松葉の堆肥化プロジェクト〜松林の厄介者を資源にして宮城の海岸防災林を救う〜
- 現在の寄附総額
- 1,149,000 円
目標金額 500,000円
ご支援いただいた皆様
- (個人) 76 名
- (法人・団体) 3 社・団体
松葉の堆肥化プロジェクト〜松林の厄介者を資源にして宮城の海岸防災林を救う〜
Pine Needle Composting and Its Benefits: Saving Miyagi's Coastal Disaster Prevention Forests by using the troublemaker as resources
松が育ち続けるのに管理作業が追いつかない現状に迫られて
私は2022年の春から「みやぎグリーンコーストプロジェクト」に参画しています。これは、宮城県が行っている東日本大震災後に復興・再生した海岸防災林が将来にわたって適切に管理されるように海岸防災林と人のつながりを創出するプロジェクトです。私はもともと東北の復興にも地域振興にも興味があったことから学生メンバーとして参画しました。
宮城県の海岸防災林の面積は約1,300haにおよび、これまで400年以上にわたり自然災害から人々の暮らしを守ってきました。震災後に植樹されて再生が進んでいるものの、現在は松林に必要な管理作業をする人手が足りないという課題を抱えています。その背景には、震災後の居住地の変化などを受けて人と海岸防災林の関係が希薄化している現状があります。
みやぎグリーンコーストプロジェクトでは、東松島市の海岸防災林を視察したり地元住民の方々との対話会を開いて意見交換をしたりしました。とある回で、必要な管理作業の1つとして落ちた松葉の除去が取りあげられました。実際に作業もしてみて、私には手入れが行き届かない海岸防災林で松葉が活用先を見出せないまま積もっていく様子が、海岸防災林に係る問題が積み重なる現状と重なって見えました。その出来事でより一層危機感を感じ、自分になにかできることはないかと考えた結果、これまで県内で誰も取り組んでこなかった松葉の堆肥化に取り組みビジネス化を目指すことを決めました。
提供:わたりグリーンベルトプロジェクト様
松葉の堆肥化を通して海岸防災林と人を共益関係に
本プロジェクトは松葉を堆肥にすることで海岸防災林の松林を存続させることを目的としています。
宮城県の海岸防災林はほとんど松林で構成されており、松の生育に最適な環境を維持するにはその落ち葉を除去する必要があります。除去作業を怠ると、土壌が富栄養化し松が生育できなくなり広葉樹との混交林に遷移してしまうからです。かつては、地元住民が落ちた松葉を着火剤として集めることで松にも住民にも有益な関係が続いていました。しかし、燃料源が薪から化石燃料に変わるにつれその関係は崩れ、松葉は使い先のない厄介な存在になってしまいました。東日本大震災をきっかけに、沿岸部に居住し管理作業をしていた住民が内陸部へ移転したことも松葉が放置される要因の1つになっています。今回のプロジェクトが成功して松葉の堆肥化がビジネスとして成り立てば、松葉自体の需要が高くなり、積極的に松葉の除去作業に従事する業者や人が増え、海岸防災林が存続できると考えています。
作成した堆肥を活用および販売していくには、その効果が保証されなければなりません。落ち葉の堆肥には、一般には広葉樹の落葉が用いられ実際に販売もされています。針葉樹である松は、広葉樹に比べて葉の分解が進みにくいので堆肥にされる例が決して多くありません。特に、松葉の堆肥効果の詳細はまだ完全には明らかになっていないと言えます。現在、松葉の堆肥を試験的に作成している段階で、今後はその堆肥としての効果を科学的に検証することを目指しています。それに加えて、海岸防災林と地元住民が共に有益な関係でいられるよう活用先を検討していきます。
作成した堆肥の効果を科学的に検証する
今年の5月から、宮城県亘理町の海岸防災林にて「わたりグリーンベルトプロジェクト」の皆様に場所と人手を提供いただきながら松葉の堆肥を試験的に作成しています。具体的には、海岸防災林内に両手でやっと抱えられる360Lほどの手作りの木枠を設置し、近くの松の根元から集めた落ち葉を用いてコンポストを作成しました。活動場所までは仙台駅から電車で約30分とさらに自動車で約15分かかりますが、毎月1〜2回程度現地に行って切り返しという手入れ作業も行っています。
試験的に作成している堆肥は順調にいけば来春に完成する見込みです。今後はクラウドファンディングの資金を用いて2024年内にその土壌改善効果、肥料効果、病虫害予防効果などの堆肥効果を科学的に検証することを目指します。
海岸防災林を守るだけでなく、松の新たな可能性を示す
本プロジェクトは以下の2つのことができると考えています。
1つ目は、海岸防災林の存続への貢献です。宮城県によると、海岸防災林は震災後の植樹には県内外から多くのボランティアが参加したものの、その後の保育作業に関わる人は年々減少し人手不足に陥っています。再生が図られ始めて12年経った現在では、海岸防災林の認知度は地元住民でさえ低く、存続のためには認知度の向上と作業者の確保の両方が求められます。これまで海岸防災林の管理作業およびその人員の確保は、作業をするイベントの開催など直接的なアプローチで行われてきました。松葉の堆肥化は、松林の管理作業を直接的な目的とせず、農業など他の関心から様々な人にアプローチしつつ作業も行うので間接的に人手確保に貢献できます。
2つ目は、松の可能性を広げることへの貢献です。松は日本文化と馴染みが深く、海岸のような痩せ地などの悪条件下でも生育することから重宝されてきましたが、木材としては扱いが難しい一面もあります。加えて、松葉は燃えやすいことから着火剤としての需要がありましたが、焼却処分する際には松ヤニや煤に悩まされることになります。松葉の堆肥が評価されれば、松の新たな用途を生み出すことができます。
プロジェクトメンバーに関する情報
私は農学部資源環境経済学コースに所属している学部3年生です。普段は、農村振興に関心をもち、経済学および農学に関して広く学んでいます。専門の農業経済学に加えて、昨年から続けて工学教育院が土曜午前に開講する「国際戦略講座」を受講しています。財務諸表の読み方を基礎から学び、最終発表や実践コースにて企業役員の方々へ事業提案を行いました。また、昨年開講され東北大学の全1年生が必ず履修する「学問論」にて、高校と大学の学びのギャップを解消することを目標に1年生に向けて授業を行ったり、学部3年~博士課程後期1年の先輩6人を招いたトークセッションを企画したりしました。この授業をきっかけに、プロジェクトメンバーに農学部1年の山口璃空さんが加わり一緒に作業をしてくれています。
本プロジェクトのきっかけとなった「
みやぎグリーンコーストプロジェクト:https://
NPO法人わたりグリーンベルトプロジェクト:https://
NPO法人循環生活研究所:https://www.jun-
<ご注意事項>
・このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、ご寄附をいただいた時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・目標金額を超えるご寄附があった場合は、「ともに・プログラム」をはじめとする学生支援のために活用させて頂きます。
<税制上の優遇措置等について>
本プロジェクトへのご寄附は、東北大学へのご寄附となり、確定申告をしていただくことにより税制上の優遇措置が受けられます。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
詳しくはこちらをご覧ください。
寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。
確定申告の際は、ご本名と現住所(住民票に記載のご住所)、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。
なお、本プロジェクトへのご寄附は、「東北大学基金」の顕彰の対象とさせて頂きます。
詳しくはこちらをご覧ください。
クラウドファンディング終了のお知らせとお礼
2023年12月12日(火)
1/30(木)にともプロ!2023が終了しました。 2ヶ月間で 76名、3社・団体の皆様に 総額 1,149,000円 をご寄附いただきました。 ご支援いただいた皆様に心…
目標金額達成!!!!
2023年11月01日(水)
10月末日、目標金額の500,000円を達成することができました。 ご支援いただいた皆様には心より御礼申し上げます。ありがとうございました。 クラウドファンディングが開始されてからたくさんの方に応援していただき、…
堆肥の手入れとして切り返し作業を行いました
2023年10月14日(土)
毎月行っている切り返し作業をしました。 午前は、いつもお世話になっておりますNPO法人わたりグリーンベルトプロジェクトの皆様が主催の海岸清掃に参加してきました。 午後の切り返し作業では、蚊が大…
牧野知之 教授のもとを訪れました
2023年10月10日(火)
東北大学 大学院農学研究科 土壌立地学分野の牧野知之教授のもとに伺い、今後行う予定である堆肥効果の検証について助言をいただきました。
クラウドファンディング開始!
2023年10月01日(日)
今年も「ともプロ!」が始まりました。 11月30日(木)までに50万円を達成できるように、そしてなにより海岸防災林の現状が少しでも多くの方々に伝わるように広報活動をがんばります! …
プロジェクトの公式X(旧Twitter)を開設しました
2023年09月28日(木)
ともプロ!2023に採択されたことをきっかけに公式Xを開設しました。 これまではプロジェクトオーナーである河本のFacebookにて活動の様子を発信してきましたが、今後は公式Xでも発信します。 …
クラウドファンディング終了のお知らせとお礼
2023年12月12日(火)
1/30(木)にともプロ!2023が終了しました。
2ヶ月間で
76名、3社・団体の皆様に
総額 1,149,000円
をご寄附いただきました。
ご支援いただいた皆様に心より御礼申し上げます。目標金額の200%以上のご寄附をいただき、想像以上の期待・応援をいただいたことに感謝するとともに気が引き締まる思いです。ありがとうございました。
今後も尽力して参りますので引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
目標金額達成!!!!
2023年11月01日(水)
10月末日、目標金額の500,000円を達成することができました。
ご支援いただいた皆様には心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
クラウドファンディングが開始されてからたくさんの方に応援していただき、想像以上の反応に感謝の気持ちでいっぱいになるとともに改めてこの活動の意義を感じました。
中には温かいメッセージをいただくこともあり大変励まされています。
今後も松葉の堆肥づくりとその検証作業に精進して参ります。
松葉の堆肥化プロジェクトをよろしくお願いいたします!
*写真は11月1日(水)に撮影したものです。
堆肥の手入れとして切り返し作業を行いました
2023年10月14日(土)
毎月行っている切り返し作業をしました。
午前は、いつもお世話になっておりますNPO法人わたりグリーンベルトプロジェクトの皆様が主催の海岸清掃に参加してきました。
午後の切り返し作業では、蚊が大量発生する中、堆肥の上下を入れ替えました。今回はいつもと比べてあまり乾燥していなかったので最後に水を加える際は控えめに。
作業後は、先日の牧野教授の助言を踏まえて一部をサンプリングしました。今後は研究所に送りC/N比などを分析する予定です。
サンプリングに際して、改めて落ちたての松葉、3ヶ月経った堆肥、5ヶ月経った堆肥を比べてみると、時間が経つほど色が濃く、ふかふかとした感触で、かさが減っているのを実感しました。
牧野知之 教授のもとを訪れました
2023年10月10日(火)
東北大学 大学院農学研究科 土壌立地学分野の牧野知之教授のもとに伺い、今後行う予定である堆肥効果の検証について助言をいただきました。
クラウドファンディング開始!
2023年10月01日(日)
今年も「ともプロ!」が始まりました。
11月30日(木)までに50万円を達成できるように、そしてなにより海岸防災林の現状が少しでも多くの方々に伝わるように広報活動をがんばります!
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
プロジェクトの公式X(旧Twitter)を開設しました
2023年09月28日(木)
ともプロ!2023に採択されたことをきっかけに公式Xを開設しました。
これまではプロジェクトオーナーである河本のFacebookにて活動の様子を発信してきましたが、今後は公式Xでも発信します。
プロジェクトメンバーは2人ともポスト経験0でしたが、毎日投稿がんばります。
もしよろしければ、フォロー&情報拡散で応援よろしくお願いします!
公式X(旧Twitter)> https://twitter.com/tohoku_matsuba
河本のFacebook > https://www.facebook.com/100030727366119/
ご寄附の特典
1,000円のご寄附
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
5,000円のご寄附
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
10,000円のご寄附
<応援月間特別返礼品>
・東北大学オリジナル野帳(スケッチブック)
*こちらの返礼品は応援月間(10/1-11/30まで)開催期間中にご寄附いただきました皆さまに謹呈いたします。なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
30,000円のご寄附
<応援月間特別返礼品>
・女子大生誕生110周年記念クリアファイル&オリジナル野帳(スケッチブック)
*こちらの返礼品は応援月間(10/1-11/30まで)開催期間中にご寄附いただきました皆さまに謹呈いたします。なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
50,000円のご寄附
<応援月間特別返礼品>
・東北大学ロゴ入りオリジナル手ぬぐい& 東北大学オリジナルデザインツバメノート(小田和正さんスケッチデザイン)
*こちらの返礼品は応援月間(10/1-11/30まで)開催期間中にご寄附いただきました皆さまに謹呈いたします。なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、こちらの返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
100,000円のご寄附
<応援月間特別返礼品>
・東北大学川渡カレー2種&東北大学プレミアム返礼品※
*こちらの返礼品は応援月間(10/1-11/30まで)開催期間中にご寄附いただきました皆さまに謹呈いたします。なお、通常返礼品の選択(コーヒー・お茶・しおり・不要)の際に不要にチェックされた方は、カレー2種の返礼品も送付いたしませんのでご注意ください。
※プレミアム返礼品について
プレミアム返礼品は、毎年度累計10万円以上をご寄附いただいた方にお送りする特別な返礼品です。
今年度累計10万円以上をご寄附いただきました方には次年度5月頃を目途に、東北大学基金事務局よりプレミアム返礼品カタログおよびお申込み方法等を郵送にてご案内致します。
詳細についてはこちらをご覧ください。
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
<顕彰>
・功績賞(賞状)の授与
・寄附者顕彰銘板への芳名掲載
・感謝のつどいへのご招待
・東北大学萩友会プレミアム会員資格(3年分)の付与
顕彰に関する詳細についてはこちらをご覧ください。