東北大学基金発「ともプロ!」 採択プロジェクト間の連携が実現
— 津波バルーンプロジェクトとLaboRobo、未来の防災技術に向けて協力 —
2024/10/23
東北大学発学生チャレンジクラウドファンディング「ともプロ!」から生まれた2つのプロジェクトが、新たな一歩を踏み出します。「ともプロ!2022」で支援を受けた津波バルーンプロジェクトと、「ともプロ!2023」で支援を受けたLaboRoboが、次世代の防災技術開発に向けて協力を開始しました。
津波バルーンプロジェクトは、津波発生時に避難場所を知らせるためのバルーンを自動で掲揚するシステムの構築を目指しており、社会実装に向けた開発が今後本格化します。LaboRoboは、その開発をサポートし、実験自動化技術やロボティクスの知見を活かして津波バルーンプロジェクトを推進します。この協力によって、両プロジェクトは、より革新的かつ実用的な防災システムの実現を目指します。
また、LaboRoboはVRゴーグルの開発を進めており、津波バルーンプロジェクト協力のもと、VR技術を活用したシミュレーションツールの開発を行っています。このツールは、研究効率化だけでなく、建築やエンタメなど幅広い分野での活用が期待されています。
「ともプロ!」の支援を受けたプロジェクト同士の連携による新たな可能性
「ともプロ!」で支援を受けた2つのプロジェクトがタッグを組むことで、技術革新と社会貢献の新たな可能性が広がります。津波バルーンプロジェクトとLaboRoboは、互いに協力しながら、地域社会や防災技術、そして研究分野全体に新しい価値を提供することを目指しています。
<津波バルーンプロジェクトについて>
津波バルーンプロジェクトは、東北大学の「ともプロ!2022」に採択された学生発の防災プロジェクトです。かつて広告塔として活躍していたアドバルーンを津波避難の誘導灯に活用しようというアイデアを発端に、津波避難施設の目印として緊急時に自動でバルーンを掲揚する仕組みの実現を目指しています。このシステムは、東北圏内外問わず津波災害が想定される地域の安全性向上に貢献することが期待されています。
プロジェクトメンバー
- 成田峻之輔
- 横山航典
<LaboRoboについて>
LaboRoboは、工学部および工学研究科の学生を含む東北大学のチームで、実験自動化やロボティクス技術を駆使し、研究者やエンジニアがより効率的に作業できる環境を提供することを目指しています。これまでに多くのプロジェクトに携わり、先端技術を通じて社会に貢献しています。
本技術連携を担当するLaboRoboメンバー
- 稲川雅也
- 佐貫眞人
今後の開発進展にぜひご期待ください。
【参考】
お問い合わせ先:
東北大学基金事務局
TEL:022-217-6290
Email:kikin *grp.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)