web3/ブロックチェーンの社会実装にむけた大学walletの実証実験

ブロックチェーンの社会実装を通じ、社会にイノベーションを

私たちは、データを分散的に管理する台帳であるブロックチェーンと呼ばれる技術の学習と、その技術を活用したアイデアの実装を行っています。

ブロックチェーンは、データを特定のコンピュータに保存するのでなく、ネットワークを通じた多数のノードと呼ばれるコンピュータ同士が相互に検証しあうことでデータを記録する技術です。暗号資産など、技術を活用した様々な事例が創出されています。一般的には、ブロックチェーン技術を活用した事業やプロダクトを総称して「web3」と表現しています。

 ブロックチェーンは革新的な技術として技術者などからは期待が寄せられていますが、社会全体で見たときには、まだまだ活用が広まっていないのが現状です。ブロックチェーン技術を用いたサービスの事例を創出すること、技術の普及に取り組む新たな人材を増やすことが必須となっています。そこで、私たちは、大学におけるブロックチェーンの社会実装に取り組むことをビジョンに、学習・講義・開発・実装などの活動に取り組んでいます。

プロジェクトの目的

本プロジェクトの目的は、ブロックチェーンの社会実装の事例を創出することです。ブロックチェーンは、日々技術の開発がされていますが、具体的な実装の事例がまだ多く生み出されていないことが課題となっています。今日、ブロックチェーンの社会実装に向け、企業をはじめとしてハッカソンなど様々な取り組みを行っていますが、私たちは、多くの学生が生活する大学を主なフィールドとして、ブロックチェーンの社会実装を行うことを目的としています。一万人以上の学生を有する東北大学での活動に加え、他大学と連携した取り組みも行うことで、課題となっているブロックチェーンのマスアダプションを一層推し進めることができると確信しています。具体的には、定期的なアプリのリリースを行ってブロックチェーンを多くの学生に知ってもらう・使ってもらう活動と、研究室と連携して大学や仙台市と連携した実証実験の2つに取り組んでいきます。その一つとして、私たちは東北大学ウォレット（暗号資産などのトークンを管理する専用のアプリ）の実装を掲げます。これは、学生にブロックチェーン上のトークンを管理するウォレットを持たせることで大学生活に新しい価値を創出しようという試みです。

ブロックチェーンの社会実装事例を東北大学から生み出す

アプリやサービスの開発・実証・実装の事例を一つずつ創出していきます。特に、学生として、短期間で多くの実証実験を手掛けることを重視したいと考えています。このプロジェクトは、2024年~2025年の最低2年の実施期間をかけ、学内では、Web3東北の団体活動として年4つのアプリ・サービスのリリースを行います。加えて、大学のブロックチェーン研究室とも連携を目指しており、学外では仙台市と共同で実証実験に取り組むことをもう一つの目標にします。
 

具体的な例として、私たちが開発しているアプリを一つご紹介します。私たちは、AIアイドル投票アプリ「Miss AI」を開発しており、今年の学祭でリリースする予定です。以下のURLからご利用いただけます。
 

URL：https://miss-ai.vercel.app/
 

これは、好きなAIアイドルに投票するというコンテンツを楽しみながら、ウォレットと呼ばれるブロックチェーンを活用するうえで必要となるサービスを体験することができます。また、アイドルに投票するとNFTというブロックチェーンを用いた改ざん不可能なデジタル証明を獲得することができます。

このアプリは、ブロックチェーンについてご存じでない方でもコンテンツを楽しみながら技術について体験を通じて学ぶことができることを最大の特徴としています。また、他大学からも本アプリを利用したAIアイドル投票を行いたいというニーズもあるため、今後全国の大学に本アプリを利用してもらおうと考えています。

ブロックチェーンの開発では、ガス代やノードの運営などで費用がかかります。また、実際に実証実験を行う際にも費用が発生します。そのため、開発、実証実験の費用として、ご支援いただいた資金を使わせていただきます。

ブロックチェーン技術の開発・実証・実装に取り組む（実施期間、資金使途）

団体活動としては、年4回のブロックチェーンアプリの実装を継続して行います。研究室との連携では、仙台市と共同の実証実験のプロジェクトを1つ取り組むことを目指します。この具体的な数字を達成することを本プロジェクトで目指す成果とします。

ブロックチェーンは社会にイノベーションをもたらすほどの素晴らしい技術です。このプロジェクトは単なる学生の挑戦ではなく、社会にイノベーションを起こすためという、大きな社会的意義のもと行っています。これは単にブロックチェーン技術者に限った話ではなく、異なる専門領域で活動されている事業者の方にとっても、ブロックチェーンを活用した新たなビジネスを創出することにもつながります。一人ひとりにとって意義を感じられるようなプロジェクトになっています。

なによりも、仙台市はweb3領域の国家戦略特区に指定されており、今後当該事業への行政の支援が拡充していきます。このプロジェクトが成果を出すことで、仙台・東北での取り組みを全国に対してアピールする良い機会になると考えています。

着実にブロックチェーンの事例を創出

私は今年からブロックチェーンについて本格的に学び始めました。技術書を読んでブロックチェーンの仕組みを理解することから始め、現在ではブロックチェーンを用いたアイデアの構想から開発、実装に手掛けています。また、web3/ブロックチェーンの学生団体であるWeb3東北の運営も行っており、メンバーは現在4名います。この4名でアプリの開発や実装に取り組んでいます。アイデアソンにも過去2回出場しており、いづれもプライズを受賞しました。ブロックチェーン技術の社会実装という確固たるビジョンと、アプリ・サービスを実装までもっていく実行力・継続性、優れたアイデアを出す構想力を私たちのチームは持ち合わせています。このプロジェクトでも、頂いた資金以上のリターンを、社会に還元していきます。


 

＜ご注意事項＞
・このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、ご寄附をいただいた時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・目標金額を超えるご寄附があった場合は、「ともに・プログラム」をはじめとする学生支援のために活用させて頂きます。
 
＜税制上の優遇措置等について＞
本プロジェクトへのご寄附は、東北大学へのご寄附となり、確定申告をしていただくことにより税制上の優遇措置が受けられます。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
詳しくはこちらをご覧ください。

寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。
確定申告の際は、ご本名と現住所（住民票に記載のご住所）、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。

なお、本プロジェクトへのご寄附は、「東北大学基金」の顕彰の対象とさせて頂きます。

詳しくはこちらをご覧ください。