【クラウドファンディング】「進行を止めにくい「糖尿病性腎臓病」 治療薬開発に向けた研究の加速へ」
2024/10/01
東北大学大学院医学系研究科 分子内分泌学分野では、糖尿病性腎症(腎臓病)の新規治療薬の開発を行っています。研究過程で得られた薬剤は、糖尿病性腎臓病モデルマウスにおいて、著明な尿タンパク減少効果、腎機能改善効果ならびに腎病理組織改善作用を示し、将来的な糖尿病性腎臓病治療薬として期待されます。
血糖値が高い状態が続くことで、全身にさまざまな症状を引き起こす糖尿病。日本の糖尿病人口は、その予備軍も含めると2,000万人以上とされています。その糖尿病の3大合併症のひとつに、腎臓の機能が悪化する「糖尿病性腎臓病(糖尿病性腎症)」があります。進行すると、腎臓の代わりに人工的に血液中の老廃物や余分な水分を取り除くために、透析療法が必要になります。
実は、透析療法を開始する患者さんのうち、糖尿病性腎臓病が原因である患者さんは3人に1人以上を占めています。現在は、血糖を下げる薬や血圧を下げる薬による治療を続けることとなりますが、進行を止めることが難しい疾患です。そこで私たちは、既存薬とは異なる働きを持つ、糖尿病性腎臓病の治療薬の開発に着手しました。
これまでは公的な研究費等で進めてきた本治療薬の開発を、今回のクラウドファンディングによってさらにスピードアップさせ、一日も早く患者様の手元に薬を届けられる未来を目指しています。皆さまからのあたたかいご支援、またお力添えをよろしくお願いいたします。
【プロジェクトページ】
https://readyfor.jp/projects/tohoku-ChREBP
【プロジェクト期間】2023年10月1日(火)9:00 〜 2023年12月20日(金)23:00
【目標金額】800万円
【お問い合わせ先】
東北大学基金事務局
TEL:022-217-6290
E-mail: kikin*grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)