じます。また、特に印象深かったのは、企画による刺激を受けて欲しい患者さんと、参加せず休んでほしい患者さんがいることでした。患者さんが参加するかは、医師や看護師が判断します。患者さんや病院スタッフが、企画により疲弊してしまうのは望ましくないため、負担を最小限にできるよう、よく相談していきたいと思います。

今回のインタビューは、多くのスタッフの方にご参加いただき、和やかな雰囲気で行うことができました。直近の実施は困難ですが、早くお会いできる日が来ると良いなと思います。寿泉堂綜合病院の皆様、ありがとうございました。

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新年明けましておめでとうございます!

2023年01月06日(金)

明けましておめでとうございます、きょうゆうプロジェクトです。

昨年は、きょうゆうプロジェクトが具体的に動き始めた年でした。病院での活動を1回、インタビューを12回実施することができました。
コロナ禍で病院での活動が制限される中、さまざまな専門家からお話を伺うことができ、音楽や社会貢献、活動に対する考えが深まった1年でした。

今年は、昨年培った知識とアイディアを実践していくことを目指します。しかし、コロナの先行きは依然として見通しが立っていません。
プロジェクトの目的に照らし合わせ、柔軟に活動場所を探していけたらと考えております。


本年もご支援ご鞭撻の程よろしくお願い致します。

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南相馬市立総合病院の看護師にお話を伺いました

2022年12月07日(水)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。
今回は南相馬市立総合病院に勤務されている看護師、渡邉様、池田様にインタビューをさせていただきました。

インタビューでは、患者さんの精神的な支え方、病院スタッフのモチベーション、コロナ禍における問題点などについて、ご丁寧にお答えいただきました。
印象的だったことは、不安が強い患者さんに対しては、傾聴の姿勢と患者さんが思いを表出できるように心がけられていることです。
また、患者さんとの会話の中で心の交流ができることがモチベーションに繋がるともおっしゃられていました。

これまで、病院スタッフのこころを支えるにはどうのような企画にすべきか苦心していました。今回のインタビューで、スタッフのモチベーションは患者さんとの交流や快復であり、スタッフだけに焦点を当てた企画より、患者さんを中心に据え、その中でスタッフにも届く企画がベストかもしれないということが見えてきました。

看護師は、患者さんと接する時間が長く、最も患者さんのこころを支えている職業とも言えるかもしれません。そんな看護師の視点から、今後の活動へのヒントをたくさんいただくことができました。
これまで、多くの方にインタビューを行ってまいりましたが、共通した考え方、姿勢があるように感じています。経験に裏付けられた皆様のお考えに倣い、私たちも活動してまいります。

渡邉様、池田様、どうもありがとうございました!
 

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東北大学大学院教授 谷山洋三先生にお話を伺いました。

2022年11月29日(火)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。
先日、大学院文学研究科・文学部 広域文化学専攻 宗教学専攻分野教授、谷山洋三先生にお話を伺いました。谷山先生は、臨床死生学を専門にされており、病院で患者さんに宗教的なアプローチでこころのケアを行う「臨床宗教師」として、勤務のご経験がある先生です。我々が、スピリチュアルケアと音楽に類似点を感じたことや、臨床宗教師という職業に興味をもったことから、インタビューを依頼しました。

インタビューでは、主に臨床宗教師の活動について詳しく伺いました。それに加え、病院内の企画の考え方をご助言いただいたり、今後参考にすべき活動や、先生の書籍も教えていただき、貴重な時間でした。我々が着目してきた感情についても、臨床宗教師としてのご見解を伺うことができました。特に印象的だったのは、「ひとは、表出をコントロールしてるだけで、感情が生じていないわけではない。だから相手の反応から感情を感じ取って寄り添うことが大切である」というお話でした。また、臨床宗教師を教育する過程の中で、人の感情を理解するために、自分の感情を知ることからはじめると伺い、我々も日頃から実践してみたいと感じました。

先生のお話を通じて、ひとのこころと向き合うための、心構えを教えていただいたと感じました。お話を伺って、忘れずにいたいと感じた言葉がいくつもあります。それらを大切に、なお一層真摯に活動していきます。谷山先生、ありがとうございました。

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一周年を迎えました!

2022年11月21日(月)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。
先日、きょうゆうプロジェクトは一周年を迎えることができました。

この一年は、クラウドファンディングへの挑戦から始まり、一回目の企画を東北大学病院で実施したり、10名の方にインタビューを実施したり、少しずつ歩み始めた一年でした。新型コロナの影響で、思うように活動できない歯痒さもありました。そんな中でも、文献や参考事例を探し、メンバーで話し合いを重ねながら、歩みを止めずに活動してきました。また、企業様からご寄付をいただいたり、活動を知ってお声がけいただいたり、応援してくださる方を身近に感じられた一年でもありました。多くの方に支えていただきながら活動できることを、とてもありがたく、誇りに思っております。この一年間、支えてくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

これからの一年は、実験的に企画内容を実施していく一年にしたいと考えています。立ち上げの段階で構想していたことと、一年間で手にした感覚を照らし合わせ、少しずつ企画を形にしていくことを目指します。二年目のきょうゆうプロジェクトにも、温かいご支援、ご声援をいただけましたら幸いです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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宮城県立こども病院成育支援局 木村様にインタビューしました

2022年10月17日(月)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。
この度、宮城県立こども病院成育支援局の木村慶様にお話を伺いました。

小児科は病院の中でも、慰問活動がさかんに行われている診療科のひとつで、私たちとしても活動を検討していました。
木村様には、こども病院の取り組み、成育支援、コロナ禍での患者さん・ご家族の生活などについてお話を伺いました。

感染対策で面会が制限されているのは、一般病院でも同じことではありますが、小児の患者さんにとって、その影響はさらに大きいようです。
木村様のお話の中で、「成長発達を止めない環境を整え、成長を助ける。子供たちを笑顔にしてほしい。」という言葉が大変印象に残りました。

治療が主な役割で、多忙を極める医療現場において、私たちがどのように活動していくか、改めて見つめ直すきっかけになりました。
音楽で病気を治すことはできません。しかし、これまで多くの方にお話を伺い、また応援していただき、音楽にもできることが多少なりともあるのではとも感じています。
具体的にそれが何なのか、探求する日々は続きます。

こども病院とは引き続き連絡をとり、受け入れ再開に備え、企画を検討してまいります。
木村様、この度はありがとうございました。

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株式会社ホットハウス様より、ご寄附を頂戴しました

2022年10月04日(火)

みなさまこんにちは。きょうゆうプロジェクトです。

この度、株式会社ホットハウス 代表取締役社長の日下敦様から、ご寄附のお申し出をいただきました。
日下様は、「感謝のつどい」における宮下のプレゼンに共感してご寄附を決められたそうです。株式会社ホットハウス様の30周年記念の活動として、実施する病院もご紹介いただきました。

先日、ご寄附のお礼とご挨拶に伺いました。我々はかなり緊張して伺いましたが、日下様は温かく迎えてくださり、今後の展望や目指していることに耳を傾けてくださいました。日下様は、これまでも様々な形で病院をご支援されており、ご経験から企画のアイディアをいただくこともできました。ご紹介いただいた病院とは、早速連絡を取らせていただいており、近々担当の方とお話を伺います。感染状況から直近の実施は難しそうですが、病院の方とコミュニケーションをとりながら、企画を模索する期間にしていきたいと思います。

企業の方からご寄附を受けるのは初めてで驚きましたが、応援してくださる方の存在を、大変心強く感じています。
株式会社ホットハウス 代表取締役社長の日下敦様、ありがとうございました。そして今後もご支援をよろしくお願いいたします。
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令和4年度「感謝のつどい」に参加しました

2022年09月22日(木)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。
9月3日(日)に、令和4年度東北大学基金「感謝のつどい」に宮下が学生代表として登壇しました。
「感謝のつどい」は、東北大学の功績賞以上を受賞された寄附者の皆さま向けのイベントです。昨年度の感謝のつどいでは、「ともプロ!2021」参加団体がお披露目となり、クラウドファンディングが同日よりスタートしました。我々の活動が始まったイベントでもあり、当時のことを懐かしく振り返りながら参加してきました。
会の中では、きょうゆうプロジェクトのこれまでの歩みとこれからのビジョンについて皆様にご報告し、プレゼンの後に1曲ヴァイオリンを演奏しました。終了後は、大野総長はじめ、東北大学基金、会場の皆様から温かい応援の声をかけていただきました。
近頃、再びコロナの感染が思わしくなく、病院での活動もしばらく見合わせざるえない状況となってしまいました。この間、医療現場で芸術を取りいれている方や、医療従事者の皆様にインタビューをし、企画の引き出しを増やすことに専念する予定です。
話は変わりますが、まもなく、2回目となる「ともプロ!2022」の参加団体がお披露目になるそうです。私たちもまだ内容は知りませんが、今回も魅力的なアイディアがたくさんあったと伺いました。是非チェックして、応援していただけたらと思います!

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東北大学病院広報室 草野拓子様にインタビューを実施しました

2022年09月14日(水)

みなさまこんにちは。きょうゆうプロジェクトです。

 この度、東北大学病院広報室の草野拓子様にお話を伺いました。草野様は、東北大学病院内で定期的に開催されている「ホスピタルモール みんなのコンサート」を担当されており、我々が7月に実施した企画の運営でもご尽力いただきました。インタビューでは、7月の企画を振り返りながら、院内コンサートの運営や、今後の企画についてお話を伺うことができました。

 企画については、コンセプトのほかに、耳なじみのある曲とそうでない曲のバランスが取れたプログラム構成や、運営面、奏者の雰囲気を評価していただきました。また、院内コンサートは2年半ぶりということもあり、いつものコンサートよりも多くの方に、足を運んでいただいたこともわかりました。受け入れていただいた病院で、運営の方、聴いていただいた方の双方からご好評いただいたことは、とても励みになります。反省点においては、我々の考える改善策や疑問に対し、病院の事情とあわせた具体的な改善策や、代替案をご提案いただきました。今後の企画にあたり、重要な観点としていきます。

 院内コンサートの運営について、なかなか質問する機会に恵まれない質問に対し、丁寧にご回答いただきました。今後も病院での活動を継続していくために、参考になるお話を伺えたと感じます。

 また、今後の東北大学病院での活動について、意見を交換することができました。我々の構想する企画に対して、ご助言をいただくだけでなく、病院内の事情や草野さまのご見解を踏まえたアイディアを頂戴でき、大変有意義な時間となりました。
 7月の企画を実施して、病院の方にプロジェクトをご理解いただき、その方と今後の活動について意見を交わせる関係を構築できたことを、非常に心強く感じています。東北大学病院では継続して活動を行う予定ですが、連携を深めることで、より病院と向き合った企画ができるのではないかと感じる時間となりました。

大変貴重なお話をお聞かせいただいた草野様、ありがとうございました。

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東北大学病院で企画を実施しました!

2022年08月19日(金)

皆さまこんにちは。きょうゆうプロジェクトです。

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イベントポスター

2022年7月15日(金)、きょうゆうプロジェクトが初めて企画したコンサートを、東北大学病院にて実施してまいりました。このコンサートは、東北大学病院、東北大学病院みんなのみらい基金、東北大学医学部教室員会福祉厚生部の協力によって実施され、企画・演奏・ポスターデザインはきょうゆうプロジェクトが担当しました。 ピアニストには、仙台市在住の佐々木眞央さんをお迎えし、クラシックやジブリ、ディズニーなど6曲を演奏しました。

 

コンサートには、患者さんや病院スタッフ、 約50名が足を運んでくださいました。コンサートは好評で、特に「プレゼント」というコンセプトを評価していただきました。ただのコンサートに終始せず、「音楽の特徴を用いてこころを支える」という理念を表現できたのではと感じています。
一方、反省点の一つに会場の運営が挙げられます。今回のコンサートは、ホスピタルモールという病院内をつなぐ大きな通路で実施しましたが、コンサートホールではない場所で実施するにあたり、マイク音量や、プログラム・メッセージを投影したプロジェクターの見え方、座席配置などについて、適切な設置であるか確認すべきであったと感じています。

また、今回のコンサートで1公演にかかる費用がわかりました。これは継続的な活動に向けて重要な指標となります。音楽家が社会の中で活躍できる活動、そして、ボランティア精神に頼らず、演奏に正当な対価を払う活動を目指していきます。

初めての企画でしたが、病院の多くの皆さまにご協力いただき、東北大学病院に合わせた企画ができたと感じております。今後も継続して活動させていただく予定ですが、今回の企画を踏まえ、より連携を意識し、良い企画が実施できるよう努めていきます。

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菅野が地域音楽コーディネーター養成講座を受講しました

2022年08月15日(月)

2022年7月10日、菅野が、公益財団法人音楽文化創造が主催する地域音楽コーディネーター養成講座を受講し、認定資格を取得しました。

地域音楽コーディネーターは、それぞれの地域が抱える高齢化や貧富格差などの課題に対し、地方自治体や文化施設と連携して、音楽で働きかける役割があります。わたしたちのプロジェクトが、病院によって異なる課題に向き合いたいと感じる点と重なると思い、受講しました。

講座では、実際に地域文化施設やNPO法人を運営する先生方からお話を伺うことができました。地域の課題・現状を踏まえて企画するためのポイントや、運営において重要視すべきことなど、実践的なことを学べたように思います。また、先生方に直接質問できる場面もあり、企画や運営における疑問点を解消することができました。

この資格を活かして、実施させていただく病院と連携をとり、病院ならではの企画を生み出していけるように努めてまいります。

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「実験会」終演しました!

2022年08月05日(金)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。


先日お知らせしていた「実験会」が無事開催されました。「実験会」とは、昨年度より宮下が企画している、音楽と医学の視点から様々なアイディアを試すコンサートです。今回は2部に分けての開催となり、どちらも満員のお客様にご来場いただきました。


前半は、宮下と菅野で、きょうゆうプロジェクトのこれまでとこれからについて活動報告をさせていただきました。ご来場いただいた方の中には、クラウドファンディングに協力いただいた方も多くいらっしゃり、直接感謝の言葉を伝えることができました。


後半は、ピアニストの秋池朝子さんに加わっていただき、2台ヴァイオリンとピアノのコンサートを行いました。
2台ヴァイオリンのために作曲された曲は数が少なく、レパートリーを増やすことは課題の1つでした。今回を機に、趣の異なる5曲をレパートリーに加えることができ、大きな成果を得ました。


活動や演奏に対して、好意的な感想をお寄せいただき、温かな演奏会となりました。また、既存のコンサートにはないアイディアも試すことができ、今後、きょうゆうプロジェクトの企画に応用させたいと考えています。
私たちの主な活動場所は東北地方ですが、東京も同じく大切な場所です。応援してくださる方に直接、活動への思いや今後の展望について説明でき、また、皆さんの前で演奏することができ、私たちにとって感慨深い時間となりました。

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「実験会」のお知らせ

2022年07月20日(水)

きょうゆうプロジェクトの2人が「実験会」に出演します。「実験会」とは、昨年度より宮下が企画している、音楽と医学の視点から様々なアイディアを試すコンサートです。今回は「2台ヴァイオリン」をテーマとし、今後の活動を見据え、私たちのレパートリーを充実させることを目的にしています。

また、プロジェクトのこれまでの活動とこれからの予定についてもご報告する予定です。

是非、足をお運びください。

 

【日時】
 2022年7月31日(日) 13:30~/16:00~

 ※2回公演(同内容、約1時間、定員各回約17名)

【場所】
 宮下内科医院

【チケット】
 要予約、入場無料(カンパ制)

 予約フォームはこちら ▶ https://forms.gle/7QcjvfVfVCk6Uab48

【出演】

 宮下琳太郎(ヴァイオリン、きょうゆうプロジェクト)

 菅野里香(ヴァイオリン、きょうゆうプロジェクト)

 秋池朝子(ピアノ)

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【速報】東北大学病院にて企画を行いました!

2022年07月20日(水)

7月15日(金)、東北大学病院において1回目の企画を行ってまいりました!

 

今回は"ひととのつながり"を感じられるコンサートになるよう企画しました。好意的な感想や、今後に期待する声をいただくことができ、安堵と共に一定の成果を得ることができたと感じています。

 

11月の採択から、沢山の方にご協力いただき、ようやく実施することができました。

詳しい報告はまた後日。お楽しみに!

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南相馬市立総合病院の鈴木貴之様にお話を伺いました。

2022年07月20日(水)

こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。

この度、南相馬市立総合病院、総務課の鈴木貴之様にお話を伺いました。

 

我々の質問にお答えいただきながら、病院の現状と鈴木様から見た課題についてお話を伺いました。先日の地震や新型コロナウイルスの影響を受け、緊迫した状況が続いているようでした。

 

一般的に、コロナ禍における活動制限は緩和されつつありますが、病院はその範囲ではありません。面会禁止や医療従事者の活動制限による「ひととのコミュニケーション不足」に起因した課題が、どの病院においても根強くあるように感じます。

 

南相馬市立総合病院もその例外ではなく、スタッフの中では「病院で働くひとのために、ひととの繋がりができるイベントをつくりたい」という声もあるそうです。その思いと共に、効果的な企画を模索していきたいと強く感じました。

 

南相馬市は、宮下が感謝状を拝受したご縁があり、南相馬市立総合病院の方と話を伺えたことを嬉しく感じております。お忙しい中お時間をいただいた鈴木様、ありがとうございました。

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近況報告(5,6月)

2022年06月24日(金)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。
前回の記事から2か月ほど経ちました。今回の記事では、その間あったことについてお話したいと思います。

ニュース①:病院での活動が決まりました!
宮城県の総合病院で企画を行うことが決まり、7月に院内コンサートを実施することになりました。
病院の実情に合わせて企画を提案させていただき、病院スタッフの方からのアイディアも取り入れ、楽しみな内容となりました。私たちにとって初めての活動となり、試行錯誤の連続ですが、誠心誠意準備していきます。
今回は非公開ですが、後日様子についてレポートする予定です。お楽しみに!
また、福島県の総合病院でも活動を行うことになりました。こちらは、これからどのような企画にするか検証していきます。
病院スタッフの方とのコミュニケーションを大切に、その病院に最適な企画を模索します。

ニュース②:東京でミニコンサートを行います!
7/31(日)に東京で、2台ヴァイオリンとピアノのミニコンサートを行います。
今後の活動に向けてレパートリーを広げ、また、クラウドファンディングを通してご支援いただいた皆様に活動報告をいたします。
詳細決まりましたらまたお知らせします。

ニュース③:艮陵新聞にインタビューされました!
東北大学医学部のOBOG向けの新聞、艮陵新聞に、きょうゆうプロジェクト・宮下のインタビュー記事が掲載されました。
令和3年度第4号(第317号)に掲載されていますので、関係者の皆様、ぜひご覧になってください。

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大西詠子先生にお話を伺いました

2022年05月02日(月)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。

 

今回は、東北大学病院麻酔科の大西詠子先生にお話を伺い、病院の現状と課題と併せて、東北大学病院における企画の実施についてお話をさせていただきました。

 

病院では、感染症対策のため面会謝絶。コンサートを含めた対面でのイベントも中止している状況で、“病院にいるひと“に音楽を届けることは困難かと思われました。しかし、大西先生から、この現状と我々の理想を踏まえた、実現しやすい企画の形と道筋をご提案いただきました。

 

また、病院内で企画を実施するためには、病院に関わるさまざまな方のご理解とご協力が必要になりますが、その方々と我々の橋渡しもしていただけることになりました。

 

先生には、以前からプロジェクトを気にかけていただいておりますが、今回は実施に向けた具体的なサポートをしていただき、企画の実現へ大きく動き出せました。

 

実施に向け、病院側にも分かりやすく、受け入れたいと思える企画になるよう、より丁寧に企画を検討し、理想に挑戦していきます。

 

数多くのご意見、ご提案を頂戴した大西先生、ありがとうございました。

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森合音さまにインタビューを行いました

2022年04月27日(水)

こんにちは、きょうゆうプロジェクトです。

 

この度、四国こどもとおとなの医療センターホスピタルアートディレクター、NPO法人アーツプロジェクト理事長の森合音さまにお話を伺いました。

 

インタビューでは、質問にご回答いただきながら、活動についてお話を伺いました。特に、森さまの"ひと“との関わり方が印象的で、「こころを込める」ことをまさに体現している方だと感じました。

 

森さまは、様々な痛みを抱えるひとや、一緒に活動するひとと、「対話」から信頼関係を築き、役割を見極めてアートを実践されていました。丁寧な「対話」から生まれた、"決して一方的でない"アートが、目に見えない痛みの、確実な軽減につながっていると感じました。

 

我々は、企画を立ち上げる段階で"アートディレクター"の存在を知り、とても理想的な活動をされていると感じていました。そのアートディレクターであり、アートによって多くのひとのこころを救ってきた森さまのお話を伺うことができ、非常に有意義な時間になりました。お忙しい中、インタビューさせていただいた森さま、ありがとうございました。

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使用楽曲を検討しました

2022年04月15日(金)

皆様こんにちは。
きょうゆうプロジェクトです。

先日、2人で楽器を持ち寄り、企画で使用する楽曲を検討しました。

実際に音を出し、規模による楽曲の振り分け(大人数向け・個人向け)や、聴き易さ、感情が想起するか等を話し合いながら検討を行いました。

ストレスに対処する方法の一つに、「自分の感情を知ること」があります。自身の感情を抑圧せず、ストレスに気がつくことにより、ストレスを溜め込んでしまうことを未然に防ぐというものです。聴き手が、音楽によって想起した感情に気がつくことは、自身の感情に気がつくきっかけとなり、ストレス緩和の手助けになるのではないかと考えています。

また、同じ空間にいた人と体験を共有することは、さらに“自身“に気がつくきっかけになると考えています。音楽により想起される感情は、人によって様々で、それには正解も不正解もありません。体験を共有した人の感情を知ることが、コミュニケーションのきっかけとなり、より良好な関係の構築につながると考えています。

日々緊迫した病院内で、音楽をきっかけに自分に気がつき、こころ安まる空間を作れるよう、引き続き内容を検討していきます。

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東北大学創立115周年・総合大学100周年の記念事業のキックオフイベントで演奏しました

2022年04月12日(火)

2022.4.12(月)に開催された東北大学創立115周年・総合大学100周年の記念事業のキックオフイベント「桜ライトアップ点灯式&ミニコンサート」にて宮下が演奏しました。

 

演奏の様子(動画)はこちら▽
 

 

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東北大学教授からお話を伺いました

2022年03月31日(木)

ご無沙汰しています。きょうゆうプロジェクトです。

 

年度末の忙しさを切り抜け、春休みを迎えました。この度、定例勉強会に、東北大学大学院 医工学研究科健康維持増進医工学分野、医学系研究科運動学分野教授の永富良一先生をお迎えし、企画へのアドバイスやご意見をいただきました。

 

永富先生からは、目的や対象を明確化するために、様々な研究手法や先生ご自身の研究から、示唆に富んだヒントをいただきました。また、こころの健康の重要性、音楽の可能性など、多岐に渡って意見を交わすこともできました。

研究で得た知見を実際の活動に反映させる工夫、「主観」をどのように評価するか、「こころの健康」の重要性など、これまで疑問に感じていた点について、丁寧にご教授いただきました。

 

私たちのプロジェクトに興味を持っていただき、今後もサポート・応援していただけると、温かい声をかけてくださいました。引き続き、インタビューを重ね、企画案を改良していきます。

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音楽療法士の方からお話を伺いました

2022年02月16日(水)

こんにちは。きょうゆうプロジェクトです。

 

現在、企画の構成に向け、定期的に話し合いを行っています。文献調査やインタビューを通して、音楽の長所と短所、医療現場の課題を見つめなおすことを目的としています。

 

先日、関東で音楽療法士として活躍されている林ひかりさんをお迎えし、音楽療法について経験談を交えてお話を伺いました。音楽の可能性について、2時間を超える充実した議論を行うことができました。

 

今後も医療現場で働いている方、訪問演奏をされている方を中心に、インタビューを行っていきます。

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クラウドファンディング終了!

2022年02月04日(金)

1月31日を持ちまして、クラウドファンディングが終了し、110名の方より、合計917,000円ものご寄付をいただきました。また、寄付以外にも、情報の拡散や温かい声援、様々な形で、多くの皆様に支えていただきました。心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。メンバーである宮下、菅野よりメッセージです。

 

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 今回提案した企画は、長年挑戦したいと考えていましたが、実行するには至らずにいました。しかし、運よく、同じ志をもった仲間に出会い、また、東北大学の支援が重なり、クラウドファンディングを始めることとなりました。

 

 自分の想いを訴えることは勇気が必要でしたが、予想を超える方からご支援いただき、大きな自信になりました。本当にありがとうございます。

 

 皆様からのご支援、ご声援を支えとして、これから力強く活動してまいります。

 

宮下琳太郎

 

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 不安を抱きながら挑戦したクラウドファンディングでしたが、100名を超える方々からご支援を頂くことができ、ただただ感無量です。

 

 思いを込めて企画したプロジェクトが、多くの方々に共感していただけた上、その方々からのご支援で実施できることを、大変有り難く、嬉しく思っております。この思いを胸に、実施に向けて日々邁進してまいります。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうございました。

 

菅野里香

 

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 新型コロナウイルスの感染状況を考慮すると、プロジェクトの実施はしばらく先となりそうです。その間、企画の検討、プロジェクトの訪問先探し等、万全の準備を進めてまいります。

 

 皆様からいただいた資金を大切に用いて、活動していきます。今後もプロジェクトページ・Facebookにて、活動について随時ご報告いたします。引き続き応援よろしくお願いいたします。

 

 

きょうゆうプロジェクト

宮下琳太郎

菅野里香

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自己紹介(菅野)

2022年01月31日(月)

みなさまこんにちは。

 

クラウドファンディング終了まで残りわずかとなりました。先日、目標金額を達成しましたが、その後も多くの方にご支援いただいています。心より御礼申し上げます。今後とも私たちの活動をご支援、応援いただけますと幸いです。

 

今回は、菅野がプロジェクトにかける思いをお話しさせていただきます。

 

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私は、福島県郡山市に生まれ育ちました。小学校4年生のとき、憧れていたオーケストラ部に入部し、中学校卒業までオーケストラに明け暮れる毎日でした。

 

東日本大震災が起きたのは、中学校3年生になる春でした。同じくらいの子供が、命をおとした、家族や友人を失った、家に帰ることができなくなった…そんな震災関連のニュースを見るたびに、「私はなぜ生きているんだろう」と考えていました。被害を受けた人が多くいるにもかかわらず、いつも通りの生活を続けている自分に、罪悪感を抱いていました。

 

高校卒業後の進路選択を迫られたとき、「人の役に立つことが、私が生きている理由ではないか」と考えるようになりました。

 

自分が人の役に立つにはどうしたら良いのか。思い浮かんだのは、ずっと続けてきた音楽でした。周りと比べて突出した才能があったわけではありませんが、自分の中で1番得意だった音楽で人の役に立ちたいと決意し、音楽大学に進学しました。

 

大学では出逢いに恵まれ、様々な社会貢献活動を行いました。特に、社会福祉施設への訪問演奏を数多く行い、施設にいるみなさんの喜ぶ姿に、とてもやりがいを感じていました。

 

私がよく訪れていた施設では、職員が、利用者とのコミュニケーションに十分な時間を割けない問題がありました。

 

音楽家である私が、この問題に対してできることは、ひとりひとりと向き合った演奏をすることです。しかし、訪問演奏は、大勢を相手に演奏する形がほとんどで、個人にアプローチするには適さないと感じていました。また、「個人へ向けた演奏活動」の必要性を訴えるほどの自信もなく、行動に移せずにいました。

 

そんな中、宮下から「ともプロ!」について聞き、大きなチャンスだと感じました。

 

私たちのプロジェクトは、「こころを支える音楽」がテーマです。活動内容の一つに、奏者がひとりの聴き手と向き合う「音楽対話」を計画しています。これまでのように演奏者があらかじめプログラムを決めるのではなく、聴き手が聴きたいと思う曲を演奏する、オーダーメイドの演奏会です。

 

医学生の宮下と組むことで、医学的な視点も取り入れ、今までになかった訪問演奏を実現できる可能性を感じました。

 

クラウドファンディングがはじまると、多くの方にご支援いただき、大変驚きました。皆さんの思いと共にプロジェクトを進められることに大きなやりがいを感じます。「音楽による社会貢献」の実現を目指して、責任を持ってプロジェクトを実施していきます。

 

応援、よろしくお願い致します。

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目標金額達成のお礼と進捗

2022年01月17日(月)

皆さんこんにちは。

きょうゆうプロジェクトです。

 

1月13日、目標金額である50万円に到達しました。

不安とともに始まったクラウドファンディングでしたが、多くの方に、ご寄付や情報の拡散、応援など様々な形でご支援いただき、大変心強く感じています。心より御礼申し上げます。

共感していただいた皆様の思いと共に、責任を持って、プロジェクトを実施していきます。

今後とも応援よろしくお願いいたします。

 

引き続きご寄附は可能です。

下記ページよりご支援いただけましたら幸いです。

 

また、同日、南相馬市原町ロータリークラブの例会に宮下が参加し、講演・演奏を行いました。

会員や地域の方に向けて、本プロジェクトについて説明し、暖かい応援の言葉をかけていただきました。

 

また、候補先である総合病院の関係者と実施に向けた相談をさせていただきました。

オミクロン株の影響もあって、今すぐに実施することは難しいですが、できることを見極めて、計画を進めてまいります。

IMG_3297.jpg

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自己紹介(宮下)

2022年01月11日(火)

明けましておめでとうございます。クラウドファンディングも残り1か月を切りました。これまで多くの方にご支援いただきました、心より御礼申し上げます。目標金額達成に向け、引き続きご支援のほど、よろしくお願い致します。

今回は、宮下がプロジェクトにかける思いについて綴らせていただきます。

 

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以前通っていた大学で「演奏者募集」という掲示を見かけました。それは、福島市の中高生で構成されるオーケストラに参加する演奏ボランティアの募集でした。

東京で育ち、それまで東北には全く縁のない人生でしたが、なぜかそのとき、「行かなければ」と思いました。今でもなぜそう思ったのかは分かりません。直観的に感じていたのです。

 

それから、大学を卒業するまで、福島市や南相馬市で子供たちに音楽を教える活動を行いました。見ず知らずの若者を、福島のみなさんは温かく迎えてくださり、大変感銘を受けました。また、これらの経験を通して、芸術として音楽を追究するだけでなく、社会の中で音楽を実践したいという思いを募らせました。

 

しかし、音楽による社会貢献活動には、多くの問題があります。特に、客観性の乏しさが挙げられます。コロナ禍で、芸術は不要不急という声も聞かれましたが、こうした声に反論するには、客観的な証拠が必要だと考えます。よく耳にするけれど、具体的に指し示すことが難しい「音楽の力」に頼ってはならないと思いました。

 

幼い頃から、社会貢献活動に関心がありましたが、音楽によって行うことに不安を覚えました。「貢献した」と感じることはエゴではないかという不安です。そこで、客観的にも貢献できると言えると感じた医者を志しました。しかし、音楽による社会貢献を諦めたわけではありません。

医学的な視点から語れることはまだ少ないですが、時間的に余裕のある学生の間に活動を始め、経験を積み重ねていきたいと「ともプロ!」に応募しました。長年取り組みたかったことに、東北の地で挑戦できること、大きなやりがいを感じます。冷静かつ客観的、継続性のある「音楽による社会貢献」実現に向け、挑戦します。

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次回は菅野が自己紹介と、プロジェクトにかける思いを投稿します。

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プロジェクトのきっかけ

2021年12月24日(金)

こんにちは。

きょうゆうプロジェクトです。多くのご支援、ありがとうございます!今回は、このプロジェクト発足のきっかけについてお話します。

 

まず宮下、菅野の出会いは5年前。ふたりはそれぞれ別の音楽大学で音楽を学んでいましたが、福島での社会貢献活動で出会いました。大学卒業後、宮下は医学生、菅野は音楽家として道を歩みますが、芸術としての音楽を追究するだけでなく、学んできた音楽を社会の中で実践できないかと考えていました。

 

そんな中、数年ぶりに2人で電話で話すと、社会貢献の話に。そこで宮下が食堂に貼り出された「ともプロ!」のポスターを思いだし、これはやってみるしかないのでは?と、プロジェクトの立ち上げを決めたのでした。

 

今回のプロジェクトでは「こころ支える音楽」をテーマに、病院での演奏を取り上げます。プロジェクトを通して、継続して活動する基盤を作り、活動を広げていきたいと考えていますので、応援よろしくお願いします。

 

次回の投稿では、宮下が自己紹介をします。

お楽しみに!

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クラウドファンディング開始!

2021年12月14日(火)

こんにちは!
きょうゆうプロジェクトです。
先日12月9日から、クラウドファンディングが始まりました。
早速、ご寄附やお問い合わせがあり、応援してくださるみなさまの存在を感じています。ありがとうございます。

 

また、同日、基金に寄付をされた方々への賞の贈呈や、東北大学の取り組みを報告する「東北大学基金 感謝のつどい」が行われました。
こちらでは、「ともプロ!」のお披露目が行われ、宮下が企画の概要を説明してきました。

最終日の1月31日まで、この企画が多くの人と出会い、必要な方々へ届くことを願っています。
引き続きご支援、そして拡散をどうぞよろしくお願いします。

 

1.png

感謝のつどいの様子

 

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ご寄附の特典

1,000円のご寄附

・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。

1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”

2.北限のお茶”kitaha”東北大学オリジナルデザインver.

3.東北大学オリジナル栞”Hagi”

 

※ご入金確認後、1カ月後程度を目途にお送り致します。

※クレジットカードでお申込みの方へは、カード会社から本学への入金後の送付となりますので、ご了承ください。

5,000円のご寄附

・お礼状

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・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。

1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”

2.北限のお茶”kitaha”東北大学オリジナルデザインver.

3.東北大学オリジナル栞”Hagi”

 

※ご入金確認後、1カ月後程度を目途にお送り致します。

※クレジットカードでお申込みの方へは、カード会社から本学への入金後の送付となりますので、ご了承ください。

10,000円のご寄附

・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・東北大学オリジナルクリアファイル~人気イラストレーター秋山花さん描き下ろし~

 

※ご入金確認後、1カ月後程度を目途にお送り致します。

※クレジットカードでお申込みの方へは、カード会社から本学への入金後の送付となりますので、ご了承ください。

30,000円のご寄附

・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・川内第2食堂「普通カレー&怒髪天カレー」1セット

 

※ご入金確認後、1カ月後程度を目途にお送り致します。

※クレジットカードでお申込みの方へは、カード会社から本学への入金後の送付となりますので、ご了承ください。

50,000円のご寄附

・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・「東北大学×mizuno」限定オリジナルマウスカバー &川内第2食堂「普通カレー&怒髪天カレー」1セット

 

※ご入金確認後、1カ月後程度を目途にお送り致します。

※クレジットカードでお申込みの方へは、カード会社から本学への入金後の送付となりますので、ご了承ください。

※マウスカバーについては、ご希望のお色をお申込フォームの「通信欄」にご記入下さい。なお、数に限りがございますため、ご希望のお色にならない場合がありますこと、あらかじめご了承ください。

100,000円のご寄附

・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・東北大学オリジナル日本酒「萩のゆかり」

・東北大学プレミアム返礼品より1品<2022年5月頃ご案内>

 

※ご入金確認後、1カ月後程度を目途にお送り致します。

※クレジットカードでお申込みの方へは、カード会社から本学への入金後の送付となりますので、ご了承ください。

※東北大学プレミアム返礼品については2022年5月以降に別途ご連絡致します。詳細についてはこちらをご覧ください。

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