～研究のムダ時間をゼロに！運搬作業の完全自動化プロジェクト～

～研究のムダ時間をゼロに！運搬作業の完全自動化プロジェクト～

研究者がより研究できる環境を構築するためのプロジェクト

試薬や装置の運搬は学生にとって日常的な作業です。しかし、これには転倒のリスクや、時間的なコストが伴います。私は東北大学の修士2年生として、日々研究に取り組んでいますが、このような運搬などの雑務で多くの時間が消費されています。その結果、本来の研究活動や論文調査の時間が短縮されてしまっています。身近な例として、先輩の指示や伝統的な役割分担から、重いタンクや危険な試薬を手作業で運んでいます。作業時間は短いかもしれませんが、準備や精神的ストレスが伴います。このような作業を自動化することの必要性を痛感して、本プロジェクトを立ち上げることにしました。

 

運搬作業に伴う事故を防ぐための自動運搬システムを開発します

研究生は日常的に実験を行う中で、雑務や移動時間などに多くの時間を奪われがちです。特に装置やサンプルの運搬中には、人的ミスから事故が発生するリスクがあり、故障や汚染の原因となる場合があります。例として、一か月間製作したサンプルを運搬中に落とし、その努力が無駄になるような事故が実際に報告されています。このような事故は一例に過ぎませんが、更に大きな被害をもたらす可能性もあります。そこで本プロジェクトでは、ロボットやドローンを使用して運搬作業を自動化することを目指しています。この自動運搬システムの導入により、研究活動の効率と安全性が向上し、研究者は実験により集中できる環境が実現されます。さらに、システムの性能向上により、より迅速な運搬が可能となり、研究の活性化に寄与すると期待されます。

自動運搬システムを開発します。資金は装置や材料にあてます

自動運搬システムの開発を進める過程では、まず要件定義を行い、ロボットとドローンの選択、運搬機構の設計を実施します。運搬ルートの設定やナビゲーションシステムの開発も並行して進め、プロトタイプを作製した後、実際の運用を開始します。初期ユーザーとして学生を想定し、最終的には大学全域での利用を目指す計画です。クラウドファンディングでの資金は、装置の購入や材料費に充てる予定です。特にロボットやドローンの購入には10万円以上の費用が見込まれるため、サポートを求めています。ご支援の程、よろしくお願い申し上げます。
 

研究者たちが研究に没頭できる環境を構築する一助になります

本プロジェクトは、実験運搬システムの自動化を目的としています。我々の目標は、運搬ロボットとドローンが指定されたルートを正確に、迅速かつ安全に物品を運搬することです。

成果の評価には、主に2つの指標を使用します。まず、システムの正確性に関して、ロボットが指定されたルートをどれだけ正確に移動できるかを実地試験で確認します。この正確性は、ロボットが事故を起こすリスクの軽減や運搬速度の向上にも寄与します。次に、実際のユーザーである学生からのフィードバックを収集します。学生の意見や反応は、本システムの有効性や実用性を知る上での重要な指標となります。

独自の強みとして、実地試験が行いやすい広大な敷地と、システムを利用する可能性が高い学生層が豊富にいることを挙げることができます。学生の視点からの評価は、他の評価手法にはない独自性を持っています。また、運搬ロボットの試作を手がけている学生団体「LIFT」からも貴重な意見やフィードバックを受け取る予定です。このような外部のプロジェクトからの評価は、さらに我々のプロジェクトの質を高める要因となるでしょう。

本プロジェクトの成功は、多岐にわたる影響をもたらします。学生は、研究に専念する時間が増え、研究の質・量が向上することが期待されます。さらに、自動化による人的ミスの減少は、学生だけでなく装置やサンプルの安全性向上にも寄与します。また、このシステムは他の研究機関や企業にも適用可能であり、広範囲の効果が予測されます。参加する学生には、様々な技術の習得という経験が得られ、彼らの将来のキャリアにもプラスとなるはずです。

このプロジェクトの成功は、他の研究機関や大学への波及効果も期待されます。運搬作業の効率化や安全性向上は、研究全体の品質を高める重要な要素となります。皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

プロジェクトメンバーに関する情報

瀬田幸於　工学研究科　博士課程前期2年
置田海斗　薬学部、２年

佐藤響希　工学部／材料科学総合学科、２年
私は化学工学を専攻している工学研究科の修士2年生です。置田君、佐藤君はサークルの後輩で、色々と手伝ってくれています。基本的にオンライン上でやり取りをしていますが、定期的に集まって運搬装置の組み立てや、プロトタイプの作成を行っています。最近では、廃液タンクを運搬する運搬装置を組み立てました。プログラムを組み込むことで、自動的に廃液タンクを運べるようになります。しかし、我々のフィールドは青葉山です。実利用にはいろいろな障壁が待っていると思います。ただ、まだ誰も手を付けていない課題に正面から当たっていくのはとても楽しく、皆で生き生きと活動しています。

＜ご注意事項＞
・このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、ご寄附をいただいた時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・目標金額を超えるご寄附があった場合は、「ともに・プログラム」をはじめとする学生支援のために活用させて頂きます。
 
＜税制上の優遇措置等について＞
本プロジェクトへのご寄附は、東北大学へのご寄附となり、確定申告をしていただくことにより税制上の優遇措置が受けられます。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
詳しくはこちらをご覧ください。

寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。
確定申告の際は、ご本名と現住所（住民票に記載のご住所）、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。

なお、本プロジェクトへのご寄附は、「東北大学基金」の顕彰の対象とさせて頂きます。

詳しくはこちらをご覧ください。