生物学の面白さを、ゲームで世界に届けたい
生物学をエンタメに!細胞擬人化タワーディフェンスゲーム開発
東北大学で生物学を専攻する学生が、専門知識を活かして開発するスマートフォン向けゲーム「BioGuardners」のプロジェクトです。本作は、細胞やタンパク質を擬人化したキャラクターと共に戦う本格タワーディフェンスゲームです。可愛らしい擬人化にとどまらず、アポトーシスなど生物学的な”残酷さ”までも描いた、本格ダークファンタジーとしての世界観が最大の魅力です。「暗記科目」として敬遠されがちな生物学に対し、キャラクターへの愛着や物語の感情体験を通じて、自然に知識が身につく「学問とエンタメの融合」を目指します。皆様のご支援は、開発機材費や各種プラットフォームへの配信費、広報費として活用させていただきます。
「勉強」だと思うから、勉強になる
私は現在、東北大学理学部生物学科で生物学を専攻しています。
高校時代は、水生昆虫由来の環境DNA(生物が水中や土中に残す微量のDNA)を用いた絶滅危惧種の生息調査に取り組んでいました。ベッコウトンボやカトリヤンマといった希少種・準絶滅危惧種のトンボを対象に、水中や泥中に残された環境DNAをPCR(DNAを増幅して検出しやすくする手法)等の分子生物学的手法で検出し、生息状況を推定するという研究です。この研究は、先輩の代で全国大会に勝てなかった悔しさをバネに始めた面もありますが、それ以上に大きかったのは、生物学の勉強そのものが純粋に好きだったことです。
その原点は、私自身の新しい知識との出会い方そのものにあります。私は用語や酵素、タンパク質の名前や働きを聞いた瞬間から、それを「暗記対象」としてではなく、ひとつの生きた存在として捉えていました。覚えるために頑張って擬人化していたわけではありません。最初からそう見えていた。だから私にとって、知識に触れることは最初から「感情体験」でした。もっと知りたい相手に出会うのと同じ感覚で、生物学に向き合ってきたのです。
その体験があったからこそ、環境DNA研究で全国大会に出場し、文部科学大臣賞をいただくところまで挑戦を続けることができたのだと思います。ですが同時に、周りを見渡すと、多くの人がこの感覚を知らないまま、生物学を「暗記科目」として敬遠しているのを目にしてきました。そのため本プロジェクトを通してもっとも伝えたいのは「もっと効率的な方法があるよ」「もったいないよ」ということではなく、「一緒に楽しもうよ」ということです。勉強だと思うから、勉強になる。キャラクターや物語として本気で出会えたら、すべての学問は遊びに変わる——それが私の信念です。
生物学を選んだのには、この学問ならではの特性もあります。物理学のように基礎知識を順序立てて積み上げなければ全体像が見えてこない分野と違い、生物学は一つの現象だけでも独立して面白さが完結し、同時にその先で別の現象ともつながっていく学問です。だからこそ、そのほんの一端に触れるだけでも、純粋なエンタメとして成立させられるはずだと考えました。
これまでにも「教育×ゲーム」と謳うコンテンツは多数存在しました。しかし、その多くは実態として「ゲームの皮をかぶった問題集」に留まっていると感じていました。本作が第一に目指すのは、「純粋に面白いゲーム」です。キャラクターの背景に触れ、共に戦い、時には物語の展開に悲しみ、心から楽しむ。そうした強い感情体験を通してこそ、「この世界をもっと深く知りたい」という本質的な知的好奇心を引き出せると確信しています。
細胞を擬人化したコンテンツは存在しますが、タンパク質やオルガネラ(細胞小器官)、分子メカニズムといった深層の概念まで踏み込んだものはほとんどありません。需要があるにもかかわらず供給がないこの空白領域に、生物学の専門知識を持つ自分だからこそ挑戦できると考えました。
私はこれまで、イラスト制作、プログラミング、シナリオ執筆、UIデザインなど、ゲーム開発に必要な技術をすべて独学で習得してきました。専門知識と制作能力の両立という強みを活かし、一つ一つの物語を追体験してもらうことで、一人でも多くの方に生物学の面白さを届けるため、本プロジェクトを立ち上げました。
遊びながら学ぶ!本格スマホゲームの実装
本プロジェクトでは、スマートフォン(iOS/Android)向けタワーディフェンスゲーム「BioGuardners」を完成させ、リリースします。本作は、生物学の用語やメカニズムをシームレスにゲームシステムへ落とし込んでいます。プレイヤーは「エフェクター(味方)」を配置し、迫り来る「パソジェン(病原体)」から細胞組織を防衛します。タワーディフェンスの戦略性に加え、プレイヤー自身が敵の攻撃を避ける弾幕シューティングの要素を融合させた、独自性の高いシステムを採用しています。
物語は、記憶を失ったタンパク質となったプレイヤーが、相棒「リボソームちゃん」とともに、滅びた細胞都市に降り立つところから始まります。かつての仲間たちが遺したDNA断片を集め、それを再翻訳することで少しずつ記憶と仲間を取り戻し、失われた都市の再建を目指す——それが本作の物語の核です。本プロジェクトでは、この物語性と、生物学の構造をそのままゲームシステムへ落とし込んだ設計、この両輪に徹底的にこだわって制作を進めてきました。
本作最大の特長は、生物学の”美しさ”だけでなく”残酷さ”まで正面から描いている点です。無限に転写・翻訳されては分解されていくタンパク質たち、正常な発生のために自らを消し去るアポトーシス(プログラムされた細胞死)――こうした生物学的な現実を、単なる可愛い擬人化ではなく、世界が少しずつ崩れていくポストアポカリプスの世界観として物語に落とし込んでいます。
本作が単なる擬人化コンテンツと一線を画すのは、ゲームシステムそのものが生物学の構造と一致している点です。例えばオートファゴソーム(細胞小器官の一種)のキャラクターはHPが最も低い味方を分解しそのコスト分のアミノ酸を回収します(実際の自食という役割に対応)。iPS細胞(様々な細胞に変化できる人口の万能細胞)のキャラクターはデッキ内の特定キャラに変身します。全キャラクターに特有のスキルが組み込まれており、遊びながら気づけば正しい生物学の構造が頭に残る設計になっています。
さらに、拠点の「リボソームちゃん」を左右に動かして敵弾を避け、同時に反撃もできるアクション要素を加え、配置して待つだけになりがちなタワーディフェンスにテンポ感を持たせています。
想定しているのは、生物の勉強に苦手意識のある高校生だけではありません。学習目的とは関係なく、純粋に面白いゲームを求めているプレイヤーにこそ届けたいと考えています。
現在、開発開始から約10ヶ月が経過し、味方75体・敵57体のキャラクターデザイン、全37ステージの設計、固有スキルの実装など、基盤となる主要機能の実装を完了しています。残る作業は、ボスの特殊技実装やバランス調整、会話イベントの追加などです。2027年3月のリリースを目標に進行しています。
いただいたご支援は、液晶タブレットなどの制作機材費、Unity有料アセット・ライセンス費、AppleやGoogle、Steamなどのプラットフォーム登録費、SNSや動画サイトでの広告費などに充てさせていただきます。また、現在は奨学金を活用しながら開発に専念していますが、アルバイト等による時間の分散を防ぎ、クオリティを維持したまま確実にリリースを迎えるための専従開発工数確保費としても活用させていただきます。
母校での実験的導入から全国の教育現場へ波及
第一の成果として、スマートフォンへの無料配信を実現し、累計5,000ダウンロードを目指します。ゲームを通じてオルガネラやタンパク質の知識に自然に触れ、「もっと知りたい」と感じる体験を提供することが本質的な狙いです。教育現場への展開については、先日高校時代の恩師とも協議を行いました。生徒の興味を自然に引き出す視点がゲーム全体の設計に活きているとの評価をいただき、母校の授業や部活動での試験的な活用について前向きな反応を得られています。また、理学部内のコミュニティや自然科学部のネットワークを通じて直接共有することで、教育的な価値とゲームとしての完成度を両立させたインディーゲームとして広めていく計画です。まずは私がかつて所属していた母校の自然科学部やパソコン部といった小規模なコミュニティから実験的に導入を始めます。
現場の生のフィードバックを得ながらブラッシュアップを重ね、少しずつ全国の教育現場へ波及させていく計画です。本プロジェクトが成功することで、「キャラクター愛着型学習モデル」の実証例となり、理科選択における生物学の地位向上や、他分野における教育コンテンツ開発の先例にもなり得ると考えています。
東北大学から発信する「学問×エンタメ」
一人の学生が専門知識を活かし、本格的なゲームを単独で開発・リリースする——この挑戦自体を、同じように挑戦を志す学生クリエイターたちのロールモデルにしたいと考えています。決して簡単な道のりではありませんが、だからこそ挑戦する価値があると信じています。生物学を学ぶ者として、得た知識を社会に還元する最も効果的な手段が、私にとってはゲーム開発でした。完成した作品が、まだ見ぬ誰かにとって生物学との最高の出会いになることを信じています。このプロジェクトを足がかりに、将来的には小説や音楽といった様々な媒体を通じて、学問が本来持っている「純粋なエンタメとしての力」を引き出していきたいと考えています。大学は研究機関であると同時に教育機関でもあります。その最前線を走る東北大学だからこそ、学問を心から楽しむという姿勢を社会に広げていくのに最もふさわしい場所だと信じています。研究にしても勉強にしても、その原点にあるのは知的好奇心という心の動きそのものです。
大学と社会が一体となって実現するクラウドファンディングの仕組みを通じて、東北の地から「学問×エンタメ」の新たな可能性を発信していきたいです。皆様の温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
ご寄附の方法
個人の方
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なお、Amazon Payでご寄附いただいた場合も、税制上の優遇措置を受けることができます。
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プロジェクトオーナー
BioVerse Lab
代表
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・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
5,000円のご寄附(個人)
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
10,000円のご寄附(個人)
<応援月間特別返礼品>
・東北大学オリジナル野帳(ランダムでのお渡しとなります)
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
30,000円のご寄附(個人)
<応援月間特別返礼品>
・東北大学オリジナル野帳(ランダムでのお渡しとなります)
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
50,000円のご寄附(個人)
<応援月間特別返礼品>
・川内第2食堂普通カレー(貧食カレー)
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
100,000円のご寄附(個人)
<応援月間特別返礼品>
・Kawatabi Cold IPA クラフトビール
<通常返礼品>
・お礼状
・寄附金受領証明書
・ご芳名を東北大基金HPに掲載(ご希望の方のみ)
・下記の中からお好きなものを1つお選びいただけます。
1.東北大学 × 珈琲工房いしかわ 東北大ブレンド
2.東北大学 × ガネッシュ「学都の紅茶」
3.研一ピンバッジ
4.東北大学オリジナル栞”Hagi”
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