ロボットアームによる実験自動化プロジェクト-東北大学の研究力を世界一に
ロボットアームによる実験自動化プロジェクト-東北大学の研究力を世界一に
「ともプロ!2023」実施時のプロジェクトは、新着情報に移動しました。2025年2月13日の新着記事をご覧ください。
LaboRoboは研究効率化と社会課題解決のために、ロボット技術・AIを活用するプロジェクトチームです!
こんにちは!私たちLaboRoboは、研究現場の効率化を軸に、最新のテクノロジーを駆使して社会課題の解決に取り組むプロジェクトチームです。
東北大学内の学年も学部も異なる多様なメンバーとともに、さまざまな分野の課題解決に挑戦しています。
手間を減らして、創造的な研究活動へ
研究の手間がなくなれば、研究力はもっと向上する
このプロジェクトは、研究者として自らが体感した課題から始まりました。バイオや化学、材料系の研究では、実験が単純な作業であることが多く、非効率な作業の時間も少なくありません。また、実験に関わる事務作業も研究者の負担となり、考察や議論といった知的な活動に当てる時間が少なくなることが研究者の課題でした。これらの手間を減らすことは、研究者が本質的な研究活動に専念できるようになることにつながり、ひいては社会全体の利益につながります。
ロボットによる実験自動化・ソフトウェアによる研究効率化の可能性
私たちは卓上ロボットアームなどの最新テクノロジーに、研究効率化の可能性があることを見出しました。研究作業の効率化・省力化は、より創造的な研究活動ができる環境を実現します。また、自動化による再現性・精度の向上は、研究の質を向上させます。また、市販のロボットアームと独自開発した先端パーツというシンプルな組み合わせで、効率化の恩恵を幅広い研究者に提供できます。
これまでの成果
実験作業の効率化を実現 - 東北大学内4研究室へ自動化装置の提供
- 液体移動の自動化:ビーカーや試験管間の液体移動を自動化し、人間の手間を削減。
- 試薬調合の自動化:混入リスクを低減し、実験再現性を向上。
- 材料分析の自動化:分析機器間の搬送を実装し、ハイスループット実験を実現。
受賞歴
- Gugenコンテストファイナリスト
- James Dyson Award国内優秀賞
- SPARK! TOHOKU 2024企業賞受賞
- Sendai Global Startup Challenge 2025 大賞受賞
研究室から社会へ。学生発のアイデアと最新テクノロジーで、社会課題へ挑戦
大学の学びを社会課題解決につなげる
東北大学には、自らの学びを社会に活かすため、情熱的に活動している学生が数多く存在します。一方、人員的・技術的な点で、アイデアの実現に難航している場合も少なくありません。私たちは、そのような学生・チームと協力し、ともに社会課題の解決に挑戦しています。研究効率化への挑戦で得た知識を最大限活用して、社会課題への解決に挑みます。
社会課題解決プロジェクトへの貢献
- 学食会計自動化プロジェクト TORE
学食の自動会計レジシステムの開発で、学食の混雑緩和・利用者/提供者双方の利益
自動学習機能付き画像認識システムを開発。完成度80%、実証実験準備中。 - VR/ARゴーグルを活用した建築設計とミニチュアエンタメ統合プロジェクト
VR/ARゴーグルを用いた最先端の建築設計効率化技術と、ミニチュアの世界を舞台にしたエンターテインメントコンテンツを統合。 - 宇宙キノコ栽培プロジェクト
自動環境管理システムを活用したアクアポニックスの開発支援。 - 津波バルーンプロジェクト
緊急時に迅速なバルーン展開を可能にするシステムへの技術協力。静岡で実証実験予定。
研究効率化・社会課題解決のその先へ。未来に向けた挑戦
研究効率化を、もっと深く、もっと広く
研究効率化の恩恵をより多くの研究者にもたらすには、自動化技術の高性能化および認知拡大が求められます。
高度な研究を実施している研究者の需要に応えるべく、人工知能や画像認識等を融合した、より高度な機能を有する自動化装置の開発を検討しています。加えて、研究効率を最大化するソフトウェアツールを開発し、研究活動のパフォーマンスを全体的に向上させます。
また、実験自動化を普及させるため、誰もが実験自動化に関する情報にアクセスできる仕組みを開発しています。自動化を必要とする研究者が利用しやすいシステムを整備することで、東北大学を超えて、実験自動化を展開することができます。
"研究第一"に寄り添う―東北大発の学生団体という強み
私たちのプロジェクトは、自らが実験中に体感した課題意識からスタートしました。それゆえ、研究室が持つ悩みを自分ごととして捉え、解決することができます。
また、私たちのプロジェクトメンバーは、さまざまな学年・さまざまな専攻から集まっています。総合大学ならではの多様なメンバーが集まることで、多様なアイデアを持って課題に取り組むことができます。
加えて、東北大内外のさまざまな他団体との交流もあり、それらの団体との協力によって新たな価値創造が実現できます。
未来に向けた、私たちの挑戦
みなさまからいただいた寄付金は、これらの挑戦を実現するために活用いたします。
1. 研究開発
新たな自動化装置を開発する際の機材やソフトウェア費用のために、寄付金を使用いたします。研究の場で求められる性能の自動化装置を開発する場合、プロトタイプを繰り返し製作します。いただいた寄付金によって、試行錯誤を素早く繰り返すことができます。
2. スキル育成
参加者が実際に手を動かしながら技術を習得できる環境の整備を整備するために、電子工作イベントや自動化セミナーの開催費用のために、寄付金を使用いたします。特に、やりたいことがあるけれども技術的な知識や経験が不足していて実現に苦慮している学生に対しては、私たちが実際に開発の現場で手を貸し、直接的な指導やメンターシップを提供することで、彼らのアイデアを形にするための技術面のサポートを強化していきます。
3. 新たな分野の開拓
新たな分野の社会課題解決プロジェクトへの挑戦に、寄付金を使用いたします。
身の回りにはまだまだ多くの課題が存在します。寄付金によって、より多くの課題に挑むことができます。
支援者への特典
私たちの活動をご支援いただいた皆さまには、感謝の気持ちを込めて、プロジェクトから生まれた技術を活用したオリジナルNFCグッズをプレゼントいたします!
3Dプリンターで制作した外装に、NFCタグを埋め込んだ特別仕様で、URLや名刺情報など好きな情報を登録できます。
特典一覧
寄付金額 | 特典内容 |
---|---|
1,000円以上 | お礼メール + 活動報告PDF |
5,000円以上 | オリジナルNFCキーホルダー(文字刻印/3文字以内) |
10,000円以上 | カスタマイズNFCキーホルダー(自由デザイン) |
30,000円以上 | スペシャルデザインNFCキーホルダー + 名前を活動報告書&ウェブサイトの特別支援者ページに掲載 |
50,000円以上 | 特注NFCアイテム(ペンダントやプレートなど) + 名前を活動報告書&ウェブサイトの特別支援者ページに大きく掲載 |
特典詳細
1,000円以上のご支援
- お礼メールをお送りします。
- 活動報告書(PDF形式)をメールでお届けします。
5,000円以上のご支援
- オリジナルNFCキーホルダーをプレゼントします。
- お好きな文字を3文字以内刻印。
- カラーは2色指定ください(土台と文字)。
10,000円以上のご支援
- カスタマイズNFCキーホルダーを作成します。
- 自由なデザインで作成可能(例:ロゴやアイコン)。
- カラーは4色以内で指定できます(土台とデザインの色合わせて4色以内)。
30,000円以上のご支援
- スペシャルデザインNFCキーホルダーを提供します。
- お送りいただいたデザインを元に、プロジェクトメンバーがアレンジ・最適化して制作します。
- 複数個(最大5個まで)制作可能。
- あなたの名前を活動報告書やウェブサイトの特別支援者ページに掲載します。
50,000円以上のご支援
- 特注NFCアイテム(ペンダントやプレートなど)を作成します。
- 形状、カラー、NFCタグの用途まで、プロジェクトメンバーと相談してオリジナルデザインを実現します。
- あなたの名前を活動報告書やウェブサイトの特別支援者ページに大きく掲載します。
特典の魅力
- 技術のこだわり
3Dプリンターで作成したカスタムデザインと、NFCタグの組み合わせで、世界に一つだけのグッズをお届けします。 - 実用性
NFCタグにはURLや名刺情報、連絡先など好きな情報を登録可能です。スマホをかざすだけで簡単に利用できます。
ご寄附の方法
個人の方
クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・郵便振替・PayPay決済・Amazon決済をご利用いただけます。
ページ内にある「寄附をする」ボタンをクリックしていただき、お手続きをお願いいたします。
※ コンビニ決済ではお申込みいただく店舗によって、上限金額が変わります。
法人・団体の方
2023年2月より法人・団体様もWEBフォームからのお申込が可能となりました。
寄附予定書によるお申込みに加え、WEBフォームからもお申込みいただけるようになりました。
WEBフォームでは、各種支払方法をご用意しております。
Amazon Payによるお申込み
①Amazonアカウントがあれば、面倒な情報の入力が不要に!
②領収書不要の場合は、より簡単にお手続きできます。
③100円からのご寄附が可能に(領収書なし・返礼品なしの場合のみ)
Amazon Payご利用で領収書不要の場合は100円からご支援いただけます。
※少額でご支援いただけるのはAmazon Payでのご利用のみです。
なお、Amazon Payでご寄附いただいた場合も、税制上の優遇措置を受けることができます。
(ただし、領収書発行の場合のみ)
※ページ上部の寄附総額は、申し込み完了後、翌営業日以降に反映されます。
Amazon Payからのご寄附はこちら▽
※ページ上部の寄附総額は、申し込み完了後、翌営業日以降に反映されます。
「大学SDGs ACTION! AWARDS 2025」でグランプリを受賞しました!
2025年03月08日(土)
【ご報告】 私たち東北大学の学生団体「LaboRobo」が開発・運営する「LabNeeds:研究室課題を解決する自動化プラットフォーム」が、朝日新聞社主催の「大学SDGs ACTION! AWARDS 2025」に…
大学SDGs ACTION! AWARDS
2025年03月03日(月)
私たちの取り組みが「SDGsアワード」にノミネートされました! いつも本プロジェクトにご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。 このたび、私たち LaboRobo が取り組む「LabNeeds:研究室課題…
LaboRoboがテレビ放送されます!
2025年02月13日(木)
このたび、東北大学の学生団体 LaboRobo の活動がテレビ番組に取り上げられることになりました! 番組概要 番組名:宮城から次世代を創る「未来想像創造ラボ!」 放送日:2025年…
ともプロ実施時のプロジェクト概要について
2025年02月13日(木)
研究の効率化:ソフトウェアから実験作業の自動化へ 私は工学部の化学バイオ学科で有機化学の研究を進める中、研究には直接関係のない作業や雑務に多くの時間を費やす問題に直面しました。特にデータの集計・解析に1日以上かかる…
感謝と未来への展望:クラウドファンディングへのご支援への謝辞
2023年12月12日(火)
クラウドファンディングにご協力いただき、心より感謝申し上げます。 gugen2023での参加は賞の獲得には至りませんでしたが、No17「MeGI-UDE」として、ファイナリストに選出され、私たちのプロジェクトをスラ…
「GUGEN2023」—日本最大級のハードウェアコンテストに挑戦中!
2023年11月08日(水)
私たちは、カラム精製プロセスを自動化する装置を開発し、「GUGEN2023」のハードウェアコンテストに挑戦中です。このコンテストは予選を通過した者だけが本戦に進出でき、そこでのスライドピッチを通じて入賞を目指します。入賞…
ビーカー回転装置に新機能実装!?
2023年10月24日(火)
液面センサーを導入することで、ある程度溶液がたまったらそれを検知して自動で次のビーカーに移動してくれるように改良を行いました!実際に実験に使用しており、研究のスピードが格段に上がっています。試験管や違うサイズのビーカーに…
ろ紙折の自動化の第一歩
2023年10月24日(火)
ろ紙折の自動化に向けてプロトタイプの作成を開始しました。3Dプリンターで型を作成しました。まずは手動で簡単に折れることを目標に作成を進めていきます!
ずんだもんと学ぶ研究効率化プロジェクト
2023年10月24日(火)
現在の大学研究の課題とそれを解決するためのプロジェクトの説明の動画を作成しました。楽しみながらプロジェクトを知っていただくために、ずんだもんを使用したゆっくり解説風にしています! YouTube:https://y…
「大学SDGs ACTION! AWARDS 2025」でグランプリを受賞しました!
2025年03月08日(土)

【ご報告】
私たち東北大学の学生団体「LaboRobo」が開発・運営する「LabNeeds:研究室課題を解決する自動化プラットフォーム」が、朝日新聞社主催の「大学SDGs ACTION! AWARDS 2025」において、ウェルビーイング・エクスペリエンス部門(オープンアップ賞)のグランプリを受賞いたしました。
■ 受賞概要
- 受賞名:「大学SDGs ACTION! AWARDS 2025」ウェルビーイング・エクスペリエンス部門(オープンアップ賞)グランプリ
- 開催日:2025年3月7日
- 会場:浜離宮朝日ホール(東京都中央区)
■ LabNeedsとは
「LabNeeds」は、研究者の皆さまが抱える実験効率化やコスト削減などの“研究室課題”を、自動化装置によって解決するプラットフォームサービスです。ロボットアームや3Dプリンタ、センサーなどを活用し、作業時間やリソースの負担を大きく軽減できるよう取り組んでいます。
現在までに、実際の研究室向けに廃液処理の自動化ツールや、ロボットアームと3Dプリンタを組み合わせた装置などを開発し、導入先から高く評価していただいております。
■ 今回の受賞を受けて
最終選考会では、全国から集まった大学生・大学院生による優れたSDGsアイデアが競い合いました。そのなかで私たちLaboRoboの提案がグランプリに選ばれたことは大変光栄です。
研究者の皆さまが本当に取り組みたい研究活動に専念できる環境を整えることで、新しい発見やイノベーションをさらに加速させたいという思いで、このプロジェクトに取り組んでまいりました。今回の受賞を励みに、今後もより多くの研究室の皆さまのお役に立てるよう、サービスを拡充していきます。
■ 応援への感謝と今後の展望
この度の受賞に至るまで、ご支援・ご指導いただいた多くの方々に心より感謝申し上げます。今後は東北大学という枠を超えて、より幅広い研究機関との連携や、企業・自治体などとの協働の可能性も探りながら、研究環境の充実とSDGs推進に貢献していきたいと考えています。引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
↓公式記事↓
https://www.asahi.com/sdgs/article/15657697
大学SDGs ACTION! AWARDS
2025年03月03日(月)

私たちの取り組みが「SDGsアワード」にノミネートされました!
いつも本プロジェクトにご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
このたび、私たち LaboRobo が取り組む「LabNeeds:研究室課題を解決する自動化プラットフォーム」が、朝日新聞社主催の「SDGsアワード」にノミネートされました。
本アワードは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて社会的・経済的・環境的に持続可能な活動を行う団体や個人を表彰するもので、最終選考では一般の方によるオーディエンス投票が「オーディエンス賞」の選考に大きく関わります。 つきましては、ぜひ皆さまからの応援をいただきたく、ご賛同いただける場合は下記リンク先よりご投票をお願いいたします。
• 投票期間:2025年3月7日(金)9:00 ~ 14:45 まで
• 投票URL:https://www.asahi.com/sdgs/article/15640720
※投票方法や詳しいスケジュールは、リンク先ページ内に記載されています。
SDGsアワードとは
SDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指し、社会や環境に配慮した革新的な取り組みを行う団体・個人を表彰する制度です。朝日新聞社によって開催され、広く社会にインパクトやイノベーションをもたらす活動を称え、支援することを目的としています。
今後も本学はSDGsの目標達成に貢献するため、研究・教育・社会連携など多方面で活動を進めてまいります。
引き続き、皆さまのご支援と応援をどうぞよろしくお願いいたします。
LaboRoboがテレビ放送されます!
2025年02月13日(木)

このたび、東北大学の学生団体 LaboRobo の活動がテレビ番組に取り上げられることになりました!
番組概要
- 番組名:宮城から次世代を創る「未来想像創造ラボ!」
- 放送日:2025年2月16日(日)
- 放送時間:午前10時55分~
- 放送局:TBC東北放送
LaboRoboの紹介
LaboRoboは、東北大学の学生が中心となり、 研究者の課題解決を目指すスタートアップ として活動しています。今回の番組では、私たちが取り組んでいる 実験の自動化 や 学食のセルフレジシステム など、最新の技術を活用したプロジェクトについて紹介されます。
番組では、 次世代を創る人々 に焦点を当て、 宮城発のスタートアップや若手起業家の挑戦 に迫ります。LaboRoboの取り組みがどのように未来を変えていくのか、ぜひご覧ください!
番組の見どころ
- 実験の自動化による研究効率の向上
- 学食の行列を解消するセルフレジ技術
- 学生による自由な発想と社会課題解決への挑戦
テレビ放送をお楽しみに! 放送後には、LaboRoboのWebサイトやSNSでも活動の詳細をお知らせしますので、ぜひチェックしてください!
ともプロ実施時のプロジェクト概要について
2025年02月13日(木)

研究の効率化:ソフトウェアから実験作業の自動化へ
私は工学部の化学バイオ学科で有機化学の研究を進める中、研究には直接関係のない作業や雑務に多くの時間を費やす問題に直面しました。特にデータの集計・解析に1日以上かかることがあり、この課題を解決するため、ソフトウェアの自動化を試み、VBAを用いてデータ解析を効率化しました。しかし、ソフトウェアの限界を感じ、2022年10月には物理的な実験作業の自動化を目指し、ロボットアームを株式会社TechShare様からお借りし、2023年5月にはカラム精製の自動化を実現しました。現在はさらなる実験作業の自動化を目指して活動しています。私たちのプロジェクトは、研究の効率化と実験作業の自動化を追求するもので、これからも研究者の作業を簡素化・効率化するための取り組みを続けます。さらに、培った自動化技術を他の研究室にも導入し、東北大学全体の研究力の向上に貢献したいと考えています。ロボットアームの購入には一定の費用が掛かるため、その資金調達としてともプロに応募させていただきました。
While conducting organic chemistry research in the Department of Chemical Biology at the Faculty of Engineering, I faced the issue of spending a significant amount of time on tasks and chores unrelated to the research itself. In particular, data aggregation and analysis would sometimes take more than a day. To address this challenge, I attempted software automation and used VBA to streamline data analysis. However, feeling the limitations of software, in October 2022, I aimed to automate the physical experimental tasks. I borrowed a robotic arm from TechShare Inc., and by May 2023, I successfully automated column purification. Currently, I am working towards further automating experimental tasks. Our project pursues the efficiency and automation of research, and we will continue our efforts to simplify and streamline the tasks of researchers. Furthermore, we intend to introduce the automation techniques we've developed to other labs, aiming to enhance the overall research capabilities of Tohoku University. Since purchasing a robotic arm involves significant costs, I have applied to TomoPro for funding assistance.
研究の核心へ:ロボットアームによる効率化と研究の質の向上
研究活動の核心は結果の分析と深い考察にあり、研究者の時間はこれらの活動に注力すべきです。しかし、多くの研究室では繰り返しの手作業に多くの時間が割かれています。既存の自動化装置は高価で、特定のテーマに特化しているため汎用性に欠けます。私たちは、ロボットアームによってこれらの課題を解決します。先端パーツを交換することで、多様な研究操作を半自動化し、一つの装置で複数の研究テーマに対応することが可能です。このプロジェクトを通じて、研究者が分析と考察に専念できる環境を整え、研究の生産性を向上させ、ヒューマンエラーを削減し、高品質な研究結果を早期に提供することを目指します。
The essence of research lies in the analysis of results and deep contemplation, and researchers should devote their time primarily to these activities. However, in many labs, a significant amount of time is spent on repetitive manual tasks. Existing automation equipment is expensive and lacks versatility as they are specialized for specific themes. We address these challenges with the use of a robotic arm. By swapping out the end-effector components, we can semi-automate a variety of research operations, allowing a single device to cater to multiple research themes. Through this project, we aim to create an environment where researchers can focus solely on analysis and contemplation, thereby enhancing research productivity, reducing human errors, and providing high-quality research results more promptly.
実験自動化の拡充:ロボットアームを中心に
私たちの活動は、東北大学の各研究室での実験作業をロボットアームを通じて効率化することに焦点を当てています。TechShare社のロボットアームと自製したマイクロシリンジのエンドパーツでカラム精製実験の自動化を達成しており、さらに多様な研究分野での自動化ニーズをアンケートやヒアリングで特定しています。寄附資金は、新たな自動化技術の開発とその技術の他の研究室への提供のために使用されます。具体的には、エンドパーツの開発資金や6軸のロボットアーム購入費用、そして他の研究室へのロボットアーム導入とその後の改良活動に寄附資金を充てます。活動期間としては、普段から活動しているため開始期日はなく、今後も活動していくので終了期日もありません。資金調達によって更にプロジェクトの活動の促進が期待できます。
Our initiative focuses on streamlining experimental tasks in various research labs at Tohoku University through the use of robotic arms. We have achieved the automation of column purification experiments using TechShare's robotic arm combined with a custom-made microsyringe end-effector. Furthermore, we have identified automation needs in diverse research fields through surveys and interviews. The donated funds will be used for the development of new automation technologies and to provide these technologies to other research labs. Specifically, the funds will cover the development costs of end-effectors, the purchase of 6-axis robotic arms, and the introduction and subsequent improvements of robotic arms in other labs. As for the activity period, there is no start date since we are continuously active, and there is no end date as we plan to continue our efforts indefinitely. With the secured funding, we anticipate further acceleration of our project activities.
研究の進化、社会への波及、そして日常の未来:ロボットアームの可能性
私たちのプロジェクトの中心的な成果は、研究者がロボットアームの自動化技術を継続的に利用できる環境を築くことです。現状、多くの研究室は資金的制約やテーマの変動による導入の障壁に直面しています。私たちの取り組みは、これらの課題を解消し、研究者が自動化装置を持続的に使用できるシステムを構築することを目指しています。さらに、新たなエンドパーツの開発を通じて、自動化装置に新たな価値を付加します。
このプロジェクトの成功は、研究者が研究に集中できる環境の整備を通じて、東北大学の研究力の向上をもたらすことです。しかし、その影響は東北大学だけに留まらず、科学界全体、さらには社会全体にも広がると考えています。実験作業の自動化は、研究の再現性と精度を向上させ、科学研究の信頼性と透明性を強化します。研究者が反復的な実験作業から解放されることで、創造的な研究活動に専念でき、新しい発見や革新的なアイデアの創出が期待されます。
さらに、科学研究の効率と品質の向上は、新薬の開発や環境・エネルギー問題への解決策の発見など、社会全体の利益となります。このプロジェクトが成功すれば、その成果は他の分野や研究者とも共有され、科学研究全体の効率化と進歩に寄与することが期待されます。そして、ロボットアームの技術の普及と進化は、日常生活においても多岐にわたる場面での活躍が期待され、私たちはそのような未来にも貢献していきたいと考えています。
The central achievement of our project is to establish an environment where researchers can continuously utilize robotic arm automation technology. Currently, many research labs face barriers to adoption due to financial constraints and shifts in research themes. Our initiative aims to address these challenges and build a system where researchers can sustainably use automation devices. Additionally, by developing new end-effectors, we add new value to the automation equipment.
The success of this project will enhance Tohoku University's research capabilities by creating an environment where researchers can focus solely on their studies. However, its impact is not limited to Tohoku University; we believe it will extend to the entire scientific community and even broader society. Automating experimental tasks improves the reproducibility and accuracy of research, strengthening the reliability and transparency of scientific studies. By freeing researchers from repetitive experimental tasks, they can concentrate on creative research activities, fostering new discoveries and innovative ideas.
Furthermore, improvements in the efficiency and quality of scientific research will benefit society as a whole, such as in the development of new drugs or finding solutions to environmental and energy issues. If this project succeeds, its results will be shared with other fields and researchers, contributing to the overall efficiency and advancement of scientific research. The proliferation and evolution of robotic arm technology are also expected to play significant roles in various aspects of daily life. We aspire to contribute to such a future.
プロジェクトメンバーに関する情報
稲川雅也:工学研究科バイオ工学専攻M2
増野巽哉:工学研究科応用化学専攻M2
宮内元睦:工学研究科応用化学専攻M1
吉村悠汰:工学部機械知能航空工学科2年
私自身、有機合成の研究室で3年間、有機合成の深い知識を学び取る中で、研究の効率化の重要性を痛感しました。この課題を解決するため、プログラミングの学習を始め、ソフトウェアの自動化技術を取り入れました。さらに、実験の自動化を実現するためにロボットアームの導入も試みました。
自動化の可能性を感じ取り、これをより多くの研究者や研究室に広めたいという思いから、志を同じくするメンバーを集めて団体を立ち上げました。メンバーそれぞれが持つ専門知識や技術を活かし、役割を明確に分担しながら、研究の課題収集やロボットアームのエンドパーツの改良などの活動を進めてきました。
私たちの団体は、研究の効率化と質の向上を目指して日々活動しています。これまでの経験を活かし、研究の自動化技術をさらに進化させ、多くの研究者にその恩恵をもたらすことを目指しています。
The central achievement of our project is to establish an environment where researchers can continuously utilize robotic arm automation technology. Currently, many research labs face barriers to adoption due to financial constraints and shifts in research themes. Our initiative aims to address these challenges and build a system where researchers can sustainably use automation devices. Additionally, by developing new end-effectors, we add new value to the automation equipment.
The success of this project will enhance Tohoku University's research capabilities by creating an environment where researchers can focus solely on their studies. However, its impact is not limited to Tohoku University; we believe it will extend to the entire scientific community and even broader society. Automating experimental tasks improves the reproducibility and accuracy of research, strengthening the reliability and transparency of scientific studies. By freeing researchers from repetitive experimental tasks, they can concentrate on creative research activities, fostering new discoveries and innovative ideas.
Furthermore, improvements in the efficiency and quality of scientific research will benefit society as a whole, such as in the development of new drugs or finding solutions to environmental and energy issues. If this project succeeds, its results will be shared with other fields and researchers, contributing to the overall efficiency and advancement of scientific research. The proliferation and evolution of robotic arm technology are also expected to play significant roles in various aspects of daily life. We aspire to contribute to such a future.
<ご注意事項>
・このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、ご寄附をいただいた時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・目標金額を超えるご寄附があった場合は、「ともに・プログラム」をはじめとする学生支援のために活用させて頂きます。
<税制上の優遇措置等について>
本プロジェクトへのご寄附は、東北大学へのご寄附となり、確定申告をしていただくことにより税制上の優遇措置が受けられます。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
詳しくはこちらをご覧ください。
寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。
確定申告の際は、ご本名と現住所(住民票に記載のご住所)、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。
なお、本プロジェクトへのご寄附は、「東北大学基金」の顕彰の対象とさせて頂きます。
詳しくはこちらをご覧ください。
感謝と未来への展望:クラウドファンディングへのご支援への謝辞
2023年12月12日(火)

クラウドファンディングにご協力いただき、心より感謝申し上げます。
gugen2023での参加は賞の獲得には至りませんでしたが、No17「MeGI-UDE」として、ファイナリストに選出され、私たちのプロジェクトをスライド発表する機会を得ることができました。
この経験を通して、研究の自動化が社会的に重要な意義を持つことを改めて認識し、より一層の課題意識を強く感じております。
皆様からのご支援によって得られた資金は、開発の更なる進展に活用させていただきます。今後も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
「GUGEN2023」—日本最大級のハードウェアコンテストに挑戦中!
2023年11月08日(水)

私たちは、カラム精製プロセスを自動化する装置を開発し、「GUGEN2023」のハードウェアコンテストに挑戦中です。このコンテストは予選を通過した者だけが本戦に進出でき、そこでのスライドピッチを通じて入賞を目指します。入賞すれば、賞金を手にするチャンスがあります。
予選では、「ほしいね」数が審査基準に含まれます。リンク先の「ほしいね」ボタンを押すことで投票可能です。登録不要ですので、応援のしるしとしてクリックいただければ幸いです。
現在、私たちのチームはGUGEN2023に向けて開発に全力を尽くしています。今後も改良を重ね、より優れた製品を生み出すために努力を続けます。クラウドファンディングでのご支援も引き続き心よりお待ちしております。みなさまの支援が私たちの大きな力となります。
「GUGEN2023」WEBサイト:
ビーカー回転装置に新機能実装!?
2023年10月24日(火)

液面センサーを導入することで、ある程度溶液がたまったらそれを検知して自動で次のビーカーに移動してくれるように改良を行いました!実際に実験に使用しており、研究のスピードが格段に上がっています。試験管や違うサイズのビーカーにも対応できるように改良を行っていきます!
ろ紙折の自動化の第一歩
2023年10月24日(火)

ろ紙折の自動化に向けてプロトタイプの作成を開始しました。3Dプリンターで型を作成しました。まずは手動で簡単に折れることを目標に作成を進めていきます!
ずんだもんと学ぶ研究効率化プロジェクト
2023年10月24日(火)

現在の大学研究の課題とそれを解決するためのプロジェクトの説明の動画を作成しました。楽しみながらプロジェクトを知っていただくために、ずんだもんを使用したゆっくり解説風にしています!
YouTube:https://youtu.be/eK6voKDRPNs?si=FCqh-gTdRJnhf8zb
ご寄附の特典
1,000円のご寄附
・お礼メール
・活動報告書(PDF形式)
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
5,000円のご寄附
・お礼メール
・活動報告書(PDF形式)
・オリジナルNFCキーホルダー
お好きな文字を3文字以内刻印
カラーは2色指定ください(土台と文字)
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
10,000円のご寄附
・お礼メール
・活動報告書(PDF形式)
・カスタマイズNFCキーホルダーを作成
自由なデザインで作成可能(例:ロゴやアイコン)
カラーは4色以内で指定できます(土台とデザインの色合わせて4色以内)
*なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
30,000円のご寄附
・お礼メール
・活動報告書(PDF形式)
・ スペシャルデザインNFCキーホルダー
お送りいただいたデザインを元に、プロジェクトメンバーがアレンジ・最適化して制作します。
複数個(最大5個まで)制作可能。
あなたの名前を活動報告書やウェブサイトの特別支援者ページに掲載します。
*なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
50,000円のご寄附
・お礼メール
・活動報告書(PDF形式)
・特注NFCアイテム(ペンダントやプレートなど)を作成
形状、カラー、NFCタグの用途まで、プロジェクトメンバーと相談してオリジナルデザインを実現。
あなたの名前を活動報告書やウェブサイトの特別支援者ページに大きく掲載します。
*なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
100,000円のご寄附
・お礼メール
・活動報告書(PDF形式)
・特注NFCアイテム(ペンダントやプレートなど)を作成
形状、カラー、NFCタグの用途まで、プロジェクトメンバーと相談してオリジナルデザインを実現し
あなたの名前を活動報告書やウェブサイトの特別支援者ページに大きく掲載します。
*なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください
※プレミアム返礼品について
プレミアム返礼品は、毎年度累計10万円以上をご寄附いただいた方にお送りする特別な返礼品です。
今年度累計10万円以上をご寄附いただきました方には次年度5月頃を目途に、東北大学基金事務局よりプレミアム返礼品カタログおよびお申込み方法等を郵送にてご案内致します。
詳細についてはこちらをご覧ください。
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
<顕彰>
・功績賞(賞状)の授与
・寄附者顕彰銘板への芳名掲載
・感謝のつどいへのご招待
・東北大学萩友会プレミアム会員資格(3年分)の付与
顕彰に関する詳細についてはこちらをご覧ください。