廃液登録ソフトウェアのアップデート 〜研究者の事務的負担軽減〜

現在の寄附総額
250,000

50%

目標金額 500,000円

ご支援いただいた皆様

  • (個人) 16
  • (法人・団体) 0 社・団体

廃液登録ソフトウェアのアップデート 〜研究者の事務的負担軽減〜

iasoの廃液登録を自動化するpcアプリをダウンロードできるdropbox

https://www.dropbox.com/scl/fo/wrn4yi160fbsgewdo8bo8/h?rlkey=pd0j8bg8osw6tr794aptfnzv6&dl=0

※東北大学の教職員・学生のみがアクセス、使用が可能です。その他の方はご利用いただけませんこと、ご了承ください。


<dropboxの内容>

①【最終】廃液投入記録簿に自動簡易マニュアル
 アプリ使用方法を説明しています。アプリ使用前にご覧ください。
②自動廃液登録_ver2.0.1
 自動登録アプリです。こちらインストールしてお使いください。

③アプリについて
 マニュアル以外の注意点をまとめました。

waste_ver2.0.1.py
 アプリに使用されているコードです。

廃液登録エクセルを選択するだけで、同じ溶媒の合計などの計算・iasoへの入力を自動で行ってくれます。

 

スクリーンショット 2023-10-28 130548.png

 

Youtube:https://youtu.be/3vAEAe25dCs

 

 

意外と研究に専念できない?理想と現実のギャップ

私は東北大学で化学を専攻しており、日々研究活動を行っています。その中で感じた課題が、「研究以外の事務作業が意外と多い」ことです。物品の発注や書類作成など、研究室での活動を円滑に進めるための業務が存在しています。もちろんこれらは重要なことですし、学生が社会性を身につけるためにも良い経験にもなります。しかし中には煩雑な作業があり、研究時間を圧迫していることも事実です。

研究室に配属されたばかりの学生は研究者としてはまだまだ未熟で、ある程度の研究時間を確保しないと研究者としての感覚を掴めません。これは私が実際に感じたことで、自分の研究について方向性が掴めるようになるまでにはかなりの時間を費やしました。私のような学生が少しでも研究に専念できるような環境を作ってあげることはできないか、と考えたことが本プロジェクトの発端です。

 

二度手間解消!若手研究者の負担軽減

今回私たちが注目したのは、廃液登録のプロセスが煩雑なことです。化学や薬学、医学の研究には、実験廃液というのもが付き物です。これには様々な薬品が含まれているので、適切に登録・処理しなければなりません。正確な登録が求められるプロセスではあるのですが、不必要な手間も存在しています。具体的には、タンクに投入した廃液をエクセルシートに記入し、さらに回収依頼用のサイトにも転記しなければならないことです。

私たちはこのプロセスを効率化するソフトウェアを2023年3月に開発しました。現在は東北大学内の環境保全センターと相談のもと、東北大学化学・バイオ系での試験運用に向けた準備をしています。私たちはこのソフトウェアを東北大学全学へ、さらには全国の大学や研究所に普及させることを目指しています。これによって学生を含む若手研究者の負担を少しでも軽減させることが、本プロジェクトの目的です。

 

ソフトウェアのアップデートとさらなる効率化を目指して

今回のプロジェクトでは、試験運用によって明らかとなった問題や改善点を踏まえて、廃液登録ソフトウェアのアップデートを行います。廃液登録システムを使う全ての人が効率的に作業できるよう、より便利でユーザビリティの高いソフトウェアを目指します。また、さらなる業務の効率化を目指して、スマートフォンアプリの開発にも現在着手しています。現状多くの研究室では、薬品の投入時は手書きで記録し、タンクが満量となった時に担当者が前述の回収依頼を行うといった形式をとっています。私たちは、投入時にその都度記録ができるスマートフォンアプリを作成することで、担当者の負担をより軽減できると考えました。さらに、実験データの収集と記録を行うスマートフォンアプリの開発も予定しています。これは現在使われている電子実験ノートよりもより汎用性を高めたものにしたいと考えています。詳細な機能については複数の研究室へのヒヤリングを基に決定しますが、実験中の画像や秤量した試薬のデータなどの情報を一元管理できるものを構想しています。

 

効率的で公正な研究の一助に

廃液登録ソフトウェアには、単に作業を効率化するに留まらない効果があると考えています。それは、より適切な廃液登録がなされるようになることです。現状のプロセスでは、その煩雑さから適切な廃液登録を行っていない研究室もあり、安全な廃液処理が追考できないリスクさえ生じています。この単純作業を効率化することによって、適切なプロセスを踏む研究室が増えることを期待しています。

実験データの収集アプリに関しても同様です。データ管理を効率的にすることで、不適切なデータの取り扱いを防ぐことに繋がります。

私たちのソフトウェアやアプリが全学で使用されるようになれば、東北大学全体としての研究の効率化に微力ながら寄与できると考えています。「研究第一」を理念に掲げる東北大学において、やはり研究の成果を最大化するための努力は欠かせません。私たちの活動は、研究者の負担を軽減するという裏方的なものではありますが、大きな意味を持つと考えています。

 

02_申請書用画像 - 高宮尚大.png

 

 

プロジェクトメンバーに関する情報

高宮尚大:環境科学研究科先端環境創成学専攻修士2年

稲川雅也:工学研究科バイオ工学専攻修士2年

瀬田幸於:工学研究科化学工学専攻修士2年

東哲平:工学研究科通信工学専攻修士2年

石川裕也:横浜国立大学大学院環境情報学府情報環境専攻修士2年

 

私たちは研究活動の中に潜む非効率な作業に悩みを抱えた化学系の学生を中心に集まりました。ソフトウェアの開発に際して、専攻を問わず、さらには学外からもメンバーを募ることで結成しました。

これまでは実験廃液の登録プロセスの煩雑さに注目し、これを効率化するアプリの開発を行ってきました。現在、作成したアプリは化学・バイオ系で試験運用が決定しており、今後はこの運用・保守、アップデートを続けていく予定です。

 

<ご注意事項>
・このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、ご寄附をいただいた時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・目標金額を超えるご寄附があった場合は、「ともに・プログラム」をはじめとする学生支援のために活用させて頂きます。
 
<税制上の優遇措置等について>
本プロジェクトへのご寄附は、東北大学へのご寄附となり、確定申告をしていただくことにより税制上の優遇措置が受けられます。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
詳しくはこちらをご覧ください。

寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。
確定申告の際は、ご本名と現住所(住民票に記載のご住所)、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。

なお、本プロジェクトへのご寄附は、「東北大学基金」の顕彰の対象とさせて頂きます。

詳しくはこちらをご覧ください。
 

ご支援の御礼と今後のアプリ開発について

2023年12月12日(火)

クラウドファンディングにご支援いただき、心より感謝申し上げます。 皆様のおかげで、支援期間中にPCアプリのアップデートやクラファンサイトでのダウンロードリンクの掲載が可能となりました。 今後は、集められた支援…

もっと見る

PC版自動登録アプリをダウンロードできるようにしました

2023年11月02日(木)

現在化学バイオで試験運用中のアプリを使用できるようにdropboxのリンクを追加させていただきました。ぜひご利用ください。 詳細はこちら▽ https://www.kikin.tohoku.ac.jp/proje…

もっと見る

ご支援の御礼と今後のアプリ開発について

2023年12月12日(火)

クラウドファンディングにご支援いただき、心より感謝申し上げます。

皆様のおかげで、支援期間中にPCアプリのアップデートやクラファンサイトでのダウンロードリンクの掲載が可能となりました。

今後は、集められた支援金を活用し、macOSへの対応拡大やスマートフォンアプリの開発を進めていく予定です。

アップデートが完了し次第、Dropboxの内容も随時更新してまいります。

クラファンサイトに記載されているDropboxのURLを定期的にご確認いただけますと幸いです。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

一覧に戻る

PC版自動登録アプリをダウンロードできるようにしました

2023年11月02日(木)

現在化学バイオで試験運用中のアプリを使用できるようにdropboxのリンクを追加させていただきました。ぜひご利用ください。

詳細はこちら▽
https://www.kikin.tohoku.ac.jp/project/tomopro/2023/pj_011_2023?#tab-body01

 

一覧に戻る

********

2023年11月11日

企業の研究所勤務です。雑事に忙殺されて研究が進まない悩み、廃棄物の悩みに共感しました。少しですがお役立て下さい。

1

プロジェクトオーナー

Lab App.

ご寄附の特典

1,000円のご寄附

・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。

1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”

2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.

3.東北大学オリジナル栞”Hagi”

5,000円のご寄附

・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。

1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”

2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.

3.東北大学オリジナル栞”Hagi”

10,000円のご寄附

<応援月間特別返礼品>

・東北大学オリジナル野帳(スケッチブック)
*こちらの返礼品は応援月間(10/1-11/30まで)開催期間中にご寄附いただきました皆さまに謹呈いたします。なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。


<通常返礼品>
・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。

1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”

2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.

3.東北大学オリジナル栞”Hagi”

30,000円のご寄附

<応援月間特別返礼品>

・女子大生誕生110周年記念クリアファイル&オリジナル野帳(スケッチブック)

*こちらの返礼品は応援月間(10/1-11/30まで)開催期間中にご寄附いただきました皆さまに謹呈いたします。なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。


<通常返礼品>
・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。

1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”

2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.

3.東北大学オリジナル栞”Hagi”

50,000円のご寄附

<応援月間特別返礼品>

・東北大学ロゴ入りオリジナル手ぬぐい& 東北大学オリジナルデザインツバメノート(小田和正さんスケッチデザイン)

*こちらの返礼品は応援月間(10/1-11/30まで)開催期間中にご寄附いただきました皆さまに謹呈いたします。なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。


<通常返礼品>
・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。

1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”

2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.

3.東北大学オリジナル栞”Hagi”

100,000円のご寄附

<応援月間特別返礼品>

・東北大学川渡カレー2種&東北大学プレミアム返礼品

*こちらの返礼品は応援月間(10/1-11/30まで)開催期間中にご寄附いただきました皆さまに謹呈いたします。なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、カレー2種の返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。

 

プレミアム返礼品について
プレミアム返礼品は、毎年度累計10万円以上をご寄附いただいた方にお送りする特別な返礼品です。
今年度累計10万円以上をご寄附いただきました方には次年度5月頃を目途に、東北大学基金事務局よりプレミアム返礼品カタログおよびお申込み方法等を郵送にてご案内致します。
詳細についてはこちらをご覧ください。


<通常返礼品>
・お礼状

・寄附金領収証明書

・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)

・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。

1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”

2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.

3.東北大学オリジナル栞”Hagi”

<顕彰>

・功績賞(賞状)の授与

・寄附者顕彰銘板への芳名掲載

・感謝のつどいへのご招待

・東北大学萩友会プレミアム会員資格(3年分)の付与

顕彰に関する詳細についてはこちらをご覧ください。