仙台コズミックフェスタ ～杜から宙へ～
学生から地域の方々へ宇宙の魅力を伝えたい！

仙台の多くの方々に宇宙の魅力とリテラシーを届ける

私たちが『仙台コズミックフェスタ ～杜から宙へ～』の開催を立案した背景は大きく分けて2つございます。

1つ目は、宇宙は多くの分野に対する興味のゲートウェイとなることです。普段私たちは宇宙に関連する分野に限らず、学んでいる分野はそれぞれ違います。しかし、興味のルーツが宇宙であることは少なくありません。星空や書籍、映像作品、イベントといった興味のゲートウェイは、幼き頃の私たちを楽しませました。そこで私たちは、音楽や食と同じように、誰でも気軽に宇宙を1日中楽しめるイベント『仙台コズミックフェスタ ～杜から宙へ～』を開催します。また、仙台市は学術都市でありながら、このようなイベントが開催されていないため、当イベントの開催は仙台の潜在的な魅力を引き出す装置にもなり得ます。

2つ目は、現在進行形で宇宙は人々の生活に密接な存在となりつつあるということです。現代の技術進歩による人類の宇宙進出は、多様な学問分野にとどまらず、産業や政治にまで裾野を広げているため、宇宙により多くの人々の生活を巻き込む可能性を与えました。一方で、近年のインターネットの台頭と同様に、その分野に関する社会全体のリテラシーを高めることは生活の質を上げることに直結します。そのため、私たちはこの黎明期にこそ市民のみなさまが安心して宇宙にふれることのできる場所を提供すべきだと考えました。

以上の背景から、『仙台コズミックフェスタ ～杜から宙へ～』の開催を目指しております。

「愉しむ宇宙」をすべての人へ

このイベントでは、宇宙に興味のない方から、すでに詳しい方まで、全ての人に宇宙についてより深く興味を持っていただき、学ぶきっかけを与えることを目的としています。

現代の日常生活の利便性は、宇宙開発や研究と密接にかかわっています。人工衛星などの技術は私たちの生活に還元され必要不可欠な存在となりつつあります。加えて、社会的に注目されており、これからの発展が大いに期待できる産業として宇宙分野について興味を持つということは、非常に有用なことだと考えています。

今まであまり興味のなかった方に対しては、私たち大学生によるワークショップや星空観望会などを通して宇宙を身近に感じさせる企画を行います。たとえ専門的な知識がなくても、気軽に足を運び楽しんでいただくことで、宇宙に興味関心を持つきっかけを与えることを目指します。

すでに宇宙について様々なことを知っている方に向けては、大学教授や、宇宙に関する企業の方による講演会を行います。現在の最先端の話などのよりディープな話を聞いたり、直接講演者の方に質問したりすることで、自分の興味関心をさらに深掘りすることが出来ます。

すべての世代、知識量の人々が、気軽に立ち寄って、宇宙に関する興味関心をさらに深めることが出来る場所を作るということが、このイベントの目的です。

 

 

イベント開催を通じて宇宙の面白さを伝える

　2024年3月に宇宙を気軽に楽しむことが出来るをコンセプトとしたイベントを開催します。

イベントのランドマークは小惑星探査機「はやぶさ2」の実寸大模型の展示です。有志の方が作成した「はやぶさ2」の実寸大模型を展示します。また、撮影した写真を展示するほか、プラネタリウムの上映、CanSat^※1や簡単なロケット教室をはじめとした参加しているサークルのそれぞれが得意とする分野を生かした、大学生によるワークショップを実施する予定です。そして、宇宙関連企業の出展スペースがあります。なじみのない宇宙関連企業の活動について気軽に学ぶことができる場所は、参加者と企業にとって大きなメリットです。また、大学教授や、宇宙に関する企業の技術者などの宇宙に携わる方による講演会を実施し、実際に最先端に携わっている方に直接お話をしていただき、このイベントでしか聞けない話であったり、質疑応答の時間で気になったことを質問したりしてさらに深いことまで知れるような機会もあります。さらに、夜は、大町西公園にて野外での天体観望会も計画しており、朝から夜まで、一日中宇宙について楽しめるイベントとなっています。

資金は学生ワークショップの内容の拡充や杜宙オリジナルグッズの作成に充てます。

※1 小型衛星で用いられるものと類似の技術を使用して製作される、飲料水の缶サイズの小型の模擬人工衛星です。

宇宙教育と地域社会の活性化

私たちは本イベントの開催によって、宇宙教育の普及と地域社会の活性化を目指します。カジュアルからアカデミックまで、幅広い内容の宇宙の知識を市民の皆様に提供することで、宇宙に対する興味と理解を高めます。特に、子どもたちにこうしたイベントに参加して頂くことで、科学、技術、工学、数学（STEM）への関心を高め、STEM教育の促進にもつながります。また、本イベントは地域社会の異なる世代やバックグラウンドを持つ人々が一緒に学び、交流する貴重な機会となります。地域社会の多様な人々が交流し、学び合うことで、より豊かな社会を築く一助となります。このように、本イベントの開催には宇宙教育の普及と地域社会の活性化に貢献する重要な社会的意義があります。

プロジェクトメンバーに関する情報

弊団体「杜宙実行委員会」は、「Tohoku Space Community」、「東北大学天文同好会」、「FROM THE EARTH」の3団体から集まった有志のメンバーで構成されています。日ごろは宇宙という共通の興味に対して、それぞれ異なるアプローチで探求を行っている団体であり、『仙台コズミックフェスタ ～杜から宙へ～』では日ごろの活動を生かして、様々な観点から宇宙をご紹介致します。

「Tohoku Space Community」主催で、2023年3月に『杜の都宇宙塾』を開催しました。「FROM THE EARTH」もこのイベントに参加し、宇宙工学と星に関するワークショップに加え、天体観測会を開催し、仙台の子供達に宇宙教育の場を提供させていただきました。

このイベントは、仙台市の様々な地域から約200名の参加があり、小学生の皆さんに「気づき・体感・遊び」を通して宇宙理学や工学にふれる機会を提供することができました。さらに、宇宙という共通項がありながらも普段は異分野で活動を行う大学サークルや学生団体が共同でイベントを開催するメリットを見出す機会となりました。

関連サイト（仙台市）：

https://www.city.sendai.jp/kyodosuishin/kurashi/manabu/npo/shimin/oshirase/r4wakamonoteainuchuujuku.html

［メンバーが所属しているサークル］

・Tohoku Space Community

「Tohoku Space Community」では、「東北を宇宙でワクワクさせる」をビジョンに掲げ、小学生から大人まで様々な年齢層を対象に宇宙に関連するイベントを企画運営しております。過去には、仙台の小学生に天体観測を体験していただくイベント『杜の都天文塾』や、​「東北から宇宙へ」をキーワードに豪華なゲストの方をお呼びし、東北地方の宇宙を語るオンラインでのカンファレンスイベント『TOHOKU Space Conference 2021』、街中の宇宙好きが集うトークイベント『Bar Cosmo』・『ITOMO』など、多様なイベントを運営しました。そして、これらの活動により、宇宙に関連するイベント運営のノウハウを蓄積してまいりました。

HP: https://tsctohoku.editorx.io/tohokuspacecommunity

X: https://twitter.com/tsctohoku

・FROM THE EARTH

「FROM THE EARTH」では、ロケットやCanSatの制作、社会事業を中心に活動しております。能代宇宙イベントや種子島ロケットコンテストなどで打ち上げるハイブリッドロケットやCanSatを制作している他、社会事業では、小学生対象にペットボトルロケット教室やCanSat教室、中高生対象に進路講演会を行っています。普段のものづくりで身につけた高い技術力やチームワークに加え、社会事業によってイベント運営やアウトリーチのノウハウを身に着けてまいりました。

HP: https://fte-tohoku.tech/

X: https://twitter.com/TohokuFTE

・東北大学天文同好会

「東北大学天文同好会」では、夜間に観望会を行う定期活動に加え、独自のプラネタリウムの開発や仙台市天文台での写真展示など、非常に幅広く活動しています。東北大学天文同好会では、夜間に星を見に行ったり、天体の写真を撮ったりしているサークルです。東北大学の学祭では、自主制作のプラネタリウム上映や、活動の中で撮影した写真の展示を行っております。他にも、仙台市天文台での写真展示を行うなど、一般の方向けのイベントにも取り組んでいます。

HP: http://www.tohoku-astro.org/

X: https://twitter.com/10montohoku

＜ご注意事項＞
・このプロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、ご寄附をいただいた時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。
・目標金額を超えるご寄附があった場合は、「ともに・プログラム」をはじめとする学生支援のために活用させて頂きます。
 
＜税制上の優遇措置等について＞
本プロジェクトへのご寄附は、東北大学へのご寄附となり、確定申告をしていただくことにより税制上の優遇措置が受けられます。
※日本の納税者のみ対象となり、海外の方は優遇を受けることはできません。
詳しくはこちらをご覧ください。

寄附をされた方には、後日「寄附金領収証明書」を送付致します。
確定申告の際は、ご本名と現住所（住民票に記載のご住所）、法人様の場合は登記簿上の名称とご住所での領収証明書が必要となりますので、ご注意ください。

なお、本プロジェクトへのご寄附は、「東北大学基金」の顕彰の対象とさせて頂きます。

詳しくはこちらをご覧ください。