誰もが"その人にとって信頼できる医師"と出会い、最適な医療を受けられる社会へ
- 現在の寄附総額
- 1,009,000 円
目標金額 500,000円
ご支援いただいた皆様
- (個人) 64 名
- (法人・団体) 1 社・団体
誰もが"その人にとって信頼できる医師"と出会い、最適な医療を受けられる社会へ
手遅れだったある患者さんとの出会い
本プロジェクトの代表を務めています、東北大学医学部医学科5年の本山航幹と申します。
このページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
私は病院での実習中、若い患者さんと出会いました。
その方はお腹の痛みや吐き気を主訴に、少し前に近所のクリニックを受診していました。しかし、治療を進めても症状が改善せず、地域の病院を経由して実習中の病院に紹介されてきました。検査の結果、お腹にある大きな腫瘍が重要な臓器に絡みついていることが判明しました。
このままではその臓器への血流が途絶え、機能を失ってしまいます。
緊急手術が行われましたが、残念ながらすでに手遅れで、その臓器の機能を取り戻すことはできませんでした。命に別状はありませんでしたが、間に合わなかったのです。
私は大きな無力感に襲われました。
「自分が医師になっても、このような患者さんを救えないのではないか」
――そう感じたからです。
もし症状が出始めた段階で、適切な専門医につながっていれば、違う未来があったかもしれません。同時に悔しさも感じました。
冷静に考えると、最初に受診したクリニックがその疾患に対して専門外であったことが大きな要因でした。しかし患者さんが「どの専門医にかかるべきか」を自ら判断することは困難です。誰も悪くはありません。だからこそ、私は強いもどかしさを覚えました。
さらに、病院間の連携が十分にスムーズでなかったことも課題として残りました。診療情報が十分に共有されず、病院内で適切な診療科へと速やかにたどり着けなかったのです。今回は致命的ではなかったかもしれませんが、もっと重篤な患者さんであれば大きな問題になり得ます。
私自身も、肩の怪我の診断の遅れが原因で、打ち込んでいた部活動から離れざるを得なかった経験があります。そうした背景も重なり、私は「どうすれば患者さんがもっと早く適切な医師にたどり着けるのか」という問いを抱えるようになりました。
この経験こそが、本プロジェクトを立ち上げるきっかけとなりました。
誰もが”信頼できる医師”と出会える社会へ
私たちがこのプロジェクトで実現したいのは、「誰もが”信頼できる医師”と出会い、最適な医療を受けられる社会」です。
患者さんにとって、医療機関を受診するとき最も大きな不安のひとつは、「自分が今かかっている医師や病院は本当に正しいのだろうか?」ということです。実際にはどの医師が自分の症状に合った専門医なのかわからず、診断や治療の遅れにつながることもあります。Google mapsの口コミを参考にする患者さんは多いですが、口コミは患者視点のみであるため、医師の本質的な情報は分かりません。
一方で、医師にとっても「信頼できる医師を探す」ことは大きな課題です。どの医師に患者さんを紹介すれば最も適切なのか、どの医師がどの領域に強みを持っているのかが可視化されていないために、紹介や連携がスムーズにいかないことも少なくありません。
さらに、医師と患者の間には「価値観の相性」という見えない壁も存在します。専門性だけでなく、価値観の違いによって、患者にとっても医師にとっても診療がストレスになってしまう場合があるのです。
現在の日本の医療は世界に誇れる水準を持ちながらも、「どの医師にかかるべきか分からない」、「医師同士のネットワークが閉鎖的で、医師の本質的な情報が患者に届かない」といった課題を抱えています。
私たちはここに新しい仕組みをつくり、医療の「見えない壁」を取り払うことを目指します。
この取り組みは、医療の質を高めるだけでなく、患者さんと医師双方の心理的な安心感をもたらすものです。ひとりの患者さんの救いから、地域の医療体制の強化、そして社会全体の医療の最適化へ――その未来を目指して、私たちは活動しています。
医師と医師、医師と患者をつなぐ新しい仕組み
この目的を実現するために、私たちは医師同士の連携と患者への医師提案、2つの側面から活動を進めています。
医師連携ネット(医師向け)
医師同士の信頼、専門性、価値観を可視化し、紹介や相談をスムーズにする新しいネットワークです。
プロフィール機能
専門分野・得意疾患・経歴に加え、自身の強みと価値観を明確にします。紹介受け入れ時に欲しい情報なども記入し、スムーズな連携を叶える新しい仕組みです。自身の情報の公開範囲は自由に設定できます。
推薦機能(評価や点数付けは無し)
信頼する同僚から推薦を受けることで、「誰から信頼されているか」が可視化されます。紹介・相談の際に安心してつながれる仕組みです。後進育成にも役立ちます。
検索・メッセージ機能(SNS機能)
紹介の妥当性・必要性が判定され、
医師提案サービス(患者向け)
患者さんが自分の症状や価値観を入力するだけで最適な医師をAIが提案する新しいサービスです。医師連携ネット内の情報の一部を基盤とします。
トーク形式の入力
症状や価値観をトーク形式で入力すると、専門性が高く、相性の良い医師を5人程度提案します。
本当に専門性の高く、相性の良い医師
本サービスの強みは、医師連携ネット内で医師が利用を許可した情報を活用し、独自のAIが「あなたとあなたの疾患に本当に合った医師」を提案することです。
診療科だけでなく、その診療科の中でも特に得意とする分野や疾患の情報を活用するため、より専門性の高い医療を受けられます。
さらに、医師と患者さんの価値観を照らし合わせることで、相性の良い医師に出会える仕組みを提供します。
※提案の際には、特定の医師に偏りが生じないよう、混雑度など多面的な要素も考慮しています。
条件での絞り込み
診療についての希望条件(診察を長く行って欲しい等)・土日診療の有無・オンライン診療の有無・予約の取りやすさなど、自分に合った条件で医師を探せます。
満足のいく診療体験
患者は「この先生なら安心できる」と思える医師に出会い、医師も「自分に合った患者」と向き合えることで、双方にとって満足のいく診療が実現します。
助成金の活用とスケジュール
いただいたご支援は、以下に活用します。
- 一次目標 50万円
医師向け「医師連携ネット」の脆弱性などセキュリティ強化・システムの基盤整備 - 到達目標 100万円
医師向け「医師連携ネット」の小規模運営の実践とシステム改善 - 挑戦目標 200万円
患者向け「医師提案サービス」のシステム開発に着手
2025年度内に医師連携ネットの小規模運営を実施し、社会実装に向けた基盤を固めていきます。ご支援いただいた資金は1円たりとも無駄にせず、
信頼と相性と専門性で繋がる医療の未来
このプロジェクトの直接的な成果は、患者と医師、そして医師と医師が「信頼」と「相性」と「専門性」に基づいて出会える仕組みを実現することです。
これにより――
- 患者さんにとっては、最初から「安心して相談できる先生」とつながれることで、診断や治療の遅れを防ぎ、より良い医療体験が得られます。
- 医師にとっては、信頼できる医師や自分の価値観と専門に合った患者さんと出会えることで、診療の効率と満足度が高まります。
AIの台頭により、医師にとって医学知識の量が最重要という時代ではなくなっていきます。これからは、信頼度、患者との相性や、深い専門性(経験則)などが重要性を増していくと私達は考えています。このサービスはその点に注目したサービスです。
さらにこの仕組みが社会に広がることで、次のような波及効果が期待されます。
- 医療の質の向上
誤診や診断の遅れが減り、救える命が増える。 - 医療資源の最適配置
専門性や地域を越えて医師が連携することで、限られた医療資源を有効に活用できる。それにより医療費の削減にもつながる。 - 医師の働き方改革にも貢献
ストレスの少ない診療環境が整うことで、医師の負担が軽減し、持続可能な医療提供体制につながる。
そして何より――
あなたのご支援が、この「信頼の医療ネットワーク」を実現する大きな力になります。
もし、このプロジェクトが良いなと感じてくださったら、一人の患者さんを救うだけでなく、地域全体、日本全体の医療を変えていく第一歩に、ぜひお力を貸してください。
マチドクについて
代表の本山航幹(東北大学医学部5年)を中心に、主に東北大学医学部バドミントン部のメンバーが集まり、チーム「マチドク」を結成しました。以下メンバー紹介です。
本山航幹(代表)
怪我で、打ち込んでいた部活に専念できなくなったことも個人的なきっかけとなり、このプロジェクトを始めました。医師としても起業家としても周りを幸せにするリーダーを目指します。現在は新生児科を志望していて、赤ちゃんが大好きです。
幸田龍(技術)
エンジニアとして、アプリの設計・開発、AIの開発を行っています。
技術を通じて、世界全員が使うようなサービスを作りたいです。
中村彩水(広報・渉外)
患者さんの安心や、医師の連携を通じて社会全体を健康にしたいです。 広報担当でXの運用をしているので、ぜひチェックしてください。
ゆっふぃー(事務局)
人の笑顔が何よりの生きがい!医療現場で働くコメディカルです。
「患者さんと、その周りの人を笑顔にしたい」
そんな思いを胸に、信頼する仲間が立ち上げたこのプロジェクトを陰から支えます。
これまでに、経済産業省AKATSUKIプロジェクト「MiTOHOKU Program」などに採択され、医師や経営の専門家からアドバイスを受けながら、着実にアイデアを磨いてきました。
私たちの強みは、現場で感じたリアルな課題を、学生のうちから「解決する仕組み」に挑戦していることです。経験も資金もまだ十分ではありませんが、だからこそ柔軟に学び、変化を恐れず挑戦できます。
あなたのご支援が、私たちの挑戦を一歩先へ進め、患者さんや医師にとって本当に役立つ仕組みを形にする力になります。
このプロジェクトが良いと感じてくださったら、どうか、この挑戦にお力を貸してください。
ご寄附の方法
個人の方
クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・郵便振替・PayPay決済・Amazon決済をご利用いただけます。
ページ内にある「寄附をする」ボタンをクリックしていただき、お手続きをお願いいたします。
※ コンビニ決済ではお申込みいただく店舗によって、上限金額が変わります。
法人・団体の方
2023年2月より法人・団体様もWEBフォームからのお申込が可能となりました。
寄附予定書によるお申込みに加え、WEBフォームからもお申込みいただけるようになりました。
WEBフォームでは、各種支払方法をご用意しております。
Amazon Payによるお申込み
①Amazonアカウントがあれば、面倒な情報の入力が不要に!
②領収書不要の場合は、より簡単にお手続きできます。
③100円からのご寄附が可能に(領収書なし・返礼品なしの場合のみ)
Amazon Payご利用で領収書不要の場合は100円からご支援いただけます。
※少額でご支援いただけるのはAmazon Payでのご利用のみです。
なお、Amazon Payでご寄附いただいた場合も、税制上の優遇措置を受けることができます。
(ただし、領収書発行の場合のみ)
※ページ上部の寄附総額は、申し込み完了後、翌営業日以降に反映されます。
約1週間で一次目標の50万円達成!次は到達目標100万円へ!
2025年10月15日(水)
応援・ご寄付をしてくださった皆さま、本当にありがとうございます! おかげさまで、一次目標である「50万円」を開始からわずか約1週間で達成することができました。 多くの温かいメッセージもいただき、チーム一同、大きな励み…
約1週間で一次目標の50万円達成!次は到達目標100万円へ!
2025年10月15日(水)
応援・ご寄付をしてくださった皆さま、本当にありがとうございます!
おかげさまで、一次目標である「50万円」を開始からわずか約1週間で達成することができました。
多くの温かいメッセージもいただき、チーム一同、大きな励みになっております。
改めて、心より感謝申し上げます。
皆さまからのご期待・ご支援を胸に、僕たちは「患者にとっても、医師にとっても”信頼できる医師”に出会える社会」の実現に向け、これからも全力で取り組んでまいります。
現在は医師連携ネットの開発を進めており、今回の達成によって、実際に利用できる形に向けたセキュリティ・法的整備を進めることができるようになりました。
これは、皆さま一人ひとりの応援・ご支援のおかげです。本当にありがとうございます。
次は到達目標100万円を目指して挑戦を続けます。
引き続きのご支援・応援を、どうぞよろしくお願いいたします!
P.S.
東北大学基金のシステム上、
ご連絡が取れる方には個別に感謝をお伝えしたいと考えております
改めてご支援くださった皆様、本当にありがとうございます!
マチドク 代表 本山航幹
ご寄附の特典
1,000円のご寄附(個人)
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
<マチドクからの特典>
・学生からお礼メールの送付
5,000円のご寄附(個人)
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
<マチドクからの特典>
・学生からお礼メールの送付
10,000円のご寄附(個人)
<応援月間特別返礼品>
・東北大学オリジナル野帳(ランダムでのお渡しとなります)
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
<マチドクからの特典>
・学生からお礼メールの送付
30,000円のご寄附(個人)
<応援月間特別返礼品>
・東北大学ロゴ入りオリジナルTシャツ
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
<マチドクからの特典>
・学生からお礼メールの送付
50,000円のご寄附(個人)
<応援月間特別返礼品>
・東北大学ロゴ入りオリジナルパーカー
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
<マチドクからの特典>
・学生からお礼メールの送付
100,000円のご寄附(個人)
<応援月間特別返礼品>
・東北大学ロゴ入りオリジナルパーカー&Tシャツセット
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
<マチドクからの特典>
・学生からお礼メールの送付
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