最適な薬剤選択の支援で、てんかん患者さんに幸せな人生を!
- 現在の寄附総額
- 3,557,000 円
ご支援いただいた皆様
- (個人) 220 名
- (法人・団体) 2 社・団体
最適な薬剤選択の支援で、てんかん患者さんに幸せな人生を!
てんかん患者の家族としての経験から、世界で挑戦する医師へ
てんかんは100人に1人が発症するよくある脳疾患です。
てんかんを発症すると2年間にたった1回の発作があるだけでも、運転制限や就労への影響などから患者さんの人生は大きく変わってしまいます。
代表の久保田 (経歴はこちら:Researchmap)を含めたperpleのメンバーにはてんかん患者の家族としての経験を持った者がおり、当事者としててんかんという病気の辛さを体験しました。
代表の久保田はてんかん患者の家族としての経験からてんかんを専門とする医師になりました。
アメリカでの世界有数の施設でトレーニングを積み、米国臨床神経生理専門医を取得しました。現在は、大学院生としててんかんの研究をしつつ、国内有数のてんかんセンターである東北大学病院で医師として勤務しています。
医師としててんかん患者さんを治療する中でてんかんという病気の多様性と治療の難しさを日々感じています。そこで、よりてんかん患者さん1人1人に合った治療、つまりてんかん個別化医療を実現するためにperpleを立ち上げました。
perpleはてんかん個別化医療の実現のために、研究とその社会実装を目指す大学院生チームです。
私たちの使命は、てんかんと診断されたすべての人が、理解され、適切に治療・支援され、彼らが望む最高の人生を送れるようにすることです。
最適な薬剤選択で、てんかん患者さんの発作・副作用を減らす
てんかん患者さんの約30%は、薬剤抵抗性のてんかんで、3剤以上の薬剤でも発作がなくなりません。
医師は、何十種類もあるてんかんの薬から、無限通りの組み合わせの中から最適な薬剤を模索しています。最適な組み合わせを模索するなかで、発作が増えてしまったり、重篤な副作用が出てしまったりすることも少なくありません。
現在、年齢・性別、発作型、脳波、画像検査などから薬剤を選択しています。過去の研究では、加えて遺伝情報を考慮することで発作や副作用が減ることがわかっています。
しかし、私たちがてんかんを診る医師にインタビューをしたところ、遺伝子検査の実施率は1%に満たないことがわかりました。
遺伝情報の他にも、考慮することで発作や副作用の減少に繋がる生物学的情報(マルチオミックス)があります。
マルチオミックスとは、「マルチ(多くの)」と「オミックス(体内の様々な情報)」という意味です。マルチオミックス検査では、遺伝情報、タンパク質、代謝物などの生物学的情報を一度に調べることで、体内で何が起こっているかをより正確に知ることができます。
そこで私たちは、このマルチオミックスをてんかん診療で手軽に使えるようになるために、マルチオミックスを用いた薬剤選択を支援するAIの開発を進めています。
この薬剤選択支援AIができると、てんかん診療で遺伝情報を含めたマルチオミックス情報が活かされやすくなり、てんかん患者さんの治療の有効性を高め、副作用を減少させることに繋がります。
私たちは、このマルチオミックスを活用した薬剤選択支援AIで医療機器承認と保険償還を経て、世界中のてんかん診療の中で、患者さんに簡便かつ安価に使ってもらうことを目指します。
てんかん個別化医療の世界最先端研究を医療現場に届ける
ともプロ!でいただいたご寄附は、薬剤選択支援AIのプロトタイプ作成に必要なてんかん患者さんの遺伝情報を含めたマルチオミックスの解析費用に使用します。
このてんかん患者さんのマルチオミックス解析は薬剤選択支援AIの実現に近づくだけでなく、協力していただいた患者さんに精密な検査に基づいた適切な治療を提供することに繋がります。
〇てんかん個別化医療の世界最先端研究
私たちは大学院生ながら、東北大学で、てんかん個別化医療の世界最先端研究を日々行っています。
日本最大規模のゲノムコホートである東北メディカルメガバンクが有する3万人のデータを用いて、てんかんの発症に関わるゲノムや環境要因を明らかにする研究をしています (情報公開文書)。
また、国内有数のてんかんセンターであるてんかん科で、てんかん患者さんの遺伝情報を含んだマルチオミックスをAIで統合解析して最適な治療法を明らかにする研究を行います。
現在、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)から助成金を頂き研究を進めていますが、今後の解析費用が足りていません。今回の解析費用は後者の研究にあたります。
ご寄附が増えるにつれて、研究が進むとともに、ご協力いただくてんかん患者さんにより個別化された治療を受けていただくことに繋がります。
〇てんかん患者を診る医師向けの臨床疑問解決支援AIの実装
てんかんの診療には高度な専門知識が求められ、医師にとっては診療が非常に難しい分野です。
このため、てんかん診療に関する多くのガイドラインが存在しますが、医師は日々の診療に忙しく、これらのガイドラインから最適な推奨を迅速に見つけ出すのは容易ではありません。
そこで、我々は、てんかんに関する臨床疑問に対し、ガイドラインの推奨を即座に提示するAIを開発しました(AIのリンクはこちら)。現在、このAIは日本中の多くの医師に利用されています。
この取り組みにより、日本中のてんかん患者がより質の高い医療を受けられるようになると期待しています。
今後、現在進めている我々のてんかん個別化医療の研究やその他の研究ともリンク出来るように開発しています。
〇研究成果を社会実装するためのスタートアップ準備
私たちはてんかん個別化医療の研究を研究だけで終わらせず、その研究成果を世界中のてんかん患者さん・ご家族に新たな医療サービスとして届けるためにグローバルスタートアップの立ち上げ準備をしています。
私たちは、医療機器開発スタートアップとして、スピード感を重視した東北大学のてんかん最先端研究を基に新たな医療サービスの開発を実現し、いち早く世界中のてんかん診療に届けます。
これが最も早く世界中のてんかん患者さんにより効果的な治療や支援を届けることに繋がると信じています。
スタートアップ準備の実績として、東北大学ビジネスアイデアコンテスト2023では最優秀賞を受賞しました。2024年2月には、Deep Tech Designer Programに参加し、パリでインキュベーション施設の方にプレゼンし、フィードバックを得ました。2024年10月には、シンガポールでのベンチャーキャピタルへのプレゼンをし、グローバルな繋がりを強化する予定を立てています。
今後も、東北大学、仙台市、ヘルスケアスタートアップネットワークの力を借りながら、スタートアップ準備を進めています。研究開発、PoC(Proof of Concept)検証を経て、2027年頃の起業を目指しています。
このともプロ!で得たご寄附と繋がりを活かし、てんかんの個別化医療の実現にとって重要だと考えるてんかんの薬剤選択支援AIの開発を早期に達成することを約束します。
ともプロ!でのこの取り組みは、より多くのてんかん患者さんが自分に合った治療を受けられることに繋がります。
世界中のてんかん患者さんの幸せな人生を実現する
perpleのパーパスは「最適な治療と支援を通じて、世界中のてんかん患者さんの幸せな人生を実現する」です。
私たちの取組みは、最先端研究を基にした新たな医療サービスの開発、世界中のてんかん診療での使用を経て、てんかん患者さんの発作や副作用の減少に繋がります。
私たちは、世界中のてんかん患者さんの幸せを実現します。
今回開発をしているてんかんの薬剤選支援AIが完成することは、てんかん患者さんの発作・副作用を減らすことに繋がります。てんかん患者さんは、2年間にたった1回数分の発作があるだけで、運転や仕事が制限され、生活に大きな影響を受けてしまいます。
私たちが開発するAIは、患者さんの生活の制限を緩和させる可能性があるもので、患者さんの幸せに直結するものです。日本から始まり、生物学的な特徴が似ているアジア、そして世界中のてんかん患者さんにもサービスが届き、より充実した生活が送れるようにサポートできると信じています。
「最適な治療と支援を通じて、世界中のてんかん患者さんの幸せな人生を実現する」を実現する一歩目として、ともプロ!に挑戦しています。ともプロ!を通じて繋がった皆さんと共に、てんかんの個別化医療とてんかん患者さんの幸せな人生を実現したいと考えています。
皆様のお力添えをいただければ幸いです。
プロジェクトメンバーに関する情報
私たちには、このプロジェクトを実現するための以下の強みがあります。
① てんかん診療医と家族としての経験
代表の久保田には日本とアメリカでの臨床経験があります。
現在も大学院生として研究をしつつも、日本有数のてんかんセンターである東北大学病院てんかん科で病棟医をしており、てんかん治療に深い知識と経験があります。
さらに、てんかん患者の家族としての経験から、患者・家族への強い共感もあります。
② チーム力
私たちは同じ医学系研究科の大学院生でありながら、てんかん、遺伝、AI、看護などの高い専門性を持った分野融合のチームです。
多角的な視点からてんかん治療の課題を捉えることができます。てんかん患者の家族である経験から強い当事者意識があるため、研究開発から社会実装までやり抜く覚悟と能力があります。
③ 東北大学でしか実施できない研究
私たちの研究は日本最大規模の東北大学メディカルメガバンクのゲノムデータと日本有数のてんかんセンターである東北大学てんかん科の臨床データを活用した研究です。
このような研究を実施できる施設は世界をみても非常に貴重です。
2024年度大沼賞(てんかん医療志向若手育成事業)、日本てんかん学会Sponsored Award、第57回日本てんかん学会学術集会優秀ポスター賞などの数多くの受賞歴があります。
④ 日本・世界へのネットワーク
久保田は、国際抗てんかん連盟の若手組織の日本支部である日本若手てんかん従事者部門 (YES-Japan) で委員を務めています。
さらにメンバーの黒田は国際抗てんかん連盟若手組織のResearch Task Forceの世界リーダーとして、世界の若手てんかん医療従事者の研究を牽引しています。
私たちには、世界中に一緒に研究開発を行う強力なネットワークがあります。
ご寄附の方法
【個人の方】
クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・郵便振替をご利用いただけます。
ページ内にある「寄附をする」ボタンをクリックしていただき、お手続きをお願いいたします。
※ コンビニ決済ではお申込みいただく店舗によって、上限金額が変わります。詳細は以下をご確認ください。
<コンビニ決済上限金額>
セブンイレブン、デイリーヤマザキ:49,000円以内
それ以外のコンビニエンスストア:299,000円以内
【法人・団体の方】
2023年2月より法人・団体様からのお申込も可能となりました。
お申込は専用申込書(銀行振込によるお手続き)をご提出いただいておりましたが、申込書の提出方法に加え、WEBお申込フォームからもお申込みいただけるようになりました。
WEBお申込みフォームでは、各種支払方法もご用意しております。
お申込方法については以下をご確認ください。
【WEBによるお申込み】
WEBお申込ページにアクセス
https://www.kikin.tohoku.ac.jp/tohoku/entry.php?fmMode=donationForm
↓
「申込者区分」の「法人・団体」にチェック
↓
「寄附の目的」をリストから選択
↓
「寄附の金額」を入力
なお、入力できる金額の上限は以下となります。
<上限金額>
・クレジットカード決済:9,999,000円以内
・コンビニ決済:
セブンイレブン、デイリーヤマザキ:49,000円以内
それ以外のコンビニエンスストア:299,000円以内
・銀行振込:99,999,000円以内
※上記金額を超える場合は、以下の寄附予定書(専用申込書:銀行振込)によるお申込みとなります。
【寄附予定書(専用申込書:銀行振込)によるお申込み】
寄附予定書をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、FAXまたは郵送にて、東北大学基金までお送りください。
【Amazon Payによるお申込み】
Amazon Payからのご寄附はこちら▽
①Amazonアカウントがあれば、面倒な情報の入力が不要に!
②領収書不要の場合は、より簡単にお手続きできます。
③100円からのご寄附が可能に(領収書なし・返礼品なしの場合のみ)
Amazon Payご利用で領収書不要の場合は100円からご支援いただけます。
※少額でご支援いただけるのはAmazon Payでのご利用のみです。
なお、Amazon Payでご寄附いただいた場合も、税制上の優遇措置を受けることができます。
(ただし、領収書発行の場合のみ)
詳細はこちら▷https://www.kikin.tohoku.ac.jp/news/news_detail/view_express_entity/53
※ページ上部の寄附総額は、申し込み完了後、翌営業日以降に反映されます。
プロジェクトオーナー
perple
代表
久保田隆文
ご寄附の特典
関連プロジェクト
理学部・理学研究科 理学教育研究支援基金
東北大学を支援
(一般基金)
環境・地球科学
国際共同大学院プログラム支援
材料科学
国際共同大学院プログラム支援
未来型医療創造
卓越大学院プログラム支援
減災教育研究助成基金【減災ポケット「結」】
みちのく青い海生物基金(畑井メダル基金)
法学部・法学研究科 法学教育研究支援基金
医学部・医学系研究科
未来医療への22世紀基金
国際文化研究科 教育研究支援基金
流体科学研究所 流体科学支援基金
東北大学総合学術博物館基金
東北大学学友会支援基金
東北大学Windnauts支援募金
混声合唱団支援募金
学友会応援団支援募金
工学部自主ゼミナール支援募金
学友会乗馬部支援募金
サイバー&インクルージョン防犯ボランティア
「あすなさ~ASUNASA~」
支援教育研究基金
ARES Project 活動支援募金
第76回東北大学祭実行委員会支援基金
食科学国際共同大学院プログラム支援