医工学研究科 教育研究支援基金
医工学研究科 教育研究支援基金
ごあいさつ
東北大学大学院医工学研究科は、機械・電気・材料工学等の基盤技術を医学・生物学に応用する工学系研究者と、臨床医学・歯学あるいは生命科学における課題を工学的手法で解決しようとする医学系研究者が集結し、医工学に特化した日本初の独立大学院研究科として2008 年4 月1 日に発足いたしました。それ以来、国際水準の医工学研究を推進し、これを通して学生に基盤的・先進的知識と技術を習得させ、世界を先導できる研究者、高度技術者を育成し、学術的基盤の革新および医療の根本的改革を通して人類社会の福祉と発展に貢献することを理念とし、研究教育活動を行って参りました。
設立から15年目を迎え、初期の修了生がすでに公的機関や民間企業で中核的役割を果たしつつあることを大変頼もしく感じるとともに、この間ご支援いただきました方々にこの場をお借りして感謝申し上げます。近年では東北大学工学部機械知能・航空工学科および電気情報物理工学科のそれぞれに医工学を冠したコースが設置され志望者も増加したため、10周年を迎えた2018年に博士課程前期2年の課程・後期3年の課程ともに定員を増やしました。基礎医工学、応用医工学、医療機器創生の3コースの教育体制をとっており、医学・工学の基礎の教育をはじめ、医療機器開発、コーチング、ビジネス、レギュラトリーサイエンス(法規・規制)など医工学研究科独自の実践的な教育も行っております。また、学生が探索した臨床的課題を解決するための医療機器プロトタイプを開発し、欧米の大学でプロモーション活動を行う医療機器創生国際インターンシップによるグローバル人材育成も進めております。さらに、ジャパンバイオデザインに代表される医工連携アントレプレナー教育や、EMBEE(技術者のための医学・医工学教育)という社会人対象の教育プログラムも開始し、社会に開かれた医工学教育についても順調に成果を上げてきております。
医工学の発展は、私たち国民が健康で豊かな生活を送るために求められている技術課題を解決するために必要不可欠です。私たちはこれからの超高齢社会に向け、長期的な視野にたった教育・研究を安定的に実行し、次世代の研究者の育成を強力に推進いたします。「医工学研究科 教育研究支援基金」の趣旨をご理解いただくとともに、ぜひとも皆様方のサポートを賜りたく、ここにお願い申し上げます。
設置基金の目的
東北大学は、開学以来の「研究第一主義」の伝統、「門戸開放」の理念及び「実学尊重」の精神を基に、数々の教育研究の成果を挙げてきました。医工学研究科も「研究第一主義」の伝統を引き継ぎ、世界トップレベルでしかもオリジナリティの高い研究成果を挙げていることは各種指標で明らかにされています。研究のための経費は主に競争的資金によって賄われますが、医工学研究科の教員はたゆまない努力により大型研究費を獲得してきており、研究に関しては豊かな環境にあることを自負しております。本基金により世界的に著名な研究者を招へいし、あるいは国際シンポジウム・ワークショップを開催することで、医工学研究科の世界的プレゼンスをさらに高めていきます。
「門戸開放」は帝国大学で初めて女子学生が入学した東北大学の歴史に始まりますが、現在では外国人研究者・留学生を東北大学に引き込むとともに、東北大学の学生を海外に派遣し国際性豊かな人材を育成するとともに諸外国と深く連携できる関係に発展させることが「門戸開放」であると考えています。海外における学生の研究成果の発表や留学・インターンシップについては、研究費の支給ルールに抵触する場合もあり、やや制限されているのが実情です。したがって、学生の優れた研究成果の発表等のための海外派遣に対して医工学研究科として旅費の補助を行うことに、本基金を活用していきたいと考えています。
東北大学における医工連携の歴史は、まさに「実学尊重」の歴史とも言えます。医学教育において医学生に心音や呼吸音を同時に聴かせるために大正年代に開発されたマグノスコープ(電子聴診器)や 、体内の心臓の動きを直接観察するために1960 年代に開発された超音波心臓断層図は、ともに臨床的ニーズを解決するために工学技術を注入した実用研究です。医工学研究科では、このような「実学尊重」の伝統を21世紀に継承して、学生自らのアイディアを重視した医療機器開発を行っています。医工学研究科の実習としての「医療機器開発実習」にとどまらず、実習終了後にも学生が学位取得のための研究とは別にプロジェクトを継続することもあります。このような学生の活動に対して、これまで医工学研究科の各研究室は、“子供の夏休みの宿題を手伝う親”の心境で必要な物品や装置を提供してきました。しかし、各研究室の研究に直結しない物品は、医工学研究科が別途購入する必要がありました。自主的なプロジェクトによる学生の豊かな発想を伸ばし、さらに産学連携により革新的医療機器を開発するためにも本基金を活用していきたいと考えています。
超高齢化社会の到来に向けて、健康で豊かな生活を送るためには何が必要か、また解決すべき技術課題は何か、医工学研究科は常にその答えを導こうと日夜努力しています。本基金により医工学研究科にご援助いただくことは、人類の健康に貢献することです。皆様のご助力を強くお願いする次第です。
基金の使い道
日本初の医工学に特化した大学院研究科として、世界的プレゼンスを向上させ、医工連携エコシステムを創生するとともに、学生の自由な発想に基づく革新的医療機器の開発など、世界トップレベルの医工学研究拠点形成を目的とした様々な事業を推進していきます。
- 医工学の学術的発展
・医工学に関わる著名研究者の招へい
・医工学領域におけるシンポジウム・ワークショップの開催 - 学生の海外派遣
・学生の国際学会、インターンシップへの支援 - 学生の自由な発想に基づく革新的医療機器の開発
・学生医療機器開発プロジェクトへの支援
・産学連携による革新的医療機器の創生 - その他、修了生との各種交流事業など
ご寄附の方法
【個人の方】
クレジットカード・銀行振込・コンビニ決済・郵便振替をご利用いただけます。
ページ内にある「寄附をする」ボタンをクリックしていただき、お手続きをお願いいたします。
※ コンビニ決済ではお申込みいただく店舗によって、上限金額が変わります。詳細は以下をご確認ください。
<コンビニ決済上限金額>
セブンイレブン、デイリーヤマザキ:49,000円以内
それ以外のコンビニエンスストア:299,000円以内
【法人・団体の方】
2023年2月より法人・団体様からのお申込も可能となりました。
お申込は専用申込書(銀行振込によるお手続き)をご提出いただいておりましたが、申込書の提出方法に加え、WEBお申込フォームからもお申込みいただけるようになりました。
WEBお申込みフォームでは、各種支払方法もご用意しております。
お申込方法については以下をご確認ください。
【WEBによるお申込み】
WEBお申込ページにアクセス
https://www.kikin.tohoku.ac.jp/tohoku/entry.php?fmMode=donationForm
↓
「申込者区分」の「法人・団体」にチェック
↓
「寄附の目的」をリストから選択
↓
「寄附の金額」を入力
なお、入力できる金額の上限は以下となります。
<上限金額>
・クレジットカード決済:9,999,000円以内
・コンビニ決済:
セブンイレブン、デイリーヤマザキ:49,000円以内
それ以外のコンビニエンスストア:299,000円以内
・銀行振込:99,999,000円以内
※上記金額を超える場合は、以下の寄附予定書(専用申込書:銀行振込)によるお申込みとなります。
【寄附予定書(専用申込書:銀行振込)によるお申込み】
寄附予定書をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、FAXまたは郵送にて、東北大学基金までお送りください。
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プロジェクトオーナー
医工学研究科
西條 芳文 研究科長
ご寄附の特典
1,000円のご寄附(個人)
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
5,000円のご寄附(個人)
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
10,000円のご寄附(個人)
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
30,000円のご寄附(個人)
・お礼状
・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
50,000円のご寄附(個人)
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・寄附金領収証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
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1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
100,000円のご寄附(個人)
・お礼状
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・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
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1.東北大学オリジナルブレンドコーヒー”THANKS BLEND”
2.お茶の菅原園「りんごの緑茶」東北大学オリジナルデザイン ver.
3.東北大学オリジナル栞”Hagi”
・ご寄附の累計額に応じた賞の謹呈
・東北大学プレミアム返礼品<翌年度5月頃ご案内>
※東北大学プレミアム返礼品についてはこちら
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